9/22(木) 暴風雨のち雨
台風が近づいている。風の音で目が覚める。午前3時、雨が吹き付ける中ペグの刺さり具合を確かめた。防風林を越えて吹く風が唸っている。直近の台風情報を見ると15m以上の暴風域に入ったようだ。台風の進路が外れる事を願った。あと9時間はこの状態が続くだろう。午前5時、明るくなって来たが雨と風は強くなる一方だ。テントが大きく揺れる。7時、大分明るくなった。明るくなるにつれ安堵感も大きくなっていくがまだ雨と風が強い。あと少し耐えよう。
今回の教訓、台風の進路から離れよう。離れられない時はテント泊はやめよう。
お昼過ぎ、ようやく雨がやんだ。風はまだ強いが出発しよう。台風から遠ざかるのだ。今日の宿泊地はオンネトーだ。
台風の影響が残る根室海峡は波飛沫が飛んで来る。バイクも斜めでないと走れない程だ。海から少し離れると風は急激に弱まった。
開陽台へ向かう北19号線を振り返るとこの景色だ。
開陽台は360度見渡せる高台だが今日は北側は厚い雲で覆われていた。雨がぱらついてきたので展望台には登らず出発した。冷えたので弟子屈でラーメンを食べようと思ったのだが市街地を通過してしまったので阿寒へ向かった。
雨が強くなってきたので吹雪よけシェードで雨具を身に着けた。
阿寒で温泉に入ろうかと思っていたのだけれど行こうと思った温泉をなかなか見つけられずコンビにに寄った後オンネトーに向かった。開陽台からずっと雨でココロも随分萎えてきた。
オンネトーに到着し湖面を覆う一面の靄を見たらかなり疲れが取れた。オンネトーを訪れるのはは3回目だが宿泊は初めてだ。宿泊者は僕を入れて2名だけ。気温は一桁だ。
雨の中でテントを張ったら近くの雌阿寒温泉に行く元気がなくなってしまい、カップの蕎麦を食べて寝てしまった。
今日の走行距離は158km、数時間の移動であった。