ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

事実は小説よりも奇なり

2013-11-28 18:15:50 | 独り言
60歳の男性が出生後の病院で、他の子どもと取り違えられた事が判明したために、当時の病院に賠償請求の訴えを起こしていたが、今回、病院の手違いを認める判決を受けたと報道されている。

この60歳の男性は既に育ての両親や、実の両親も亡くなっているのだが、実の家庭の3人の弟たちが、取り違えられた兄弟が余りに自分たちと違ったことから、60年前の病院の出生記録を調べて、DNA検査から今回の判決を受けた実の兄弟が別にいたことを知ったと言う。

映画「そして父になる」で子どもの取り違いの問題が描かれているが、血の繋がりか育ての期間かと問われている。今回判明した事態は実に多くの問題を含んでいると思う。60年の長き期間が経過していることは、人間形成にも多くの影響を残して来ているのだと思う。問われて「やはり実の両親に会いたかった」と言う男性に同情を禁じ得ないのである。

良く事実は小説より奇なりと言う言葉があるが、それを地で行く事だと思う。
コメント
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