気まぐれCAT

ゆ~りんのブログへようこそ!
気ままに・・のんびり・・・なんとなく

綺物つなぎ〜会期延長編〜

2021年04月15日 | 綺物日記
綺物帯繋ぎ第七弾
繋ぐのは
豊前小倉織研究会 謹製 小倉織帯「春のひかり」
合わせたのは
闇夜に浮かぶ薔薇の銘仙


 「フレディ マーキュリーも叩かれました 出るクィーンは打たれる」
柳家花緑だじゃれ小噺百選より

 「春山澹冶而如笑」
郭熙 四時山より

 「花も葉も光しめらひ われの上に笑みかたむける山桜花」
若山牧水のうた






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綺物つなぎ〜寄り道編〜

2021年04月10日 | 綺物日記
綺物帯繋ぎ第六弾
繋ぐのは
工芸こはく 総蠟纈手描き紬訪問着
『 森の仲間たち 』

合わせたのは
豊前小倉織研究会 謹製 小倉織帯「春のひかり」

帯締めは「番外編」での弓浜絣の時と同じもので、和小物さくらの青磁色帯揚げを

小倉城へ向かう前に
お茶の会議に出席!
青磁色帯揚げにしたのは、お茶からの発想です
 織りの紬に 
  「上代の三纈」
  • 絞り染めの纐纈(こうけち)
  • 板締めの夾纈(きょうけち)
  • ろうけつ染めの臈纈(ろうけち) のうちのひとつ

 臈纈染めで金茶に染めた贅沢な綺物に

 北九州の和綿を紡ぎ自然界の色で染められ織られた帯

 優しい光に包まれたみたいに温かな気持ちになります

 会議に出席していた方に「いいね👍」たくさん頂きました♪

会議を終えて小倉城へ
 春を愛でる書作との


 絶妙なまでのハーモナイゼーション





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綺物つなぎ〜番外編「小倉城ナイトキャッスル」壱〜

2021年04月09日 | 綺物日記
綺物帯繋ぎ第五弾

今回の綺物帯繋ぎは番外編
小倉城ナイトキャッスルに
 
弓浜絣「笹蔓七宝」村上絣織物(鳥取県米子市)に

小倉織帯「春のひかり」豊前小倉織研究会(福岡県北九州市)で参りました
 なんとなんと小倉織帯は
北九州周辺で栽培された和綿手紡糸で織られています
『美しいキモノ』2021春号
P92で市川美和子さんがお召しになっています
 「天守閣バー」
小倉の夜景を楽しみながら、非日常空間で贅沢な時間を



書作展開催中の4Fギャラリーも
夜ならではの雰囲気






 くっきりと
市庁舎に反射する小倉城

 小倉城ナイトキャッスル🏯を満喫致しました






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綺物つなぎ〜涅槃の境地〜

2021年03月30日 | 綺物日記
綺物帯繋ぎ第四弾
繋ぐのは

工芸地帯洛風林謹製手織袋帯
『 正倉院金工 』
正倉院所蔵宝物「金銀花盤(きんぎんのかばん)」 神の使い 花角の鹿

 合わせし綺物は
工芸こはく 総蠟纈手描き紬訪問着
『 森の仲間たち 』
森に息づく様々な動物の仲間たちが臈纈染めで描かれています


南座へ歌舞伎「風の谷のナウシカ」を観劇しに!なんて話もありました(笑)




 和小物さくら


白金帯締め 青磁色帯揚げ 綿入れ草履で
こよなき取合わせとなりました

小倉織「幽月」への取合わせでは浮いてみえた白金帯締めでしたが、キモノによってこうもしっくりくるものですね
面白き綺物奇譚

花弁の角をいただく花鹿は霊獣瑞獣 
憂いなく 天井天界 夢の楽園に住まう いきものたち
涅槃の境地
春山

澹冶

而如


有り難いことに
先週3/27に開催された「桜がもてなす小倉城」にて披露された新池坊四代家元による華道パフォーマンスの生花が飾られ、より華やかに



 春爛漫の小倉城


おまけ

こちらが、今回繋いだ帯のデザイン源となった
正倉院金工の金銀花盤です













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綺物つなぎ〜第三弾〜

2021年03月28日 | 綺物日記
綺物帯繋ぎ第三弾

誉田屋源兵衛・築城則子コラボ
小倉織「縞勘」銘「幽月」
を繋ぎ、帯はこの時アップした
工芸地帯 洛風林 手織袋帯「正倉院金工」
正倉院の宝物の中でも貴重な宝物のひとつ
直径61・5センチの銀製大皿「金銀花盤(きんぎんのかばん)」の
神の遣いである花角の鹿と花や星の紋様が見事に意匠化されています


帯揚げは、和小物さくらSACRAの青磁色
洛風林社長 堀江麗子さんのお見立てです💓
帯締めは、和小物さくらSACRAのホワイトシルバーを合わせていましたが、ぼやけてしまったのでクロコダイルに交替しました









「笑う門には福来る」柳家花緑 特別独演会
お弟子さんが前方をつとめることもなく
最初っから最後まで
柳家花緑師匠ワンマンの高座
正真正銘の特別な独演会となりました


14時開演 仲入り15分 16時終演の2時間みっちりの高座
小倉城で書作展を見ていただいた事やお噺の端々に小倉を織り交ぜてくださって
また演目が素敵で
私は司会MC担当でしたので、ずっと下手裏にスタンバイ、観覧しておりました
お噺が始まり演目に差し掛かると
スタッフの方もこれか!とにこり!!
私どもの書道会に向けての特別な演目にしてくださったのだなぁと感謝感激雨のち晴れ
スラリとしたスリムなお身体のようにお心遣い細やかで
懐はしっかり大しく、お優しい方だなぁと
心を人を温めてくださる方だなぁとつくづく思いました

