ゴッホやルノワール、モネ、マネ、セザンヌ、ゴーギャンなどの絵画に青森だけで出会えるというので、青森県立美術館へ行ってきました。
会場では、多くの人々(老若男女)が思い思いの絵画に近づき食い入るように鑑賞していました。
パンフレットには、『近代絵画史最大の事件 印象派誕生の謎を解く 4年がかりの調査が 明らかにした光を描く技法 ヨーロッパで約60万人が見た話題の展覧会』と銘打っていましたが、まさに展示会場ではそれぞれの絵画一つ一つに懇切丁寧な解説してあり、十分納得のいくものでした。
絵画の謎に迫ったのは、ドイツの印象派コレクションで有名なヴァルラフ・リヒャルツ美術館で、赤外線やX線、顕微鏡などを使ってそれぞれの絵画を調査したそうです。
例えば、カイユボットの『セーヌ河畔の洗濯物』のキャンパス左下には、顕微鏡で調べてみるとポプラの芽があったので間違いなく屋外で描いたものだとか、昔はキャンパスが高価だったので前に描いた絵の上に今ある絵が描かれた、有名なあの画家のデッサンは中心から放射線状に線を引いた上で描いていたなど、驚きの内容ばかりでした。(写真等でお見せできないのが残念)
また、ラッキーなことに今日(9/3)から、新しくルノワールの『赤い服の女』が展示され、また学芸員による印象派とそれ以前の絵画の違いを丁寧に解説していただきました。
最後に青森県立美術館のメーンである奈良美智氏制作の可愛い「あおもり犬」を見て会場を後にしました。
おまけ:あおもり犬にはしっぽがなかったんですネ?!
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