日本の食文化に大きな影響を与えるふたつの事態が進んでいる。
ひとつは捕鯨に対する根強い反対運動である。小生が小学生の時の給食にはクジラ肉が出ていたと記憶する。永らくは肉類に代わる蛋白源だったと思う。捕鯨船団の勇壮な活動のニュースを見ていて心を躍らせたものである。今の大手の水産会社は捕鯨が主体の企業であったと思う。(プロ野球の今の横浜BSは大洋ホーエルズと称していた)。
その捕鯨の反対運動の拡がりが、捕鯨調査船に対するシ・シェパードと称する過激な団体を産み、執拗な妨害活動を行っている。その妨害活動は時には人身に対する危害をも産んでいる。そして抗議活動の一端として、無断で調査船に潜り込んだ人物が逮捕されている。日本船団に対する違法行為なのだから日本の法律で厳正に裁かれて当然だと思う。
そして捕鯨の必要性の問題だが、我が国では鯨の消費は肉類の1%にも満たないものとなっている。一部の嗜好家には、なかなか捨てがたい食物であろうと思う。一方、クジラは多くのプランクトンを含む小さな魚類を大量に食料とするところから、自然の生態系を乱す原因のひとつとも考えられている。それならば的確にクジラの生態に迫り、増えすぎを抑制する為の調査捕鯨であることをもっと声を大きくして世界に訴えることが重要だと考える。
もうひとつはワシントン条約会議が始まり、クロマグロの国際取引を禁止する案が投票にかかるようである。この案が承認されれば、大西洋で捕獲されるクロマグロが我が国に入ってこないことになる。ワシントン条約と言えば、絶滅危惧種の保護を目的に枠組を決めるものである。
日本では元々マグロは上等な魚とはされず、昭和の初期になっても「宮内省や華族の屋敷に出前する鮨(寿司)にはマグロ(鮪)は使わないのが普通だと」されたという。ところが現在は名高い寿司店から、一皿105円の回転寿司店までマグロが無ければ店が立ち行かないという。
近年は稚魚のうちから生簀で育てるマグロも多くなり、同時に世界中の海からもマグロがやってくる。隣国の中国や香港でもマグロの人気は沸騰して消費に拍車をかけている。ここで考えなければならないのは、捕鯨のシ・シェパードの様な過激な保護活動を起こさせないためにも、マグロの消費を見直すことも必要かも知れないと思った。江戸の時代から寿司の粋な食べ方は「寿司をちょういとつまむ」と言われている。マグロを腹一杯食べるなどから日本人は抜け出す知恵が必要だろう。
ひとつは捕鯨に対する根強い反対運動である。小生が小学生の時の給食にはクジラ肉が出ていたと記憶する。永らくは肉類に代わる蛋白源だったと思う。捕鯨船団の勇壮な活動のニュースを見ていて心を躍らせたものである。今の大手の水産会社は捕鯨が主体の企業であったと思う。(プロ野球の今の横浜BSは大洋ホーエルズと称していた)。
その捕鯨の反対運動の拡がりが、捕鯨調査船に対するシ・シェパードと称する過激な団体を産み、執拗な妨害活動を行っている。その妨害活動は時には人身に対する危害をも産んでいる。そして抗議活動の一端として、無断で調査船に潜り込んだ人物が逮捕されている。日本船団に対する違法行為なのだから日本の法律で厳正に裁かれて当然だと思う。
そして捕鯨の必要性の問題だが、我が国では鯨の消費は肉類の1%にも満たないものとなっている。一部の嗜好家には、なかなか捨てがたい食物であろうと思う。一方、クジラは多くのプランクトンを含む小さな魚類を大量に食料とするところから、自然の生態系を乱す原因のひとつとも考えられている。それならば的確にクジラの生態に迫り、増えすぎを抑制する為の調査捕鯨であることをもっと声を大きくして世界に訴えることが重要だと考える。
もうひとつはワシントン条約会議が始まり、クロマグロの国際取引を禁止する案が投票にかかるようである。この案が承認されれば、大西洋で捕獲されるクロマグロが我が国に入ってこないことになる。ワシントン条約と言えば、絶滅危惧種の保護を目的に枠組を決めるものである。
日本では元々マグロは上等な魚とはされず、昭和の初期になっても「宮内省や華族の屋敷に出前する鮨(寿司)にはマグロ(鮪)は使わないのが普通だと」されたという。ところが現在は名高い寿司店から、一皿105円の回転寿司店までマグロが無ければ店が立ち行かないという。
近年は稚魚のうちから生簀で育てるマグロも多くなり、同時に世界中の海からもマグロがやってくる。隣国の中国や香港でもマグロの人気は沸騰して消費に拍車をかけている。ここで考えなければならないのは、捕鯨のシ・シェパードの様な過激な保護活動を起こさせないためにも、マグロの消費を見直すことも必要かも知れないと思った。江戸の時代から寿司の粋な食べ方は「寿司をちょういとつまむ」と言われている。マグロを腹一杯食べるなどから日本人は抜け出す知恵が必要だろう。