百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

雨が続きます・・・ガックシ.

2006-07-22 00:27:52 | 季節
なかなか梅雨が明けずに、毎日雨が・・・その雨の量も半端じゃない!!うちのハウスも浸水が今日で2度目。今回の長く続く雨で、全国的にはお亡くなりになられた方や現在未だ捜索中の方々等もおられ、ブログ上ではありますが、お悔やみ申し上げます。
私自身は、どないもこないも性がないので、「なんとか頑張ろうネッ!」とトマト達個々には声かけをして、トマト達の“元気”を祈っているという中途半端な百姓に成り下がっている今日この頃です。
※写真は水が通常の3杯以上流れている最寄の川の模様

トマトミルク

2006-07-20 01:13:18 | 料理
ヘェーッ!!ほんと、美味しいんだッ!! 「トマトミルク」という名称がいいのか、「角切りトマト入り牛乳」というのが良いのか?!僕にはわからないが、簡単にトマトを1㎝角に切り、グラスに入れ、あとは好みの量のミルクを入れ、かき混ぜるだけ。それが結構いける!!(苺ミルクのように砂糖を入れる人もいるそうですが・・・)
完熟トマトは普通の市販のトマトよりリコピンが3倍あるといわれていますが、このリコピンを更に身体に有効に活用しようとすると、牛乳と一緒に飲むことが最適だといいます。
騙されたと思って、一度、トマトミルクに挑戦してみてください。

ハウスの加温

2006-07-18 21:00:54 | 農業
ハウスを使ってする農業を施設園芸といいます。普通は『ハウスを使う=加温をする』と思われがちですが、ハウスは雨除け程度で使っているだけで、現状は春夏秋冬、一年を通して加温はしていません。今まで、加温までして(大きなカロリーを消費してまで)野菜を育てる必要はないと思っていたからです。
確かに本州において、洋蘭や南方の果樹を育てる場合は加温は必要になってきます。現実加温までして育てる投資とランニングコストを考えると、それなりに高価で取引きされるモノでないとなにをやっているのかわからなくなります。そんなことより、食に季節感がなくなってしまって、何故そんなことまでして、常に同じモノを出荷しなければならないのか考えさせられてしまうからです。
農業も他の産業と同様に投下コストと売上げ(粗利)のバランスが大切で、でも大切なことは農業は農業であって工業ではなく、産業の枠の中でもはみ出してしまうほど大きな範疇にも及ぶモノだということです。だからあまりにもコスト計算から入ってしまうと自然とのバランスや季節感を忘れてしまい、本来の農業の良さを体感出来ずに終わってしまうのです。

ミニトマト

2006-07-18 01:10:26 | 料理
只今、売り出し中なのが、こちらのミニトマト。生食でも、加熱して調理用につかってもOK!ジュースやスープは勿論、今年はローストトマトに挑戦予定です。
縦長のトマトを縦半分に、ヘタを除き、断面が上になるようにオーブン皿に載せ、塩とオリーブオイルをふり、一時間ほど放置して水分を出します。180℃のオーブンに入れ、下に溜まる汁をときどきかけながら、40分~1時間加熱するそうです。冷まして汁と共に瓶詰めにすると、冷蔵で一週間、冷凍で数ヶ月保存出来るようです。

サラダに花を!!

2006-07-16 21:14:11 | 料理
サラダを主としたレストランを創りたいという人がいて、そのサラダには花を添えたいという人がいて、・・・そういえば花って食べられるんですねぇ!!という人がいて、花って食べられるの??と驚く僕がいる。人って面白い、いろいろなことを真剣に考えている人達がそれぞれいて、それぞれが繋がるとなんか面白いコトが出来そうな気が不思議としてくる。
食べられる花で有名なのは菊だと思うが、今ならズッキーニの花も結構おいしい!!(かぼちゃの香りがする)農家が食用として栽培している花は『エディブルフラワー』といい・・・アーティーチョーク、オレガノ、クローブピンク(カーネーションの原種で様々な色がある)、カモマイル、カレンジュラ、コーンフラワー、コリアンダー、真性ジャスミン、スイートバイオレット、セイジ、ゼラニュウム、タイム、チャイブ、ディル、ナスタチューム、ヒソップ、フェンネル、ベルガモット、ボリジ、マロウ、ミント、ヤロウ、ラベンダー、ローズマリー、ロケット(ルッコラ)などハーブ系が主のようだ。
でもよく考えてみると、桜の花や菜の花等塩漬けして食べる習慣やミニバラ等でも食用のものがあり、食と密着した花が結構身近に存在していたことに改めて気付き、驚かされる。

