夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

あんた

2015年12月30日 | 音楽


先日の忘年会で突如始まった楽曲
モノローグのような歌詞とわかりやすいメロディ、何かやっているなと思っているうちに巻き込まれてしまう

11月のライブでSさんが前日に取り上げた「私の自転車」と同じ作者の作品だった
11月の仕込みは前日だったが、今回は当日だった

よく存じ上げなかったが、俳優だったこの方が高田渡を聴いてこれなら自分にも作れるかもと歌作りを始めたそうだ
日本語で歌うことのメリット、話しかけるように、つぶやくように歌ってそのニュアンスが伝わる

僧侶の説法を聴いて「ありがたい」と思うように聴いてみたくなるような要素があるのか
アルバムを買ってみようという気になれなくとも目の前で歌ってくれるなら聴いてみたい

マイナーのイメージが強い和製フォーク、アップテンポの明るい歌はいい
政治的な意味合いも華麗なメロディがなくとも無邪気に自分自身を歌うのがいい

そんな天衣無縫、天真爛漫の世界に、自分も入れるものなら入ってみたい
こういう職人芸のような世界は魅力がある

ついついその気になって手拍子を送ってしまう

あんた、いい人生を送っているねえ



佐藤GWAN博 あんた

佐藤GWAN博さんと月の合唱隊

ガットギターで恋を

2015年12月30日 | 音楽


ガットギターの音色は時折聴きたくなる
豊かな低音と高音弦の歯ぎれ良さ、弦間隔が広いのでピッキングにメリハリがつく

南伊豆の夏の終わり、名も知らぬ宿泊客の方とオーナー氏とのギター談義を思い出す
オーナーが持ってきたカナダの女流作家リンダ・マンツァーのガットギターを正確なタッチで弾いた彼

さながらたった3人のミニライブ&トークショーのよう
ミュージシャンでもあるオーナー氏、iMacのコレクターでもあった

まだループの組み合わせ機能しかなかった「Garage Band」で作ったオリジナル音源を聴かせてくださった
当時コード指定がまだ「隔靴掻痒」という感じの音源事例を示してくれた訳だ

コード、和音というものは面白いもので、その組み合わせだけで立派なアレンジになる
ドミソとラドミ、親戚のようなメジャーとマイナーの組み合わせが案外素敵な世界を展開する

昨日から構想を練り始めた音楽夜話のライブ版なら、こうした事例を実際に音を出して説明できる
マニアックな話なのでミュージシャンなら「そんなの知ってるよ」となるかもしれないが、人によっては新鮮だろう

先般のライブでカウンターに座ってニコニコして聴いていてくれたハードロッカー氏
隣り合って互いのCD音源を聴いた時には、何の歩み寄りもなかったが、ライブとなれば別だ

そんな隠れたリスナーのためにおじさんたちは頑張ってしまう
毎日同じ部品をコツコツと作り続ける職人のように品質の安定したベース音を提供しようと

そう新曲を考えなければ




Kawika Kahiapo " Ku'u Pili Oha "

Ahi Wela / Kawika Kahiapo & Mike Kaawa

Jack Johnson & Kawika Kahiapo - Better Together HEM Rally Oct 23, 2009

Kawika Kahiapo - East Side Slack Key (HiSessions.com Acoustic Live!)