ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

映画「藁の盾」(わらのたて)を見て

2013-05-04 18:50:16 | 映画
 日本映画にしては壮大なアクション映画になっている。日本全国が敵になるの謳い文句のとおり、10億円と言う馬鹿でかい賞金を懸けられた、若い殺人犯を警護する警察官5人の孤独な戦いを描いている。

 財界の大御所が金に糸目を付けずに、殺人犯を抹殺せよとTVや新聞で大々的に広告することから始まる。賞金に目が眩んだ様々な人達が暗躍するが、身の危険を感じた殺人犯は福岡の警察に自首してくる場面から物語は始まる。

 警視庁は2名のSPと刑事2名を派遣して、さらに福岡県警から1人の刑事の計5人で東京に犯人を護送することになる。パトカー数十台と数台の囮に仕立てた護送車で空港に護送することになるが、高速道路を逆走して来る大型のトラックに阻まれる序盤の場面は、まるで米国映画の一場面を見るような場面で見どころである。

 結局犯人を護送する航空機も使えないアクシデントもあり、新幹線で護送するハメに。しかしこの企ても全国に報道されたことから、新幹線内でも様々に殺人犯が狙われことになる。

 さて5人の警察官だけで無事犯人を東京に護送することが出来るのか、警察首脳も大物財界人に翻弄される事態も発生して、物語は転々と進行する。今年のカンヌ映画祭にも招待されるこの映画は文句なしに面白い。主人公の大沢たかおと松嶋奈々子の2人のSPの活躍が見ものだが、殺人犯人役の藤原竜也も不気味な雰囲気で好演している。

 映画はアクション映画ながら Bの上 と評価したい。
コメント
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