「無炎・無煙」たばこ登場

　新聞報道によると、日本たばこ産業（ＪＴ）は５月中旬から、火を使わず煙が出ないたばこ「ゼロスタイル・ミント」を発売すると発表した。このたばこは、たばこの葉が詰まった専用のカートリッジをパイプ状の本体に差し入れて吸う「かぎたばこ」であり、周りへの煙やにおいを気にせずに、たばこの味や香りが楽しめるらしい。

　当初は東京限定で発売して、販売区域を順次、広げる計画だという。このたばこはニコチンは軽めのたばこの２０分の１程度で、呼気からのにおいも気にならないとしている。

　先日、厚労省が公共施設での全面禁煙を求める通知を出したのを期に、ＪＴも重い腰を上げた結果だろうと思った。しかし喫煙家に対する健康面の影響はどの程度残るのか、その辺のことは今度の発表を見た限りでは見えてこない。どちらにせよ禁煙をするにこしたことは無いのは、自明の理だと思うのだがどうだろうか？。

　この記事を読んで大手ビール販売業者が、ノンアルコールのビールを争って市場に投入したことを思い出した。この処置はアルコールを控えめにしている方や、運転する方への配慮からだった。小生は大手ビール会社の英断にエールを送っている。同時に今回のＪＴの処置がどの程度効果を上げることが出来るのだろうか、こちらも見守りたいと思う。