参議院選挙のスタートするにあたって、候補者の状況から地方政界が人財源になっているとの記事が載っていました。
政治の世界に踏み出そうという決断は、人生においてかなりリスクのあるものだと言わざるをえません。選挙に落ちれば今まで積み重ねてきたものがリセットされてしまうだけでなく、世間的に見れば優遇されているといわれる報酬であっても政治活動には金がつきものという実態やそのリスクをを考えれば、強靭な精神を持っていなければ勤まらない仕事ではないかと思うのです。
また、政治によって何とかしたい、変えたい、と強く思えば思うほど人との衝突が生ずるのは当然のことであり、権力志向になるのは当然です。もちろん権力を持つことが目標であってはならず、それはあくまでも手段です。一見良識と思われるようなことでも、いろいろな状況が絡み合い、良識的判断や決定が難しい世界です。そんな世界であるからこそ、ときには世間から理解されないような状況に映るのではないでしょうか。
理念、信念を持ち、後悔と罪悪感が残らない行動をする、それしか政治家のよりどころはないように思えます。
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