救急外来

１２日午前３時、隣の人が吐き気がして苦しんでいる。便も少ししか出てなくてお腹の上の方が苦しいという。

行くなら今でしょ　「お父さん、病院に行くわよ」

高速を走り病院に向った。レントゲンの結果、大腸には便が、象徴にはガスが溜まっていた。病院でも浣腸をしたが便は下ってこない。看護婦さんが手袋をした手で便を出そうとしたが便まで手が届かず断念、１３日に新患で診察をしてくれと言うのでそれまで救急のベットで休ませてもらった。

お腹も空いてきたし、売店でおにぎりを買い、一休みしてから主人の元に行くと仰向けに寝ているのが苦しいのか横向きになろうとしている。

「時間だからそろそろ行こうか？」

と起き上がる準備をしようと再度、横を向いた瞬間に思わず顔を見合わせた。

「おかあさん、出た～」

紙おむつもお尻拭きも持って来なかった　看護婦さんに便が出たことを伝え、紙おむつを買いに売店まで走った。

履いていた紙おむつを切っていると看護婦さんが来てくれてお尻を綺麗にしてくれたので買ってきた紙おむつを履かせて診察に向い、便秘薬を処方してもらい家に着いたのは午前１０時３０分を回っていた。

会社には休ませてもらえるように連絡、有休を使わせてもらった。

今日も３０度を軽く越えた。体温調整が効かない主人には尚更堪える暑さ、家に帰れば裸で扇風機の風を浴びていた。

「お出かけは出来るの」

こっくりと頷いた主人、まずは青森の道の駅を制覇したいと言うので太平洋側の残り２駅を巡り、岩手に入り４６号線を通って帰宅しようかと思っている。出発は真夜中、これから出かける準備。