♪結婚10年目 ふたりぐらし♪にもう一人☆

同い年の夫と結婚10年目。2回の初期流産後、不育症治療開始。オルガラン注射を打ちながら4度目の妊娠中。

一週間がたちました

2012年07月11日 | 日々あれこれ

前回に続きまして、

私のこのブログをご覧頂いている方は、私と同じような経験をされ、妊娠を希望、また妊娠中の方が

大事な時期にいらっしゃる方、どうぞ、スルーしていただきますよう、お願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぽっことお別れしてから、一週間が経ちました。

なかなか来ない陣痛を待つ時間に、助産師さんにいっぱい話を聞いてもらい、泣かせてもらい、

少しずつ、気持ちをぽっこの出産に持っていき、

ぽっこがこの世に出てきてくれて、初対面して、(お別れの瞬間は、心が裂けるほど、苦しかったけれど)

お別れをちゃんとして、

私はぽっこのお母さんになったんだ、

ぽっこの姿はないけれど、ぽっこは確かにいたんだ、という思いに、少しずつ心をほぐされて。

 

夫と、

「ぽっこの泣き声を聴きたかったし、笑う顔を見たかった。

でも、ぽっこは赤ちゃんだから、そんな大層なことではなく、私達が笑っていたら、

きっと嬉しくなるんだよね。

私達が泣いてばかりいたら、お腹に宿らないほうが良かったのかな、と

悲しくなっちゃうよね。

だから、ぽっこのためにも、元気を出して頑張って生きよう」と話しました。

 

夫が久しぶりに出勤した月曜日。

とても良い天気だったので、ぽっこに話しかけながら、洗濯をたくさんしたり、

日々の過ごし方を見直して、”やることリスト”を作ったりして、気持ちをあげて過ごしてみましたが、

やはり、ふとした瞬間に、やりきれない寂しさに襲われ、泣いてしまう。

 

昨日は、退院後の経過を見るため、産婦人科へ。

夫の上司の計らいで、休みを取らせてもらい、一緒に診察へ行った後、2人で過ごしました。

妊婦さんに会わないよう、朝一で。

久々の外出で、自分の体がとても身軽になっていたことに驚き、

そして、今まで、あんなに輝いて見えた道中見かける花々。確かに綺麗だけど、輝きは感じられない。

ぽっこがお腹にいる時、目にうつる全てのものがキラキラしていて、

そんな魔法がきれてしまったみたいです。

 

夫と一緒にいる時間は、たとえば、食事の前に

「はい、ぽっこ、今日は〇〇だよ。いただきます」と、

まるで3人で食事を始めるかのようにすることにも慣れてきて、

今までとはまた違う形だけれど、家族の時間のように、柔らかく温かい時間を過ごせるようにもなりました。

でも、一人になると、やはり、すぐに折れそうになります。

 

今日は、(妊婦であることをいいことに)まだ片付けきれていなかった冬物の残りを片付けながら、

ぽっこがお腹にやってきて、不安とたたかいながら過ごした日々を思い出し、また涙。

花粉症やインフルエンザ対策でマスクをし、もこもこのダウンコートに身を隠し、

なるべく知り合いに会わないよう、通院以外は自宅でひきこもり、こそこそ過ごした冬。

暖かくなり、コートを脱ぐ頃には、お腹が少し膨らんできて、

ちょっと照れくさいながら、そんなお腹が愛しくて、つい触りながら、外出がちょっぴり楽しくなってきた春。

誰が見ても、明らかに妊婦とわかるくらいに、お腹も大きくなり、

夫と、今度こそ、赤ちゃんに会える、とようやく自信もついてきて、

汗かきながら、赤ちゃんグッズ作りに夢中になって、夫と名前を真剣に考えて、

出産準備用品を調べて、ぽっこに話しかけるのも日常化してきた夏。

 

不安に押しつぶされそうになって、ネットを検索しまくり、

思い出が慰めになる、という言葉を見ましたが、

今は、ぽっこと過ごした輝いた日々を思い出してしまうと、たまらない寂しさに襲われてしまいます。

 

