百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

有機性廃棄物の飼料・肥料化

2008-06-21 03:39:01 | 循環
私たちは、サン愛ブレンドとして地域に眠る有機性廃棄物の飼料・肥料化に取り組んできた。昨今の飼料・肥料の高騰で廃棄物の再生は大変注目を浴びてきたことはうれしいが、懸念していることがふたつある。
そのひとつは、へんに注目されることで今後考えられるのは有機性廃棄物の値上げだ。根拠のある値上げは良いが、根拠もないのに連鎖的に価格を吊り上げたり、売り惜しみをしたりするコトを画策する方々がいる。所謂、市場経済といえばそのものだが、経済ゲームをしているわけでは私たちはない、如何に循環型の持続可能な安定した社会が構築できるか数年に及んで、またいろいろな方々の協力を得て進めてきた私たちの夢をこんな方々につぶされたくはない。もうひとつは、食品会社のトップは「企業の環境貢献のために是非取り組みましょう」と言ってくれても、実際に現場の反応は「こんな面倒な作業を提案してくれて、ありがた迷惑・・・」「産廃業者に一括処分でよいのに、・・」といわれる場合がある。私たちはいくら安価でも有価で買うのであるから、再生物にも“商品”という意識を持っていただきたい。折角有効なものを手間を惜しんでカビさせたり、腐らさせたり、百姓だから何でも使えるだろうでは私たちのパートナーとはいえない。
これらのふたつの課題は近代社会が創り出してきた象徴的な利益偏重型・効率追求型企業の特徴であるが、少し俯瞰した中での他利のあり方、短期ではなく長期での安定した社会づくりへの貢献を企業価値として捉える意識の改革が現代社会には必要なのではないだろうか。


肥料マイレージ

2008-06-20 00:02:51 | 農業
「それって、肥料マイレージってことですねぇ。」と言われ、「そういえば、そういうことになります・・・かッ・・」と答えた。
「それ」とは、私達が現在サン愛ブレンドで行っているおからや魚のアラの肥料化や飼料化のビジネスをさしている訳だが、いままで肥料も飼料も自らの手でつくってみたい、出来るだけお金をかけたくない、出来るだけ身近にある有機物を有効に活用したい等の思いから現在に至っているこの事業を『肥料マイレージ』とはうまく表現されたものだ。
フードマイレージやウッドマイレージという言葉は聞くが、ヒリョウマイレージとは、・・・。
身近な有機性廃棄物を再生して再活用し、安全で安心できしっかり美味しい農畜産物づくりに取り組む、今までどういう肥料を使って栽培、もしくは飼育されたものかなかなかわかりづらかった。有機肥料といっても化学肥料といっても、なかなかどれがどういう役割で使用されているのか、農家ですら明確に答えられる人が少ない気がする。でも、何らかの効果があるため使用されるとすると理由があるはずで、それが手を抜くためなのか、更に美味しいものをつくるためなのか、私たち百姓も少しは学び、もっと明確にしたいものです。

古民家再生!

2008-06-18 23:54:58 | 環境
古民家再生プロジェクトにあなたも参加してみませんか!!
実はまだ何も具体的に決まっていないのですが、もしこんな古民家をお借りすることが出来るとしたら、あなたならどうしたいですか。
僕は農塾(「農塾」といっていたら、野宿と間違えた人がいましたが…)みたいなことがやりたいのですが、ある人は「農家レストランが良い」といい、ある人は「農家民宿の方が落ち着いて良い」という、そんな話し合いをみんなでして、盛り上がりながら決して“夢”で終わらせない、そんな企画を考え、出来れば全員参加型の古民家再生が実現できれば、結構楽しそうだと思っています。
昔の風景と昔の空間と昔の時間を体感できる、そんな場になればと思っています。
古民家再生プロジェクトにあなたも参加してみませんか!!
何か良いアイデアがあれば、楽しみにしております。

人参の花!

2008-06-17 23:08:13 | 季節
人参を花が咲くまで圃場にほっておくなんて、アンビリーバブルでしょうが、結構綺麗でしょう!人参の花って!!
ここまでほっておくと、やはり種まで採りたくなってしまうのが性分!!
しっかり自家採取してみまーす!!

