cross fm グリーンライフツーリズム 「TOGGYと行く 着物女子 夜神楽ツアー」に参加しました
ドレスコードは「着物」
「着物」で「夜神楽」鑑賞 なんて素敵なツアーなんでしょう

足元もお茶の時には履けないレースの足袋を重ねて、遊んでみました
草履も形見分け後、初めて履くもの
こちらも、少し可愛い過ぎですが、今日はいいでしょう

そして、着物は 白地にいっぱいの花の小紋に 黒のふくろうの帯
秋はこの組み合わせで、出かけるのが幸せ
この着物、柄的には春でもいいのでしょうけれど、秋に着たいという思いが強い一枚です
集合場所の小倉駅北口へ向かう途中、人力車に乗った「小倉発祥焼うどん」のキャラクター「だるまちゃん」を発見

14時、ラビットバスにて「第七回B-1グランプリ」で賑わう街を出発
驚いたことに「着物女子」30名の中に、今年7月に合唱物語「わたしの青い鳥2012」でご一緒したAさんがいらっしゃいました
びっくり

ちょうど1時間後、道の駅「豊前おこしかけ」にて15分のトイレ休憩

お土産を買う場所はここを逃すとないとのこと
ツアー案内人のcross fmさとみさんが教えてくれた「ゆずコーナー」にて
夫には新物「柚子こしょう」 座敷童には「蜂蜜柚子茶」を購入
「柚子茶」は昨年の「倉商祭」で座敷童Sが試飲して美味しくて買いたかったけど
50円足りず買えなくて、でも美味しかったよねーという思い出の品なので
絶対、喜ぶと確信

40分後、「修験道の里」求菩提に到着
「求菩提資料館」の見学となんと「修験男子(?)で茶名も持つTOGGYによる野点」もあるということで、ワクワクですよ
で、お茶の経験者にお運びのお手伝いをしていただけないかということがあり、私も一人で参加でしたが
バスでお隣さんになった方もお一人て゛参加されていて、二人でお手伝いすることに・・・
お隣さんは胸元に懐紙を忍ばせていらっしゃったので、お茶をされているのではと思っていましたら案の定でした

少しずつ、紅葉していますね
4時近くなって、しかも少し高い所に来たので、肌寒くもなってきました



2班に分かれて、私達はまず「県立求菩提資料館」にて修験道文化遺跡 探訪見学へ

写真 撮っちゃ駄目かなと思って撮らなかったらOKだったみたいで、最後に急いで撮ったらこんなピンボケ
求菩提山普賢窟から発見された「国宝銅版法華経」を撮れば良かった
33枚の銅版にお経が刻まれていて銅筥に納められている国宝です
珍しいものだそうです(だって国宝だもんね)
九州国立博物館が出来る前は、現物がここにあったそうですが
今はプラスチック製のレプリカになっちゃったそうです
このレプリカの制作費がなんと2300万円というから凄いです
プラスチックのレプリカがですよ
56億7千万年後の弥勒菩薩下生の時まで経典を残す為の経筒も細い特徴であり求菩提独特で他には見られないとの事
20分という時間制限があったので、髪の長さが腰以上あるさばさばした若い学芸員さんが
駆け足で紹介してくださいましたが、キャンプ場には何度か来たことがあるこの求菩提が
こんな歴史的にも価値あるところだったとは、今回初めて知りました
勉強になったわぁ
そうそう、荒修行している山伏は実はもてもてで、結婚もしていたという事実も知りました
次は、お待ちかねのTOGGYさんのお呈茶です

10月は名残月ということで、花も沢山入れられています


お抹茶は「小山園」の「和光」
お菓子がピンボケで残念 桃屋・甚兵衛(中津市)のものだそうです 「冬柿」と「お月様」
私は「お月様」を頂きました
もちっとした求肥に滑らかな上品な白餡の美味しい和菓子でした

目の前に修験の霊山「求菩提山」を仰ぎながら、TOGGYさんが点てて下さったお茶を戴ける幸せ
求菩提の史跡ガイドボランティアのキヨタさんが求菩提に伝わる民話を聞かせてくださいました

夕食会場の「茶房ふきのとう」へ向かいます


夕食前に元求菩提資料館館長の恒遠俊輔さんとTOGGYのトークショーを聞きました
修験者のような修行は出来ないけれど、
心 身体を逞しくすると同時に「人を思いやる」とか「謙虚な気持ちになる」とか「感謝の心を持つ」とか
そういう気持ちに自然となれるようになる為に
都会を離れて「豊かな自然に身を置く」時間を持つことは、今の時代に大切なことかもしれない
「人間だけが特別じゃない」と言われた言葉が心に残る

山の幸が盛り沢山
美味しくてお腹いっぱいになりましたよ

「むかごと大豆の味ご飯」
ご飯は入らないよーと思ったけれど
このご飯がまた美味しくて食べてしまいました
デザートの「苺のゼリー」も・・・
そして、クライマックスは「夜神楽」です
「岩清水八幡神社」秋祭り 黒土神楽講の「湯立神楽」です
途中、時間が押したのですが、間に合いました
特徴的なのは修験文化の影響が見られる「湯立神楽」で、高さ10メートル余りの柱に登り御幣を切る所作や、勇壮な火渡りは、山伏の姿を彷彿とさせます。その年の豊作を祝い五穀豊穣を祈る里の祭りとして人々に親しまれています。天と地、五行の循環、とりわけ火と水のバランスを祈る壮大な神楽です。その中で軽業師の様な軽快な演技と、厳粛で緊張感あふれる火渡りの儀式が見どころです。
とは、豊前市のホームページより抜粋です
京築地区では、10月から12月にかけていたるところで神楽の奉納が行われているそうです


斎鉾(ゆぼこ・中央の柱)によじ登っているのはサルタヒコノミコト(黒土神楽講の安枝さん)


テッペンでパフォーマンス
そして、御餅を上から投げます
とれたらラッキー
拾いました




境内で「御幣(ごへい)」を買いました

TOGGYさんからも、TOGGYさん手作りの
ミニサイズの御幣を頂きました

お菓子のお土産もありました

ケーキハウス四季(豊前市岸井188-1)の「三毛門かぼちゃ」というカップケーキ
「三毛門かぼちゃ」でちょっと調べて見たら「世界一受けたい授業」で若返りの「ビタミンE」が豊富とかで紹介されたらしいです

このケーキ 「まじうま」です
南瓜そのままのほくほくとした食感と甘さが凄いです
カップケーキのパサパサ感ゼロ
また食べたい
人にも食べさせたい
そして、もう一つお土産です

なにげに手ぬぐい好きな私には、すっごく有り難いです うれしい
9時ちょっと過ぎに小倉駅着
7時間の「修験道と神楽」を巡る旅を終えました
「着物」を着て「夜神楽」が楽しめる~くらいの軽い気持ちで参加したツアーですが
修験道の歴史や・神楽と修験道の関わりを学んだり
3.11以降の今をどう生きていくか!
を裏に含んだ「今からの自分の生き方を見つめ直してみる」的な
深いいツアーだったなぁ
また、豊前の方々の郷土愛も感じることができたし、他所から来た私達に対する優しさ
っていうか、もてなしの心が有り難かったなぁ