学生時代のバンドの売りは、何でもできること
当時まだ盛んだったダンス・パーティのニーズは踊るためのバンドであり、リズムパターンが多ければ多いほど良かった
いい気持ちで踊っているカップルは、勝手なもので「ここでジルバ」とか「次ワルツ」とか要求する
終わる頃には「スロー」をリクエストしてチーク・ダンスを踊る
バンドマンを引き受ける者は、傍目で見て演奏するだけ
踊れる先輩諸氏はバンドを任せて踊りに入ってしまったり
今思えば社交ダンスは健全な男女の出会いの場であって、見知らぬ異性を誘うことができる
わずか3分足らずの演奏の間、ときめきを覚えながら次のパートナーを品定めする
映画「バック・トゥー・ザ・フューチュア」のシーンに出てくるような派手なパーティではなかったが、出会いの場であった
当時のハワイアン・バンドはそうしたダンスパーティ向けには都合が良かった
スティール・ギターでメロディを取り、「マンボ」と言われれば「真珠貝の唄」を演奏する
さらにスタンダードジャズを期待される場合は、ビッグバンドのコンボ編成と対バンで出かけた
「引き潮」はインストルメンタル曲として知られており、ドラマチックな構成が好きだった
Kくんの弾くビブラフォンのメロディから始まってスティールギターにチェンジする
ロバート・マックスウェルの作ったこの名曲、本当に潮が引いていくような後半が素晴らしい
ライチャス・ブラザースのボーカルものもまた良い
この曲、落ち着いたリズムをキープするのが難しい
スローでノリがあって雰囲気があってと
学生時代が懐かしい
Righteous Brothers - Unchained Melody [Live - Best Quality] (1965)
Righteous Brothers - Ebb Tide live
You've Lost That Lovin' Feeling - The Righteous Brothers 2002
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます