西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ1382 【森永卓郎さん死去。千代田区区長選】

2025-01-30 21:05:23 | 今日のいろいろ
こんばんは。

私が通っている仕事場ですが、お客様の社員の方が「在宅勤務」が多くて、その分、私は出勤しておこうとは思うのですが。

60代のSOさんは、60才で定年を迎え、「再雇用制度」で再雇用された時に熊本のご実家で「在宅勤務」をされることを選択されました。
福岡にご自宅があり、奥様、お子さんは福岡にいらっしゃいます。ただ、SOさんのお母様がご高齢で一人暮らしのため、SOさんが熊本の実家に拠点を移し、会社から「月6回」の新幹線通勤の手当が出ることになっています。
「給与計算」を担当されているので、その時期に主に出勤されていて、後は、Teamsなどでチャットで仕事の連絡は行っています。

もう一人、60代のSIさん。
今日は14時に帰られ、明日からは「在宅勤務」が多くなりますと言われて帰りました。
先日、SIさんからは、(確か4月に)両目の手術をすると話して下さいました。視力もだいぶ落ちているようで。それで、眼鏡を準備されたそうなのですが、なかなか今の目に合わないようで。それもあって、「自宅での在宅勤務」に当面変えられるとのこと。

2人とも、私より2~3才若いのですが。家族の事、自分の事、いろいろあります。ただ、「在宅勤務」ができる仕事なので、その点は良かったと思います。

その分というか、他の(若手を含めた)お客様の社員の方、他のパートナー会社の方、みんな「在宅勤務」が多いんです。毎日出勤しているのは少なくて。
その分、私は極力出勤して仕事をしようと思っています。

私は、私なりの理由で、「通勤ぐらいしか運動していないこと」、「家では仕事に集中できないこと」。そして、昨年12月から3月まで、住んでいる建物の『大規模改修工事』をやっていて、土曜日も工事していて、外壁を削たり、いろいろされているのでしょう。結構、音が大きくて。なので、平日に家で仕事をするのは無理。そういう事情もあるので、出勤しようと思っています。
誰かいないと、何かあった時の対応が遅れますからね。

【森永卓郎さん死去】
経済アナリストの森永卓郎さんが、28日に亡くなりました。67才でした。

日曜日の朝、TBS系で放送されている『がっちりマンデー』で、コメンテーターとして出演されていました。
経済アナリストという肩書ですが、「おたく」でもあります。なかなか面白い方でした。

『原発不明がん』ということで、闘病をされていたとのことですが。
確か、「ライザップ」でダイエットされたこともあったと思います。でも、ここのところは、「痩せたな~」と思うこともしばしば。

ご冥福をお祈りいたします。

ただ、ちょっとショックだったのは、67歳という年令。私と同じです。
私も、この年齢になって、私はいつまで生きるのだろう。と思うことがあります。

父は77歳で亡くなりました。母は88歳で亡くなりました。
ただ、すぐ上の兄は61歳で亡くなりました。

森永卓郎さんのように、同年代の方の訃報に接すると、「自分は」と思う年令になっていました。
「健康診断」などでも、特に大きな問題はなく、大きく体調を崩すことはありませんが、「節制している」「健康に気を付けている」訳でもないので。

ちょっと先の事を考える、今日この頃です。

【千代田区区長選】
東京都千代田区の区長選。1月26日告示、2月2日投開票とのことですが。

ここに、「政治団体q」代表の黒川敦彦氏が出馬していると思います。
彼は、政治団体「つばさの党」の代表で、昨年4月の衆院東京15区の補欠選挙で、他自寧の選挙活動を妨害した疑いで、公職選挙法違反の罪(選挙の自由妨害)で5月に逮捕され、起訴。12月に保釈されている身。

28日にビジネス動画メディアが企画した千代田区句用船に出馬予定の候補者による討論会が開催されたそうですが、その際に、黒川氏は、別の候補者である佐藤沙緒里氏に対して暴言を吐き、批判を続け、「お前はばかか?」などと発言したり、手を叩き大きな声を出したり、隣に座っていた佐藤氏に手を触れるなどしたとのこと。

改心したのかと思ったのですが、そうではないようで。
立花孝志同様、この黒川も、「選挙」での問題児。
千代田区区長選というローカルな選挙ではありますが、全国放送のニュースで流れるようなことが起きないことを願っています。

