くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

機械仕掛けの青い鳥(17)

2019-04-17 20:27:46 | 「機械仕掛けの青い鳥」

「いつのまに大人になったの。それに着ている服も、見たことない」

「そっちこそ」と、ソラは言った。「しゃべり方がお母さんに似ていなかったら、ウミだなんて気がつきもしなかったよ」
「もしかして、私も――」と、ウミは自分の手足を見ながら言った。「大人になっちゃってるの?」
「――こっちが聞きたいよ。お兄ちゃんも大人になってるのかい」と、ソラが言った。「なんだか背も高くなってるみたいだし、力も急に強くなったような気がするけど」
 ソラは両手を広げ、その場でくるりと回ると、おどけるように言った。「ねぇ、どんな感じに見える」
「どんなって……」と、ウミは嫌がるように、鼻にしわを寄せて言った。「格好悪い時のお父さんみたい」
「ちぇっ」と、ソラはむくれたように口をとがらせた。
「ほかの人達は? みんな、どこに行ったの――」
「わからない」と、ソラは首を振った。「あの鳥って、やっぱり普通じゃなかったんだよ」
「だけど、かわいそう。怪我してたのに」と、ウミは小さくため息をついた。
「どうなっちゃったかわからないけど、とりあえず家に帰ろう――」ソラが歩き始めると、ウミもうなずいて、すぐに後を追いかけた。
 急に大人の姿になった二人は、見慣れないせいか、なんとなく互いを意識してしまい、いつもの調子が出なかった。普通に話そうとしても、どこか気後れがして、ただもくもくと、ほとんどなにも話さないまま、家に向かって行った。
 回りに見える町の様子は、そんな二人とは違い、変わったところはどこにもないようだった。どこか自分が自分でなくなったような、むずかゆい気恥ずかしさを感じていたものの、自然に慣れてくると、心持ち遠慮していた足取りが、一歩踏み出すたび、自分達のいつもの歩幅に戻っていった。
「あっ、サトシだ」と、向かい側から歩いてくる友達を見つけ、ソラが「おーい」と手を振った。
 正面から歩いてきたのは、いつも一緒に公園で遊んでいる仲間達だった。しかし、「おーい」と手を振るソラを見て、子供達はあわてて足を止めると、逃げるように集まり、額をつきあわせて、なにやらひそひそと相談し始めた。
 子供達のそばにやってきたソラが「やあ」と声をかけたとたん、
「ワァー」
 と、子供達は口々に大きな声で叫びながら、クモの子を散らすように逃げ出していった。

「おい、おまえら、ちょっと待てよ」

 と、叫びながら追いかけようとしたソラの腕を、ウミがぐいっとつかんで引き止めた。
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よもよも

2019-04-17 06:17:56 | Weblog
やれやれ。

この2・3日鼻がむずむず。。

雪解けもどんどん進んで、

やっぱこれって花粉症のはじまりだよね。

トホホ・・・。

今年はいつになく空気が汚くって、

PMなんちゃらの警報出たりしてたけど、

その影響なのか、

口内炎がひどくって、食事も涙垂れ流しながらだもん。

まじ苦しいわ。

で、マウスウォッシュやってみたんだけど、

口内炎できたらきついけど、なんか口の中に膜張ったみたいになって、

結構いいかもしんない。。

と、思いたいんだけどさ、痛いよりましだもんね。。
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