ぽっこのおかげで、人の優しさに沢山触れて、

自分達がいかにいろんな人に支えられて生かされているかをあらためて知ることができました。

ぽっこのおかげで、夫の大切さをあらためて知り、

私を大切にしてくれる夫を、私も大切に大切にしよう、と思いました。

あんなに小さな体で、沢山の幸せを運んでくれて、沢山のことを教えてくれたぽっこ。

 

私をぽっこのお母さんにしてくれて、ありがとう。

短い時間だけど、お腹にいてくれて、ありがとう。

ぽっこがやってきてくれたことに、本当に感謝なので、悲しい、とは言わないようにしたいけど、

でも、

寂しいです。

あなたの存在が大きすぎて、あなたと過ごすはずであった未来を思うと、寂しくてたまらない。

きっと、空から私達を見てくれている、と、頑張って気持ちを持ち直しても、

すぐにめげてしまいます。

ぽっことの思い出が慰めに変わるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。


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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (ぷくママ)
2015-05-03 20:26:12
2015年のyenkoさん、どうされてますか?
私もyenkoさんと同い年。
関西在住、昨年38週での死産経験者です。
死産後ふじたクリニックに通い不育症と判明、これから不妊治療もスタートします。
お身体ご自愛ください。

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凛さんへ (yenko)
2012-07-13 17:25:59
2つもコメント頂き、ありがとうございます。
「まだ辛くて当たり前、泣いて当たり前、寂しくて当たり前」・・・。
ありがとうございます。泣いてばかりいたら、赤ちゃんが悲しむし、未練がましいことを言っていたら、空へ帰れなくなっちゃうよな、と
頑張って自分を持ち上げようとして新しい週を過ごし始めましたが、すぐに挫折。
何をしても、ぽっことの思い出が蘇ってしまい、だめです・・・。
ベランダに洗濯物を干すのも、ご飯を作るのも、お腹にぽっこがいると、何もかもが楽しかった。。。
今週は、ゴミすら外に出しに行けず(マンションの人に会うのが怖くて)、病院に行った以外、引きこもりです。
思い切って、今日、ゴミ収集車が来る直前に、急遽出たゴミを出しに行ってみましたが、出した後、駆け足で戻り、玄関に入るなり、心臓がバクバクしていました。

本当であれば妊娠8ヶ月に入っていた昨日。気持ちがぐっとかたまります。
予定日まで、こうしてカウントしてしまうんでしょう。。。
ぽっこを想う気持ちとして、しばらくは、泣きたい時には泣かせてもらおうと思います。
凛さん、気持ちをわかって頂ける方からのコメント、本当に救われます。
ありがとうございます。
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まだ一週間 ()
2012-07-12 19:23:15
まだ辛くて当たり前です。泣いて当たり前です。寂しくて当たり前です。

気持ちを押さえ込まないで。

ぽっこちゃん。幸せだね。ママパパに沢山の愛情をもらって。絶対笑顔で大好きだよ。って言っているでしょうね。

沢山沢山話してあげて下さい。
ママの感じた事日常的な会話。姿は見えないかも知れないけど、ぽっこちゃんはいるんだから。

赤ちゃんはママが一番なんだもん。ママが大好きでたまらないんだよ。

だから、いつまでもこれからも、ぽっこちゃんのママに変わりないんだもん。

辛い時は辛いで良いんだよ。
ぽっこちゃんは全部分かってるから。


私も自分の気持ちに素直に凛太郎に話しかけてます。

又ママを選んでねって。毎日凛太郎の事思いながら生活しています。


お互いゆっくり前向いて生きましょう。

無理だけは、しないで下さいね。
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あじゃもんさんへ (yenko)
2012-07-12 16:40:08
ぽっこへのメッセージ、ありがとうございます。
おじいちゃん達も沢山いるので、みんなに遊んでもらっているといいな。
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ゆきさんへ (yenko)
2012-07-12 16:38:52
今は無理に笑わずに、涙がこぼれてしまった時は、泣いてもいいんですよね・・・。全部、まとめてぽっこは見ていてくれますよね。
昨日は、「天国郵便局より」という、天国の赤ちゃんからのメッセージが載せられた本を読んで、また、夫と泣いてしまいました。
しばらくは、自分の心に素直に過ごさせてもらおう。
ゆきさん、ありがとうございます。
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ぽっこちゃんへ (あじゃもん)
2012-07-12 10:11:01
おばちゃんは、ちっちゃいかわいいぽっこちゃんがだいすきだよ。おにいちゃん、おねえちゃんと、たのしくわらって、けんかして、いっぱいあそんでね。
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お返事ありがとうございます。 (ゆき。)
2012-07-11 19:00:41
あたたかいコメントありがとうございます。

