貴ノ岩事件で失ったモノ

いわゆる元横綱日馬富士が起こした、貴ノ岩への暴行事件。損害賠償に向けた訴訟があったが、貴ノ岩側が訴訟を取り下げると発表した。貴ノ岩の故郷のモンゴルで、家族に謂れのないバッシングが起きていて、耐えられない状態だと言う。訴訟が取り下げられ事に寄り、事件の背景は何ら明らかにされず、闇に葬られた事になる。

私見だがこの暴行事件は、いわゆる横綱白鵬を頂点とするモンゴル互助会の勢力下の事件であり、暴行の現場にも同席していた横綱白鵬、鶴竜等の責任も、何ら明らかにされないままになる。相撲協会はこれで暴行事件の幕引きを図る事になるだろうと思う。

大相撲界にとっては２２回の優勝を誇る平成の大横綱と、さらに小兵ながら８回の優勝を成し遂げていた横綱の２人を失う結果になっている。あまりにも大きな痛恨な事態である。