兵庫県知事に関係する問題。
選挙に関する問題。
「中居問題」から「フジテレビ問題」、そして、「文春記事訂正問題」。
世間をにぎわせている問題がいろいろ。

『人としてどうなの?』ということが多い。
不愉快というか、気持ちのいいものではありません。
どうにかできるといいのですが。

では、また。


今日の博多239 【フォトエッセイ】

2025-01-30 08:39:17 | 今日の博多
おはようございます。

今日の博多は晴れています。



昨日、Amazonで電子書籍を購入しました。
Kindleというアプリで書籍が読めます。

購入したのは、元フジテレビアナウンサーの渡邉渚さんのフォトエッセイです。

渡邉さんは、一昨年の6月に体調を崩し、仕事へ復帰できる状態ではなく、7月に退職し療養されていました。PTSDを発症し、辛い日々を送られたようです。

そのことも含め綴ったフォトエッセイて、約200ページ。まだ、読初です。

NHKでは、夜中に再放送をします。
先日は、「バタフライエフェクト」で、ベトナム戦争を取り上げたものでした。

ベトナム戦争で死亡したアメリカ兵は約6万人とか。ベトナム側は民間人を含めて3百万人が亡くなっています。

帰還したアメリカ兵の中にはPTSDを発症して、自ら命を絶った人も多いとのこと。

別の番組では、アメリカの山火事の発生メカニズムなどを解説しあ中で、消火活動に当たって、その後退職した消防士の方が出てきて、やはりPTSDを発症し、中には自殺した人もいると。

強い恐怖などで発症し、フラッシュバックなどで悩まされ続ける病気。

まだ、エッセイの出だしの部分しか読んでいませんが、どんなことがあり、どれだけ苦しんできたか、赤裸々に書かれています。

電子書籍なので、スマホでも持ち歩けるので、少しずつ読んでいきたいと思います。

では、また。


今日のいろいろ1381 【言いっぱなし】

2025-01-29 20:44:15 | 今日のいろいろ
こんばんは。

  今朝書いた「文春記事訂正」のニュースに関しては、元国会議員から著名人など様々な人が投稿しています。

  落語家の立川志らく氏は「フジテレビは上納していなかった可能性が浮上。文春、10時間の記者会見やりなさい。フジは潰れかけたんだぞ。広告は、なかやま検脈くんに。いや、連載しているコラムニストは撤退すべき 」とコメント。

  大手出版社・幻冬舎で多くの書籍を手がける編集者の箕輪厚介氏 は「一個人を社会的にも物理的にも抹殺する力を持つ文春がこんな大事なファクトをしれっと訂正するってやばくない?文春を批判して自分が狙われるのが怖いから立場のある会社や人は文春批判できない。むしろ身を守るために広告を出してたりする中で、文春の監視は一体誰がするのだろうか?」と問いかけた。 

社会学者の古市憲寿氏は「昔は『所詮、週刊誌の記事だから』という受け止め方もありました。だけど『週刊文春』が媒体として、日本社会を動かす力を持ってしまった以上、誤報をこっそりと『修正』するなんて姑息なことは許されないと思います。いつも他者に求めているように、なぜ間違いが生まれたのか説明する責任がある」と、中居氏やフジテレビが求められた「理由の説明」を文春にも求めるべきと主張した。 

とのことです。(1月28日付 デイリーの記事を引用)

【弁護士 橋下徹さん】「重大な事実に変更があったのなら、きちんと大々的に訂正して謝罪すべきだと。第1弾と第2弾の記事で、文春は変更はしてるが、僕からしたらしれっと変更したなと。これはやり方違うんじゃないのと、散々インタビューの時に言ったんです。その後(文春は)きちんと記事化して」

「ただ最初は、僕のオンライン記事の最後に、しれっと訂正した感じだったんだけど、この訂正の仕方は違うんじゃないかと色んな人が言ったら、文春はフジテレビの会見後の28日、正式に大々的に訂正と謝罪をした。もう少し早くやった方が良かったんじゃないか」 

と。(以上は、1月29日付 カンテレ(関西テレビ)の記事引用)

文春は責任のある対応をすべきで、それがないと、今後、文春の記事の信ぴょう性に疑問が付くことになります。
これだけ言われて、文春はどうするのでしょうか。

【言いっぱなし】
昨日、書ききれなかったことを書きたいと思います。
ただ、この内容の引用は「1月28日付  文春オンライン」の記事です。1日経って、『文春自身にも言える内容ではないか』となってしまいました。