電車の中なのに、思わず泣いてしまいました。



yenko様方が、ぽっこちゃんを想って流す涙は、あったかくて優しくて、沢山の愛情がつまった涙だと思います。

確かに誰かが泣いていたり、悲しみにくれている姿を見るのは辛いかもしれないのですが、私は、無理に笑っている人を見るほうが、ずっとずっと辛いです……

きっとぽっこちゃんもそうじゃないかなと、勝手に思ってしまいます。



なんだか偉そうにすみません…

悲しむことは、悪いことやないと思います。
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kumakoさんへ (yenko)
2012-07-11 18:39:47
kumakoさん、大事な時期なのに、ブログ読んでくださったんですね。ごめんなさい、なんて言わないでくださいね。
悲しい現実を迎え、ブログをいつまでも放っておくわけにもいかず、でも、私のブログをkumakoさん達が読んでくれているから、刺激したくないし、と複雑な心境でした。

お母さんと赤ちゃんの絆は永遠。

とても素敵な言葉です。
今回のことは、私も夫もかなりのショックで、最後のお別れでぽっこに着せる肌着を、入院中、夫が一人で西松屋に買いに行った後、
「さすがに辛かった」と泣いていました。
母親は、初期の不安も乗り越えないといけないですが、お腹に赤ちゃんがいる幸福感を24時間感じられただけに、いなくなってしまった後の虚無感が大きいです。

ぽっこに話しかけてばかりいると、お空へ帰れないかな、と思ってしまいましたが、お空のぽっこへ電話しているようなものとして、話しかけてもいいんじゃない?と
昨日、夫が言ってくれました。
kumakoさんも、双子ちゃんに今でもずっと話しかけてあげているんですよね。
ぽっこに話しかけると、心が落ち着きます。

kumakoさん、双子ちゃんと一緒に、ぽっこにも話しかけてくださって、ありがとうございます。
ぽっこが確かに一度この世に生を受けていたことを知ってくださる方がいること、とてもとても嬉しいです。
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Unknown (kumako)
2012-07-11 13:38:47
yenkoさん、なんと言葉をかけていいものかわからず、時間がたってしまいました。ずっと一緒に不安と闘ってきた仲間なのに、何もできずごめんなさい。

泣いていいと思います。当たり前だと思います。がんばって明るく生きよう!と思っても涙が止まらなくなる時は、きっとお空のぽっこちゃんがママを恋しく思って泣いている時だと思います。だから母が子のために泣いて、悪いことなどないと思うのです。

わたしは日に何度も双子に話しかけています。そのときにぽっこちゃんのこともお願いするし、ぽっこちゃんにもお話ししています。ぽっこちゃんのママは素敵な人だね、ずっと一緒だよ。ママにサインをいっぱい送ってねって。
わたし自身、双子を亡くしてから、たくさんの奇跡みたいなサインを受け取っています。33年間で初めてきれいな半円の虹を見たこと、産後1ヶ月検診の前日に夢に出てきてくれて、抱っこして心臓の音を聞けたこと、お盆の最終日に誰もいない玄関のセンサーライトがついたこと、夕焼けを見て泣いたこと、など、ほかの人が聞いたら笑うかもしれないけれど、やっぱりお空の子とわたしは親子なんだ、つながっているんだと思えました。きっとぽっこちゃんもこれからいろんな形で大好きなママにサインを送ってくれることと思います。

だってお母さんと赤ちゃんの絆は永遠だから。

何もできないけれどyenkoさんのこと、ぽっこちゃんのこと、出会えてよかった。ずっとずっとお祈りしています。自己満足に長々とメッセージしてしまってすみません。


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