昨日は各パートの色付けをみっちりしながらM17・M18・M1~M4まで歌いました
今日はM5「思い出すだけ、ただそれだけで」から・・・
ここはこんな風に歌わなくちゃというより、全体を通して歌うことによって分かっていただきたいという樋本先生のメッセージで始まりました
「M5」・・・「あのときしかってくれたっけ」・・・三連符で横に流れていくピアノの音形を意識
ブランコや縄跳びのようなメトロノームのリズムとは違う、ラララ ラララと回転する息を持って・・・
p(ピアノ)だが、決して小さい声で歌うということではなく、はっきりとしたp(ピアノ)で歌詞に込められた想いは強い(樋本先生は強風と表現していました)
数年前はこのpを「距離感のピアノ」と・・・
たった「あのときしかってくれたっけ」「あのときないてくれたっけ」の2小節+2小節の短い
フレーズではありますが、そこに篭る想いのなんて深いことか
そして、この間に入る四分休符は「しかってくれた思い出とまた違う泣いてくれた思い出に向かう休符」であり、「違う思い出」に向かうv(ブレス)でなくては・・・
しかも、四分休符の後、mf(メゾフォルテ)の「おもいだすだけ」と続く
ここは強い想いをそのままに「シラブル」に「す」も有声音で・・・
とにかく他のどの曲よりも3連符に想いを込めて歌わなくちゃいけない
休符は「休憩」じゃなく、「息を変える」や「感動」や「興味」の息が存在しなくてはいけない
休符については、どの曲にも共通のこと
「M7」の六つ目の扉のナレーション「夜の香り、ホタル、夜光虫、夜露、ナイチンゲールの歌」を支えるメロディ部分と「M4 思い出の扉」は最も綺麗にしたいところ
「ウー」とか「アー」の音程をパート毎に「ヒップアップ度」で表してくださるという斬新さが素敵です
細かい指摘をうけながら「M15」まで
毎回思うことですが、このワークショップで一番運動量が多いのは指導してくださっている樋本先生や大森先生だということです
言葉を駆使して、そのフレーズに相応しい音色を引き出そうと頭を働かせ、自らも歌い、樋本先生は光の精のパードで歌い(随分と上手くなられたと思うのですが、私だけでしょうか?ってかマエストロに対して失礼?)立ちっぱなしでコロコロ付き譜面台を右へ左へと移動させながら指導してくださる
私達が薪(まき)だとすると大森先生・樋本先生はマッチ(着火材)でありもっと燃え上がらせようとする酸素であり、それを受けて私達はもっともっと燃え上がるべく、ただの薪ではなく自火発火する薪になりましょう
さて、今日はぎりぎりで今年の参加を決めたのっぽっぽさんの練習最後の日でした
選挙が7月11日本番の日になってしまったため、お仕事になってしまい、本番に参加できなくなりました
とても残念ですが、お仕事しながら、こっそり歌って離れていても一緒に旅をしましょう
最後に、「指揮を見て歌えるように」「客席に顔が向いているように」「舞台人としての居方ができるように」
一人一人が努力しましょう
と樋本先生
今日現在チケットは176枚(700席までまだまだです)