『デマや誹謗中傷でついに死者が 「流言」を言いっぱなしにする立花孝志氏と「真実を知り全てがつながりました」と言っていた有権者は..』

「以前は産経新聞を購読していたのですが、今では新聞はもちろん、テレビも一切見ない。その代わりユーチューブとXで偏りなく情報を集め、考えが凝り固まらないようにしています」

これは昨年11月におこなわれた兵庫県知事選での「斎藤元彦氏を支持する50代女性」の言葉だ。日刊ゲンダイが選挙戦ルポで紹介していたとのこと。

斎藤氏支持のこの女性は、「立花さんのおかげで真実を知り全てがつながりました」 とも述べていたとのことです。
立花さんとは、もちろんN国党党首の立花孝志のこと。(敬称略します。」付けません)

11月の兵庫県知事選の斎藤氏の出直し選挙では、立花も立候補したけれども、当初から「自分には投票しなくていい」「斎藤氏を支援する」と言っていた訳で、これが『2馬力選挙』と呼ばれ、立花が立候補し、選挙活動で斎藤氏を支援したことで、単純に選挙で使える道具が2倍になった訳で、これは「公正は選挙」とは言えない「不公平」な状態。ただ、それを取り締る法律がないのが現状。

先の都知事選で、選挙ポスターを張る掲示板を「売り出した」ことも含め、立花は「法律の抜け穴」と巧みに突いてくるところがあり、法律を見直すきっかけにはなっていますが、「誰もそんな事すると思っていない」「そんな事をしようとも思わない」。でも、それが現れてしまった。ということです。

この辺りの「法改正」については、残念ながら聞こえてきていませんが。

立花は、選挙期間中に、自死された竹内元県議に対する攻撃を行い、事務所を守っている奥さんを含め、「乗り込むぞ」と脅しをしています。
「SNS上で、竹内氏の自宅に行くと予告したことなどで「家族の生活が脅かされる恐れが生じた」と説明していた。辞職後も誹謗中傷が続いていたという。」(神戸新聞NEXT1月19日)

立花は、「1月18日に竹内氏が亡くなり、自死とみられる」ということが19日に報じられると、
「竹内氏が県警から任意の事情聴取を受け、近く逮捕される予定だった」といった内容をSNSで発信した。更に、「こんなことなら逮捕してあげた方がよかった」などとも。

ただ、これには兵庫県警も看過できず、県議会の場で、県警本部長が異例の
「全くの事実無根」と否定した。 

 メディアも立花氏のデマについて報じ、立花氏は20日に公開した自身のユーチューブチャンネルで訂正して謝罪した。今回はメディアが速やかにデマを否定したことで立花氏も無視できずに謝罪に至ったように見えた。こうした報道姿勢は今後も必要ではないか。 (文春)

 一方で立花氏は、謝罪動画を出した後もなお、「竹内県議がでっちあげをしていた」との主張は変えていなかった。すると『報道特集』(TBS系)が立花氏を問うた(25日放送)。立花氏は何を根拠に竹内元県議の主張を「でっちあげ」としたのか直接、立花氏を問いただしたのだ。

  立花氏は、「でっちあげというか僕は疑惑と言ったつもり。(竹内氏は)疑惑に対してちゃんと弁明されたらよかった」「疑惑とでっちあげとなると、ちょっと印象が違いますよね。僕でっちあげなんて言ってませんよね。疑惑ですよね」と否定したが、1月20日の自身のユーチューブで「デッチあげ」とホワイトボードに書き、発言していた事実を突きつけられた。

  立花氏は動画を公開したわずか4日後に「疑惑と言ったつもり」と発言を変えていたのだ。しまいには「僕はそういう疑惑があるということを言っているだけ。そんなことに対して僕は別に興味がないから言ってないもん」と言い出した。正体見たり、という衝撃映像だった。(以上、文春)

長くなってしまいましたが。
そろそろ、締めに入るとして。

最初の50代有権者の話。
その発言をした方が、「竹内氏が亡くなった後のこと」についての報道を観たかどうかは分かりません。仮に観ていたとしたら、考えは変わったのでしょうか。

