ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

映画「インビキタス/負けざる者たち」

2011-01-30 17:13:27 | 映画
 ようやく見たい映画のトップにあげていた、クリント・イーストウッド監督作品をDVDで鑑賞しました。

 反アパルトヘイト運動に尽力し27年もの間、刑務所生活を強いられたあとに南アフリカ共和国の大統領となったネルソン・マンデラとアパルトヘイトの象徴とされていた、同国のラグビー代表チームのキャップテンとの人種を超えた友情を描いている。

 主人公のネルソン・マンデラは(モーガン・フリーマン)大統領に就任すると、大多数の国民が熱望している復讐の道ではなく国を治め、民を救い、国を平和にする方途として「和解と赦し」の道を選んだのである。監督のイースト・ウッドは大統領のこの選択に賛意してこの映画を世に送り出したものと思う。

 私怨を捨てた大統領が選んだ具体的方策は、長い間のアパルトヘイトの政策が崩壊したあとの1995年に開かれたラグビーのW杯を利用することであった。白人たちで形成されたラグビーチームは、多くの国民の怨嗟の的であり、他国との試合でも相手国を応援する多くの国民が存在した。大統領はラグビーチームのキャップテン(マット・ディモン)を官邸に招き、国民の意識を国に一体化するための協力を要請する。

 ラグビーチームは国内のあらゆる場所に出掛けて、子どもたちと一緒にラグビーをすることで国民との差を縮めようとする。そしてW杯が始まるが映画のラスト20分はラグビーチームが「国民の和解のための戦い」であることを鮮明に表現している。世界最強と謳われたオールブラックスとの壮絶な戦いを続けるラグビーチームに、大多数の国民は「チームはひとつ、国はひとつ」と熱狂し応援する。

 そこにこの映画が描こうとした、南アフリカ共和国の明るい未来の到来を暗示させたものと思う。2010年にはサッカーW杯を開催して世界中の注目を浴びた同国もに、こんな長い苦難の時代もあったことを我々はこの映画で知ったのである。

 映画の出来は A ランクと評価した。

映画のエンディングシーンから撮影のもの

   大統領役のモーガン・フリーマン     実際のネルソン・マンデラ氏
          

   監督のクリント・イーストウッド       ラグビーチームの試合風景 
            
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日本・アジアカップを制覇

2011-01-30 10:56:23 | サッカー
 2011アジアカップ決勝戦、日本が延長戦の後半に得点しそのまま逃げ切って見事優勝、4回目の快挙を達成した。

 決勝の相手チームのオーストラリアは、ほとんどの選手が欧州リーグで活躍する30歳を超すベテラン揃いで、実にひとりひとりの選手が個性を最大に活かした試合運びをしている。試合は終始相手のペースで進行したが、日本の選手も良く守り数少ないチャンスをモノにした勝利だった。

 準決勝の韓国戦同様PK戦まで持ち越しかと心配したが、延長に入ってから交代した李忠成選手が、見事なボレーシュートでゴールした。大会では本田圭選手がMVPに輝いている。アジアのサッカー界は今後も日本、オーストラリア、韓国の3強に加えて、中東勢の強豪の争いになる。益々日本代表の強化をはかり、2014年のブラジルW杯こそベスト4に食い込んで欲しいものだ。

 試合終了後選手のひとりが、前試合で負傷離脱した香川選手のユニホームを掲げていたのが嬉しかった。今回のアジアカップでまたまた眠れない夜が続いたが、そのお返しに日本代表選手たちの見事な活躍ぶりを拝見できたのは幸せだと思ったのでした。

やはりTV画面からの写真である

        
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