カムイスペースワークスブログ

2008-06-16 21:02:52 | 循環
「よりよく」を追求する社会では、
「稼働率を下げて時間を生み出す」
「なるべく売らない」
「なるべく作らない」
 が成り立ちます。
もうそのちいさな動きは、スタートしています。
赤平の共和町で、ちいさな産声が上がっています。
あとは、この子の輝きを、しっかり支えれば良いだけです。
頑張らなくちゃ。
真実は輝きを失いませんから。たとえその光が弱くても。
 http://myhome.cururu.jp  植松氏の6/11 記

まだまだ私には難解な問題ですが、一日も早く植松さんのように未来の社会のあり方を問い続け何がしかの結論を出したいと思っています。
「売らない」「作らない」なかで貧富の差をつくらない、安全・安心な真の豊かな社会の模索はもうすでに始まっているのですから。

枇杷の葉!

2008-06-15 20:59:02 | 季節
☆今宵は枇杷の葉湯!!
まずは葉を沢山用意します。古い葉でも若葉でも茎でも何でも構わないようです。小さめに切り大きな鍋に沢山入れ、水をたっぷり入れてコトコト煮出します。濃いほどいい湯ができるそうです。熱と時間をかければ、沢山のエキスが抽出され、コーヒー色の風呂が最高といわれています。
☆また貼るだけで良いようです。
この場合の枇杷の葉は若葉よりも何年も経った古くて分厚いのがよいとされています。葉の表と裏を軽く火で炙り、人肌になったら痛いところや、腫れているところに貼りましょう。これだけでポカポカしてきて痛みが和らぐようです。
☆枇杷茶もあります!!
枇杷の葉を陰干しにし、細かく刻んでとっておき、葉の裏に生えている産毛は、丁寧に洗って取り除けばより美味しく出来るようです。いつでもお茶にして飲め、煎じたエキスは、湿布やうがい薬、消毒などいろいろな用途があるようです。



「ゆうきの一歩」から

2008-06-14 21:34:39 | 農業
『みんなで語ろう有機農業第2世紀』と銘打って今月の29日、東京・大手町のサンケイプラザ4階ホールで食・農・環境の明るい未来に向けて語り合う会が開催されます。是非ご参加下さい。

日 時 : 6月29日(日)pm12:50~17:30
場 所 : 東京・大手町のサンケイプラザ4階ホール
参加費用 :   500円

☆お問い合わせは 有機農業普及啓発事業事務局 eyuki01@mac.com

今日はセージ!!

2008-06-13 20:46:54 | 季節
梅雨を忘れさせてくれるほどの好天に、少し身体はバテ気味です。
そんなこんなで、今夜はセージ風呂を楽しんでみたいと思います。
セージは抗酸化作用が強く薬効があり、イギリスでは「長生きしたければ5月にセージを食べるとよい」という諺があるそうで、ヨーロッパでは「庭にセージがある家には病人は出ない」ともいわれているそうです。その昔、古代ローマ時代より免疫を助ける薬草として用いられていたそうで、防腐、消化促進、解熱、精神安定などの作用もあるそうです。

ハーブ風呂!

2008-06-12 22:31:13 | 季節
畑でミントがたくさん出来たので、今宵はハーブ風呂を!
でも、こんなにたくさんのミントを茎つきで浴槽に入れてしまったので、家族からは大ヒンシュク・・・
本来はハーブを1回分30~50gくらいにしてし、袋またはガーゼのハンカチに入れ、しっかりと口をくくった上で、ホーローかステンレスの鍋に水1リットルを一緒に入れ、弱火で30分沸騰させないように煮出したあと、浴槽に入れるのがベストのようです。その場合、フレッシュなハーブでなくドライハーブでももちろんOK!!
フレッシュなハーブでもドライハーブでも、どちらの場合もガーゼの袋に入れてそのまま浴槽に入れることは可能です、その方がアトの掃除も楽ですから。
もっと簡単に体験したい場合は、ハーブティのティバッグをそのまま使っても?!エッセンシャルオイルを数滴たらすのも結構有効!この場合はpointはお湯の温度を低めにすることのようです。

ハウス制作中!

2008-06-11 20:41:39 | 農業
現在、ハウスを4棟作成しています。自分のではないですが、いろいろな勉強をここでもさせていただこうと思っています。
土地が変われば、環境は自ずと異なり、土も、水も、風も、光も違ってきます。
栽培において最低限共通する事柄と、やはりその土地独特なもので栽培上留意しなければならない事柄を明確にし、まずはトマトの栽培を行いたいと思っています。
次には、・・・はまだ少し内緒ですが、ここでは、有機農業の生産性・経済性を検証してみたいと考えています。
誰もが挑戦できる有機農業へ、少し手間をかけてコストをかけない農業のあり方を模索したいと思っています。