花火大会

2006-07-16 00:43:34 | 季節
そろそろ子供達は夏休み
・・・そろそろ始まる夏休みを予感させる地元の花火大会
      ・・・・・・夏祭りとはまた違う河川敷の花火大会
夏祭りに代表されるのは『盆踊り』、僕等の地域では『地蔵盆』(地蔵会、地蔵祭りといれるもので盂蘭盆会にちなんで地蔵盆といわれたよう)があります。
『花火大会』はどちらかというと地域おこしのイベント風になっていて、夜店が出て、浴衣姿の女性もチラホラ、河川敷の堤防にみんなで座って、花火を観ます。でもみんなで口を開けながら、大きな花火を眺めている姿は、“幸せ”の瞬間でそれはまたイトオカシ・・・。

トマトジュース

2006-07-14 23:00:32 | 農業
毎年この時期になると『割れトマト』を利用したトマトジュースづくりに毎晩、精を出します。手順は以下の通り
①まずは、トマトを角切りにし、鍋に入れ、木しゃもじで潰しながら30分煮込みます。ポイントはこの時、灰汁をしっかり取りましょう。
②灰汁が出なくなり、更に弱火で45分、煮込むとokです。
③あとは、目の細かいザルで裏ごしすると出来あがり。
④保存したい場合は、瓶を煮沸消毒し、瓶詰めは、軽く蓋を置き、蒸気のあがった蒸し器(もしくは瓶が入る大きさの鍋)に10分、更に蓋を閉め、殺菌20分。
※お塩を少し入れる方もおられますが、100%トマトのみでも充分塩分もあり糖度もあります。一度作ってみてください。

全国行脚

2006-07-14 01:03:32 | 農業
3月に引き続き、只今、今年第二回目の『全国行脚』を計画中!!
3月に訪れた全国におられる篤農家(水稲中心です)の方々を再度お尋ねし、私達の薦めている『酵素オカラ』をつかった抑草効果の結果の検証、またその使用上の課題の相互確認をするのが目的ですが、なんといっても個々の農家の方々と交流を深めさせていただくのが最も大きな“喜び”。
それぞれが本当に真剣に農業に取り組み、常にチャレンジャーであり、常に先駆者であるみなさんにお会いすると、本当に“やる気・元気・根気”を頂く。私のようにまだ初めて3年しかならない若輩者を“仲間”とおっしゃっていただいたり、『もうアト、何回田植えが出来るかわからない、早くこれがベスト!!という水稲における農法をみんなで確立して、全国で困ってている農家の方々にお伝えしたい。』といわれると、心底心が動く。
今年の年末にはみんなで一同に会せる場所を設定したいと思っているが、考えただけでもワクワクする、またそんなメンバーと一緒に農業が出来ることにワクワクする。
感謝!!!

窮すれば通ず

2006-07-12 21:30:52 | 農業
窮すれば変じ、変ずれば通ず・・・を縮めたもので、変化の原理を現したもの。「行くところまで行けば事態は変化する。そして変化すれば新しい道が開ける」という意味で、悩んで考え抜いた結果、その変化も当然のものと受け止め、更に創造力を働かせることで新しいカタチを見出すいうことを言い、いずれにせよ、当面の状況に一気一喜せず、固定的にみることなく、やがては変化するものだとの前提にたち、事態の推移が行きつくところまでいっているかどうかを見究めることが肝心となるようだ。
農業もただ単に栽培だけしていればいいというものではなく、出来れば自ら販売出来た方がいいし、もっと言うなら、自ら加工品等の製造が出来れば怖いものはなくなる。農業をやっていて最も辛いのはたくさん栽培出来たのに販売先がない時・・・、大量の在庫を抱えて(その在庫も消費期限つき!!)右往左往、そのうちに商品は腐ってくるし、折角骨を折って育てたのに、悲しいやら悔しいやら・・・自らの能のなさに自己嫌悪に落ちいる。
たくさん出来た時に、焦らず慌てずジュースやジャムやピューレに加工出来れば保存出来るし、売り急いで価格を下げて販売する必要もなくなる。最もいいのは大切に育てたものを大切にお客様にまでお届け出来るという“心”の充実!!
最近、毎晩眠たい眼を擦りながら、トマトジュースづくりに精を出しているが、割れたトマトを棄てずにすむということは農業者の私達にとって精神衛生上いいものです。