ともちゃんの湯巡りと日帰り撮影隊の記録

公休日に出かけた先の温泉や風景をアップしてます。

東北道の駅スタンプラリー福島編 2

2013-06-03 19:38:27 | 東北道の駅
6月1日の日の出は午前4時15分、4時に目覚ましをセットし、起き出したのは良かったが地図を見ながら帰りのルートを考えていて顔を上げたらもう朝日が顔を覗かせていた。

バルコニーに出ると波打ち際に靄が掛かっているが右の遠方に塩屋崎灯台の光りが見えた。お風呂は5時30分から、少し早めに下に降りると警備の人が

「お風呂は5時半からです。」

昨夜は宿の風呂にも入らず、2回目に宿泊したら絶対にマッサージをお願いしようと思っていたのにマッサージも頼むのを忘れていた。お風呂から上がったらマッサージ機にマッサージをお願いしようとお金を取りに部屋に戻っているうちに5時半を過ぎていた。

お風呂は一番乗り、体を洗い露天風呂へ。朝風呂は気持ちが良い。半身浴でゆったりとしていると一人のご婦人が入ってきた。

話をすると福島富岡の方で「家に帰る事の出来ない被災者」だと。東京の娘さんの家に避難されていてあの日から冬タイヤのままだった娘さんの車の夏タイヤを取りに家に向うのだと言う。

自分なりの小さな復興支援で福島に来て居る事をはなし、昨日は相馬に立ち寄った事をはなすと驚かれていた。それこそ見えない恐怖の放射能、誰もが気に掛かる事、ご婦人の自宅の放射能はそれほど高くは無いが本家のあるところは放射能の測定の針が大きく動くそうだ。

山の木々の放射能の測定の値も高く、道路のコンクリートは張り替えなければならないのだと聞かされた。南相馬の道路工事、秋田で見かける道路の舗装工事とは何処かが違っていると感じたのは正解だったのだ。

今も尚、放射脳に苦しんでいる現実がある。何処にでもある日常生活が感じられない街、いかに今、自分達が幸せかを思い知る機会だった。 

コメント (6)
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