演目表は柳家花緑師匠の手書きです
もちろん絵も手描きです

一、お節徳三郎・上 花見小僧
一、親子酒
仲入り
一、つる
一、お節徳三郎・下 刀屋



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綺物つなぎ〜「笑う門には福来る」姉家族と〜

2021年03月25日 | 綺物日記
綺物帯繋ぎ第ニ弾

今日は、姉夫婦と姪が
桜咲く小倉城へ
社中展を観覧しに来てくれました

繋ぐのは
西陣となみ織物 袋帯 「市島桜桜魚 嬉翔鳥春秋 箔」  帯締めは、ターコイズ
帯揚げは、「dog tracks 戌の足跡 」
合わせたのは
築城則子× 誉田屋源兵衛コラボ
小倉織「縞勘」銘「幽月」

久しぶりに姉妹で記念撮影

小倉城天守閣テッペンから春の城下を寿ぐ

「春山澹冶而如笑」
春の山は穏やかでしなやかでしっとりと上品に微笑んでいるようであるなぁ🌸






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「押絵立雛」名古屋帯〜年に一度のお披露目〜

2021年03月04日 | 綺物日記
今日は3月最初のお茶のお稽古でした
桜柄の小紋に「押絵立ち雛」名古屋帯を締めて参ります
雨水から啓蟄までのこの時節にのみ楽しめる贅沢な帯です




金屏風の前に寄り添うお内裏様とお雛様
月夜舞う花を愛でておいででしょうか
お伽噺の一片を切り取ったような風情が感じられます


雛づくしのお稽古でした


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「博多伝統芸能DAY」〜『博多』の唄や踊りを愉しむ〜

2021年02月23日 | 綺物日記
「博多伝統芸能DAY」を愉しんで参りました


折角なので、着物で参りました






演目は
筑紫舞
博多民謡協会
筑前博多独楽
福岡民謡舞踊 四季の会
(一社)日本国際文化協会九州センター 西川五郎氏
博多芸妓




昨日、たまたま見たテレビ番組
FBS福岡放送の新シリーズ「それでも前へ」第一回目の放送が「博多独楽」でした


今日、実際に観られて
ウイットに富んだ話術と芸の巧みに感激しました


くす玉には、筑紫珠楽さんが急遽書いたという「伝統芸能DAY」の文字があったのですが
シャッターチャンスを逃してしまいました


博多芸妓
あでやかでしたぁ


踊りをご披露された皆様も本当に素晴らしかったです

最後に
「筑紫舞」心に残りました

伝統文化を継承し伝承し続ける皆様
伝統芸能を学び続ける皆様が普通に舞台に立ち、それを私達が普通に愉しむ日常が
1日も早く戻りますように

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炉開2020〜形見の袋帯〜

2020年11月14日 | 綺物日記
お天気に恵まれた本日、炉開日和
先月の母二十三回忌に、ずっとしまってあった着物を形見として譲り受けまして、その帯で参りました




今年も無事に炉開が迎えられました
炉開おめでとうございます


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正倉院金工を毎日でも拝める!

2020年10月12日 | 綺物日記
今年も、第72回正倉院展が奈良国立博物館で
10月24日(土)から11月9日(月)まで開催されます
今年はコロナ禍の為、前売日時指定券の予約販売で、当日券の販売はないとのこと

奈良時代に建立された東大寺の倉庫である正倉院には聖武天皇の遺愛品を中心に約9,000件の宝物が現在まで伝えられています
正倉院展はその中から60件ほどを選び公開する展覧会
一年に一回60件の展示となると9,000件全てを公開展示するには150年掛かる計算ですね
凄すぎ!

今回注目すべきは、武器・武具と共に光明皇后が病人に分け与えるために東大寺に献納した薬物がまとまって出陳されること
薬物は奈良時代における疫病との闘いを伝える品としても、注目されているそうです
コロナ禍ならではの展示選択ですね

そんなタイミングの中、私が清水の舞台から飛び降りる気持ちでもって購入したものは、その正倉院の宝物の中でも貴重な宝物のひとつ
直径61・5センチの銀製大皿「金銀花盤(きんぎんのかばん)」
花のような角を持つ鹿の文様を裏側から浮き立たせ、皿の周囲には水晶玉などを飾り付けている正倉院金工
神の使いである花角の鹿が堂々と勇壮に描かれ花盤も忠実に気品高く意匠化された洛風林さんの袋帯
ほんのり薄桃の白よごし地に気張らず、しかし、印象的に描かれています

公開されなくても、一年に一度と言わず
毎日でも拝めるんですねwww


着姿のお披露目は、来年春になる予定ですが、洛風林の社長さんからは是非、この帯と取り合わせた「森のどうぶつ」という銘の金茶に白のろうけつ染め紬訪問着(工芸こはく謹製)で
正倉院展に行ってくださいって言われてしまいました!
Go Toで行くか!

洛風林社長 堀江麗子さんは穏やかでたおやかでとても素敵な女性でした
鹿に縁があるなんてお話を皮切りに色々とお話しさせていただいているうちに意外な共通点がある事も分かり、驚きと共に感激でした!
この瞬間まで全く自覚がありませんでしたが、私も鹿に縁があった事に気づかされました(笑)
私のところにやってくるべきものだったんだな( Ꙭ)マジデ

参考: 同柄色違いの帯は、清野恵理子さん著「樋口可南子のきものまわり」で 柳崇作の草木染めの訪問着に合わせておられるそうです
コメント (2)
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