こんばんは。
年明け早々の1月だというのに物騒な事件が多いですね。
博多の「ストーカー殺人事件」もそうですが。
今、関東で連続している3人組による強盗事件。
東京都狛江市の「強盗殺人事件」も。
"闇バイト"募集などもあるようで。困ったものです。
それに乗ってしまう者も居る訳で。
首謀者も含め、実行犯も早く捕まえてほしいものです。
【ファクトチェック】
「NHK+」で、『NHKスペシャル 混迷の世紀第6回"情報戦"ロシアVSウクライナ知られざる攻防』を観ました。
「ロシアのウクライナ侵攻」で、重要な要素として用いられている"情報戦"。
SNSなどで「ニセ情報」を流したり、「プロパガンダ」の映像やニュースを流したり、また、広告で自国に有利になるよう宣伝したり。
世の中には『フェイクニュース』が溢れています。
その番組で出ていたもので、
「フェイクニュース」が広まるのに要する時間は8.3時間。
それに対して「事実」が伝わるまでに要する時間は166時間と約30倍、「フェイクニュース」の方が早いというものです。
ロシアがSNSで何かを発信すると、各国の在ロシア大使館が拡散し、更に、ロシア寄りのインフルエンサーが拡散するということで「フェイクニュース」が拡散されているということです。
そして、そのターゲットになっているのが『グローバルサウス』(南アジア、アフリカ)と呼ばれる地域。その中のアフリカは、欧米から植民地化された時期があり欧米に対して良い印象を持っておらず、それに対してロシアが支援してきた歴史や現在ではロシア民間軍事会社「ワグネル」の傭兵がゲリラ組織に対峙するために常駐していたりしてロシアが影響力を広げています。
そういった地域に「フェイクニュース」を流し、ロシアの主張を認めさせる。
そういった方法を駆使して、国連での「反ロシア」決議に対して「反対」「棄権」する国を増やしています。
こうして世界の分断が広がっています。
今、ユーロッパで狙われているのが「ドイツ」だということです。
現在話題になっているドイツ製戦車「レオパルト」をウクライナに支援するかどうかについて、生産国であるドイツの承認が必要で、まだ、その判断ができないでいます。
ドイツは他に比べても高い比率で「ロシア産天然ガス」をパイプラインで輸入していましたが、EUの決議で削減か中断することとなり、エネルギー価格が高騰しています。
それは、国民の生活に大きな影響を及ぼしていて、更に、ドイツには「旧ソレン配下」にあった「旧東ドイツ」の地域を含んでいます。なので、「ロシア寄り」に考える人も居る訳です。
そこを狙って「フェイクニュース」を流し、ドイツ国内での分断、政府に対する反感を煽っているということです。
そのドイツですが、中学校の授業の中で「フェイクニュース」の見分け方に関する授業をしているといいます。
例として「イタリアで発生したエネルギー価格高騰に対する大規模デモ」のニュースということで動画を見せ、これが「フェイク」か「事実」かを見極めるには?と生徒に尋ねます。
ある生徒が、「これだけ大きなニュースであれば、他のメディアでも取り扱っていないかを確認する」と答えていました。
ネットで調べたら、「フェイク」かを見分ける心得として。
- その1:情報源を確かめよう…どこから・誰が発信している?/情報源は信用できる?
- その2:一次情報を確認しよう…引用や伝聞による誤った情報でない?
- その3:「事実」と「意見」の違いを見極めよう…意見を事実のように語っていない?
- その4:ほかのメディアの情報と見比べよう…別のメディアでも報道されている?/内容は同じ?
- その5:情報が発信された時期を確認しよう…最初に発信されたのはいつ頃?
- その6:情報発信者の目的や認知バイアスを考えよう…発信者によって故意に誇張されたりねじ曲げられていない?/直感や先入観で判断されていない?
と書かれていました。
その4に、生徒が答えた内容が入っていますね。
私達も、知らず知らずのうちに「フェイク」に晒されている可能性は多々あります。
簡単に反応せず、「少し」確かめて、それから「拡散」するなり、気を付けたいですね。
新年早々に、ロシア軍兵士がパーティをしていた会場に、ウクライナ軍に提供された「ハイマース」で攻撃があり、ロシア国防省発表で確か86人でしたか亡くなったと。(ウクライナは300人くらいと言っていたような)
この件は、さすがにロシア国防省も発表するしかなく、ただ原因を「兵士が規則に反して携帯電話を使用したため場所を特定された」とし責任転嫁していますが、実際にはロシア兵が集まる情報が事前にウクライナ軍に伝わっていたほうです。
更に、その何日か後ですが、今度はロシア軍がミサイルでウクライナ軍の拠点を攻撃し数100人が死亡したと発表しました。
ただ、ロイターなど通信社の記者が、場所として示されたところに行ってもそんな事実はなかったと。
結局、やられっぱなしで何もしていないと「国内向け」に良くないからなのでしょうが、こういうニュースを流してくる訳です。
今回の「ロシア対ウクライナの戦争」だけでなく、普段から「フェイク」はいろいろある訳で、私達も見極める努力はしたいですね。
『ファクトチェック』をするよう、心掛けたいものです。
では、また。
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