ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

油断・柔道男子陣

2008-08-19 09:21:52 | スポーツ一般
北京五輪大会。中盤で多くのドラマも生まれて盛り上がっている。
今回の大会で、残念だったのは柔道の男子陣だった。メダル数は過去の最小の2個に止まった。60Kg級の内芝と100Kg級の石井が優勝したが他の選手の1~2回戦での惨敗振りには正直驚いた。

男子に比して女子は金メダル2個を含む5階級でメダルを獲得している。女子選手のまずますの活躍の原動力は、徹底した走りこみと寝技の練習にあったようだ。ベテランも若手も関係なく走らせた。「世界一練習している」という48Kg級の谷選手も「きついですね」とこぼすほどのハードワークの練習を重ねた。結果は日本の女子選手は試合では先にバテる場面はなかった。

それに比べて男子選手の場合はどうだったか。ベテランが多かったため幹部は選手の自主性にまかせる方針をとった。結果は「日本代表なのに学生より練習していない」というほど甘かったらしい。風邪やけがを理由に代表合宿に参加しない選手さえいたという。アテネでは銀メダルの90Kg級泉選手は、本番前に減量の失敗で試合ではフラフラしながら戦った。全く話にならないていらくだった。

実力では世界のトップレベルにある柔道。国内大会で勝ち残るのさえ至難の技という。そのなかで代表選手に選ばれた者が、それだけに甘んじて練習という最高の技を放棄していては、今の世界では通用しなくなっている。経験がモノをいう柔道だが、今回の教訓をカテに次回ロンドン大会では雪辱を期して欲しいと思う。そのための苦言でもある。


コメント (4)
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