ロシアがウクライナ侵略を始め、その状況が毎日の様に報道され、特に「ブチャの悲劇」について報道された時に、日本に居るロシア人が、ロシア国内に残る親に対して「ロシアはこんな事をしているんだ」と訴えたところ、「あなたの方が騙されている」と反論されたと。

ロシア国内では、情報統制され、国営テレビなどからは「プロパガンダ」の映像や報道ばかりで、ネット統制をかいくぐって西側の情報に触れている若者と違い、国営放送など官製メディアからしか情報が得られない年配の人は、「プロパガンダ」を信じてしまうということです。

選挙期間に入ると、オールドメディア(新聞、テレビ、ラジオなどのメディア)は、全ての候補者に対して「公平」であらねばならない部分があり、また、候補者に関連するニュースも控える傾向にあります。それは、ある意味「常識」なのですが。

オールドメディアでは、「知りたい情報は流れてこない。得られない」と感じ、ネット上の動画やSNSからは『本当の事』『知りたかった情報』が提供される。なので、オールドメディアは信用できず、ネットやSNSが正しい。という論理になってしまいます。

そのネットの世界では、各プラットホーム(XやTikTok、Instagramなど)が独自のアルゴリズムで、ユーザの検索、視聴履歴などを分析し、ユーザの興味のあるコンテンツを(勝手に)推薦し、優先的に表示する機能があります。
その仕組みを意識しないと、同じ様なものだけ「見せられる」ことになり、誤った情報を含め、次々と目にしてしまうことになります。

なので、簡単に「ネット、SNSの情報の方が正しい」と判断するのは危険です。逆に言えば、そこの心理をうまく突けば、自分の意図する方向へ誘導できてしまう、ということにもなります。

そして、ネットやSNSの内容については、例え誤った内容であっても『言いっぱなし』で、間違いやウソが発覚しても訂正されることは稀です。非常に無責任。

発信する者は、「誤った情報」「ウソ」が、どれだけ社会や個人に影響を及ぼすのか。時に、人の命に係わることもあります。兵庫県の竹内元県議もその犠牲者と言えます。

イギリスで、ある少年犯罪が起き、その犯人について、ある主婦が「犯人はイスラム教を信奉する不法移民の子どもだった」と誤った情報をSNSで発信したのですが、それがイギリス国内で拡散され、「不法移民追放」のデモがイギリス全土で起こり、約1700人の逮捕者を出したという事件がありました。
その過程で、警察が「犯人はアフリカ系で、イギリス国内で生まれた人物」との情報を流したのですが、一向に反応がなかったとのこと。

「バタフライ エフェクト」というのがありますが、何気ない「つぶやき」が大問題を引き起こすこともあります。ましてや、『意図的に』誤った情報やウソを発信するのは論外。

「正しい情報」を得るための「努力」と「工夫」、身に着けていきたいものです。みんなが。

長くなりました。
では、また。


今日の博多238 【文春の記事訂正】

2025-01-29 08:36:14 | 今日の博多
おはようございます。

今日の博多は雪後曇りの予報でしたが、青空が見えてきました。







昨日、ブログをアップした後で見つけた「文春の記事訂正」のニュース。

「はっ?」

中居問題で、「フジ社員が被害女性を呼び出し、自分達はドタキャンしてた結果、中居氏と被害女性が二人きりになった。」と第一報で報じたのを、昨日になって、「呼び出したのは中居氏だった」と記事の訂正と謝罪をしたとのこと。

更には、「1月8日の記事からは、その取材結果に基づいた記事としていた」ということで、橋下徹弁護士から指摘を受けていたとのこと。

この記事の誤りの訂正で、今回のフジの初動からの対応の誤りが許されるものではないのですが、記事の示すニュアンス、読者の受取には違いがあったと思われるほどの内容です。

1月8日には記事を訂正しながら、誤りには言及しないまま放置し、一昨日の10時間以上のフジ会見でも、その部分でのフジ社員の関与について、何度も問われていたのではないでしょうか。(フジ社員の関与が全く無かったという結論ではありません)

