くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

機械仕掛けの青い鳥(16)

2019-04-16 20:17:59 | 「機械仕掛けの青い鳥」
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 まぶしさに目がくらみ、とっさに顔をうつむかせたソラが、しばしばと瞬きしながら顔を上げると、弱々しく舞い上がった青い鳥の姿は、もうどこにもなかった。
 すぐ近くにいたはずのニンジンも、魔女も、サングラスをかけた怪力の男達も、駆け足でソラの所に向かっていたシェリルも、目が開けられないほどまぶしい光の中、飛び去った青い鳥を追いかけて行ったのか、煙のように消え失せていた。
 どういう訳か、サングラスの男達に放り投げられ、仰向けにひっくり返されたはずの車までもが、跡形もなく消え失せていた。気がつかないほどわずかな時間で元に戻し、物音ひとつ立てずに移動させたとしか、考えられなかった。

(みんな、どこに行っちゃったんだろう……)

 と、ソラは腕に重さを感じ、見上げていた顔を下ろした。
 青い鳥が、目もくらむような光をほとばしらせた直後、ウミが「まぶしいっ」と、腕にしがみついてきたはずだった。ところがいつの間に入れ替わったのか、ソラの腕に抱きついていたのは、見たことのない女の人だった。
「――ちょ、ちょっと」
 ソラは迷惑そうに言うと、気を失っている女の人の肩を揺すり、驚かせないようにそっと腕を引き抜いた。
「お兄ちゃん……」と、顔を上げた女の人が、寝ぼけたように言った。
「えっ?」と、ソラは思わず聞き返した。
 はっとして目を見開いた女の人は、あわてて両手を引っこめ、逃げるように「誰?」と、後じさりして言った。

「――誰、ですか」

 不思議そうな顔をしたソラがたずねると、女の人は「ここにいたお兄ちゃん、どこに行ったか知りませんか」と、不機嫌そうに言った。
「妹がいたはずなんですけど、知りませんか……」ソラが頼りなげな表情を浮かべると、「――嘘つき!」と、女の人は怒ったように言った。「私、あなたの妹なんかじゃありませんから。お兄ちゃんがどこに行ったか、教えてください」
 ソラが、困った顔をして言った。「まさか、ウミじゃないよね」
「えっ――」女の人は息を飲むと、唇を噛みながら目を伏せ、確かめるように何度もちらちらとソラを見ると、どぎまぎしながら、ぼそりと口を開いた。

「眞空、お兄ちゃん、なの?」

 こくり、とソラはうなずいた。
「私、海密だけど」顔を上げた女の人は、わずかに笑みを浮かべながら言うと、目の前に立っているソラを、あらためて信じられないというように、ためつすがめつして見た。
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よもよも

2019-04-16 06:19:14 | Weblog
やれやれ。

朝からビックリ。

テレビつけたらフランスの大聖堂が大火事。

一番高い塔が焼け落ちたり、

もう地獄そのものでしょ・・・。

建築するのに200年くらいかかってて、

数時間で焼けちゃうって、なんか複雑。。

でも考え方を変えれば、

ここんところの改元もそうだし

なにかが変わり始めてる、

その警告って言ったら大げさかもしれんけど

大きな変化を控えて、なにか訴えたいのかもしれないよね。。

・・・・

ため息しか出んわ。
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