ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

おばさんは・・・

2009-03-08 12:48:00 | 勉学
先日は、朝日新聞に掲載の朝日歌壇について、ホームレス歌人さんの投稿が話題になっていることをアップした。そして今朝は「心癒やす朝日歌壇の「番外地」」として、惜しくも選にはもれたが選者が面白いと推す歌が紹介されている。小生はこれまでにも「平成落首考」として皆さんにご披露したことを思い出した。

 ◎ 「おばさんはおばさんなれどおばさんにおばさんなんていわれたくなし」   小野崎寿江さん
女性同士のにらみ合いがあるようで、面白い。確かに女性は何時までも若々しく美しいままにありたい。まして同じ年代の方に「おばさん」なんて言われるのは我慢がならない。そんな雰囲気が伝わってくる。
   
 ◎ 「定年後上司はいない筈なのに気が付けば孫の部下になりおり」 
      小林治夫さん
甘いじいじ、ばあばを自認する世の祖父母の皆さんを代弁しているような歌である。しかし子育てを終えて、孫の歓心を買おうとしている、そんな自分をも端的に表現されているようで脱帽である。

 ◎ 「(夏草や芭蕉とび込む最上川)暑中見舞いはこの句に決めた」         山口明紀さん
芭蕉の有名な俳句をもじった()の句は文句なしに面白い。こんなユーモアたっぷりの発想をされる方は、きっと幸せなんだろうなと考えてしまう。

 ◎ 「ひぐらしと法師ゼミかく鳴いており「カーネカネカネ」「つくづく欲ーし」」     遠藤昭さん
何とも言えない切実な歌なんだろうと思うが、この不況の時代を笑いのめしているようである。定額給付金の支給も始まるが、雇用問題の改善や景気対策をしっかりやって頂ける政局であって欲しい。

 ◎ 「イケメンとイケマセンの差計れませんキムタクはただいい男です」      北条祐史さん
イケマセンという言い方があったのを始めて知りました。酒の席などで彼はイケメンあんたはイケマセンなどと使うのだろうか?。たしか「ボク・イケメン」とギャグ飛ばすタレントが居ましたね。孫も良く真似していましたよ。
コメント (10)
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