被害女性を呼んだのが、フジ社員か中居氏かでは、大きく印象が変わる間違いを明らかにしてこなかった文春には大きな責任があると思います。

今や、「文春砲」と呼ばれ、社会や報道された個人に大きな影響を与えるまでになっている、影響力の大きさを自覚していないのではないか。

誤りを訂正しないまま何週か発表しなかったのは、許される立場ではなくなっています。

立川志らくなどは、「(文春も)10時間の謝罪会見をやれ」とまでいっています。他の著名人も。

とんでもない話だなと感じました。

朝からすみません。
では、また。


今日のいろいろ1380 【フジと立花】

2025-01-28 20:27:45 | 今日のいろいろ
こんばんは。

今日は寒くなるという予報で、雪マークもついていたので、ジーンズにスニーカー、ダウンジャケットにマフラーというスタイルで出勤しました。
もし、雪が積もったりした時に、普通の靴は底が何もなくて怖いので、「雪」の可能性もあったのでスニーカーにしました。そうなると、おのずとジーンズになり、ダウンになりと。
お客様は「ドレスコードフリー」なので、何を着て行っても構いません。それは助かっています。もう、ネクタイをすることもほぼほぼなくなりました。

明日も寒くなりそうです。

【フジテレビ会見について】
今日のYahoo!ニュースの「マイナビニュース」の記事(筆者:木村隆志  コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者)で、

『フジテレビ10時間半の再会見も虚しさが残った理由…日本メディア全体の質も信頼性も失う結果に』という記事。

登壇者(フジの役員)たちは10時間30分もの長時間対応したものの透明性は十分と言いづらく、新社長も内部の人材であることなどから、非難の声が治まる気配は見えない、と書いています。

そして、メディアもネット上の声も中居氏とフジテレビを批判するあまり、俯瞰(ふかん)してフラットな目線から見たものは少ないように見える。ということで。(以下、記事より抜粋)

(1) 中居氏を叩き続けるムードの危うさ

まず中居氏の芸能界引退については、妥当であると同時に、今後への危うさを感じさせられた。 
示談したとはいえ、人権デューディリジェンスが求められる現状を踏まえると番組降板は当然だろう。たとえ守秘義務でトラブルの内容が明かされなかったとしても、スポンサーと視聴者ありきのビジネスモデルであるテレビ局の番組に出演することは難しい。 

相手と示談している以上、謹慎期間こそ必要にしても、YouTube配信や課金型のビジネスモデルなら芸能活動を続けることもできたはずだ。 

また、それを一切におわせず、声すら発することなく引退したことの解釈は難しい。「逃げた」という声もあるが、行為の是非はさておきここまで袋だたきにあっている以上、命を絶つという最悪のケース選ぶ可能性も排除できないのではないか。 

女性とのトラブルは責められても仕方ないが、他の言動や人格までも否定するなど、個人を際限なく叩こうとするムードには人間の残酷さを感じさせられる。 

※ 一度何かあると、「誹謗中傷」や「脅し」ととれるものなど、「匿名」というネットの世界で、際限なく「個人」を貶める行為が目立ちます。

(2) 嘘がないのなら「資質なし」の証しに

次にフジテレビの対応だが、初動のコメントから1度目、2度目の会見。すべて何らかの問題があったことは間違いないだろう。その内容はすでに多く報じられているため省略させてもらうが、フジテレビの対応は本来メディアが長けているはずのクライシス・コミュニケーション(危機管理対応)におけるセオリーから逸脱していることが露呈された。 

再会見で港浩一社長が「嘘はなく話しています」と断言していたが、それは同時に「人権や危機管理の意識が薄く、他の幹部も含め、トップとして機能していなかった」ことを意味してしまう。隠蔽しようと思ったのか、それとも資質がなかったのか。どちらにしても大幅な刷新がなければ信頼回復は難しいことが明確になった。 

※ とにもかくにも、「初動」がまずかったと思います。会見では「女性の状態を鑑み」というようなことを再三答えていましたが、良い訳にしか聞こえません。「だれかtoなかい」だけでなく、年末などの特番でもMCに起用していたのは言い訳できることではありません。
※ あと、昨日の会見は、もっと登壇した役員間などの意思疎通、情報共有、役割設定をしっかりとして臨むべきだった。10時間30分にも及ぶのは準備不足で、歯切れの悪い答えばかりだから。「答えられないことは答えない」「第三者委員会の調査結果を待つ」で押し通しても良かったのでは。批判は承知の上で。何をどう言っても批判されるのだから。

