平成16年に発覚した日本一といわれる産業廃棄物不法投棄問題に関して、、昨日の議会質問にて新たな事実が判明しました。
不法投棄をした産廃業者が今年1月に刑務所から出所しており、市が撤去した代執行の金額13億円の支払いを求めて、その産廃業者との面会を市の課長名で出していたというものです。にもかかわらず、いまだに面会は行われておらず、もちろん支払いもされていないということです。問題は、市民の貴重な税金で行われている産廃撤去に関し、13億円もの請求を放置しているのではないかという疑念とこのような大切な請求が課長名で行われてよいかということです。
市長はその産廃業者に会ったことがあるのかという問いに答えて、「顔も知らないし、会ったこともないが、多くの会合や集まりに顔を出すためその場で出会っているかもしれない」と答えました。刑期を終えている産廃業者に対し、法的根拠を持つ行政代執行の13億円を一刻も早く支払うように、市は動くべきだと思いますが、皆さんはどうでしょうか。
ようやく自分の議会質問を終えました。質問項目は、
国民健康保険事業について/岐阜市は国保加入者が多く、厳しい財政状況にあり保険料が高くなっているため、一般財源からの繰入金の投入も含め、対応を要望したものです。特に制度不備の問題から、低所得者層から中所得者層にかけて負担が大きくなっており、多くの市民が厳しい声をあげていることを訴えました。
岐阜大学医学部跡地等整備計画について/いよいよ市内の広大な土地の整備が始まります。公共施設の建設にあたり箱モノ行政にならないかを問い正しました。1期工事とされる図書館と活動交流センターについては、既存の設備との整合性や必要性を各担当部署に質しました。また、予算計上されているにもかかわらず、計画案の提出が間際であったことで、議論の時間的余裕がない懸念を示しました。
多文化共生について/今岐阜市には9千人の外国人の方が在住しています。日本語を習いたい外国人が増えている現状を見たとき、現在ボランティアで活動している団体に対し、行政がもう少し手を差しのべてあげるべきではないかという質問になりました。
情報システムの最適化について/従来の縦割りでつぎはぎの情報システムを、共通プラットフォームによる情報の一元化とコストパフォーマンスを発揮するシステム改革がスタートします。20億円近い投資となるため、その際の問題点を指摘し、対応を問い質しました。
以上