(3) 最後にメディアの報道姿勢について。

フジテレビがメディアとして問題のある対応をしたことは、本人たちが認めているように間違いないだろう。しかし、今回の問題を通して、それを報じる側のメディアが別の問題を露呈したことも確かだ。 

近年、情報の質や信頼性よりも関心や注意を集めることで利益をもたらそうとする「アテンション・エコノミーの意識が強すぎる」という問題が指摘されていた。なかでも「怒りを誘発・加速させる記事で数字を伸ばそう」という意識への偏りは顕著であり、実際に前述した中居氏の人格や過去の言動などを否定するような記事が目立っている。 

私のもとにも多くのメディアからコメントや執筆の依頼が来たが、そのほとんどが批判ありきの切り口。それに沿ったコメントや原稿を求められたため断ったが、これはそれだけ「このネタが稼ぎどころ」「ウチだけやらないわけにはいかない」という意識によるものだろう。裏を返せば、それだけどのメディアも数字を稼がなければ運営が厳しいということだが、報道の質と信頼性の低下を招いていることに歯がゆさを感じてしまう。 

そして再会見で問題視せざるを得ないのが、記者の態度と質問。「記者のレベル」がXのトレンド入りをしたほか、「フジテレビがマシに見える」「子どもに見せられない」などと書かれるほどの酷評が続出した。 

同じような質問ばかり繰り返す。感情的になって声を荒らげる。質問ではなく私見を延々と述べる。説教に終始して質問せずに話し終える。登壇者の回答中に罵声を浴びせる。強引な約束を取り付けようとする……さらに今回はメディアとも記者とも考えづらいYouTuberなども参加し、被害者配慮のルールを破る人もいた。 

なかには「共感性羞恥を感じた」(他人が恥をかいている姿を見て自分も恥ずかしくなる)、「人権侵害を問う記者が人権侵害のようなことをしている」という声もあった。明らかにメディアや記者側の改善が必要であり、それができないのであれば「名前だけでなく顔も映す」「中立的な第三者グループが仕切り役を務める」などの対策が必要なのかもしれない。 

※ 記者会見を10時間もやるものではない。フジ側は1回目の会見が「失敗」であったため、「制限をかけない」2回目の会見とした訳ですが、それにしても。普通の会話なら、最初に何を話していたか忘れるレベル。というか、ここまでの長時間、会話することはほぼないでしょう。
ということは、指摘にもあるように、同じような事を繰り返し。「期待する何か」を言わせたい。「発言の矛盾を突きたい」のでしょう。
ただ、「何を言ってもいい」場所ではないはず。きっと、「記者」と言われる人の中に、そのレベルにも達していない人が多く含まれていたのでしょうね。

最後に筆者は、
いずれにしても再会見を受けて、単に中居氏とフジテレビだけの問題ではなく、メディアや記者たちの姿勢も問われているのではないか。少なくともこの日の会見を見た人々は、日本のメディア全体に疑問を抱いただろう。 

と書いています。
(※の部分は私の私見です)

【立花】
もう一つ、今日のYahoo!ニュースの「文春オンライン」の記事で、

『デマや誹謗中傷でついに死者が 「流言」を言いっぱなしにする立花孝志氏と「真実を知り全てがつながりました」と言っていた有権者は..』という記事について書こうと思いましたが、長くなったので別な機会に。

ただ、この記事の中で、
「以前は産経新聞を購読していたのですが、今では新聞はもちろん、テレビも一切見ない。その代わりユーチューブとXで偏りなく情報を集め、考えが凝り固まらないようにしています」 

これは昨年11月におこなわれた兵庫県知事選での「斎藤元彦氏を支持する50代女性」の言葉だ。日刊ゲンダイが選挙戦ルポで紹介していた。 

さて、この女性の言葉について、どう思われますか。
昨年11月の兵庫県知事選から2か月ほどです。時間が経過し、竹内元県議が自死し、その報道があった直後に、立花はニセ情報を垂れ流し、県警本部長直々に否定されると、あっさりと取り下げたのですが。

参考までに。
『死者の名誉棄損罪』
死者の名誉毀損罪とは、死者の名誉を毀損する犯罪のことであり、虚偽の
事実を摘示した場合だけ処罰されることです。
刑法230条2項において、死者の名誉を毀損した者は、虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しないと規定されています。
死者の名誉毀損罪の刑事罰は、3年以下の懲役もしくは禁固または50万円以下の罰金です。

では、また。