北九州芸術劇場プロデュース
原作/五木寛之 脚本・演出/鐘下辰男
「青春の門~放浪篇~」を観にいってきました
本日のみアフタートークがある為
今日のチケットを購入
おもしろかったぁ
伊吹信介が「劇団白夜」に入る時は一緒に拍手しそうになったし
港湾労働者の不当労働を訴えるシーンでも共に叫びたかった
なんで?
個人的には伊吹信介役の椎木樹人さんが
前回観たリーディングセッション「近代能楽集」の時にも思ってたのだけど
昔の彼に似ているなぁと思いながら観ていた感が強いです・・・((笑))
港で働くシーンでは倉庫の匂いがかなりしたのですが
匂いも演出だったのでしょうか?
演劇はあまり観ることがないので香りの演出が普通なのかどうか
わかりませんが???
そうだとしても小劇場(だからこそ可能)ならではのことではないでしょうか?
あと 私があまり耳が良くなくて
しかもよる年波により耳の聞こえがさらに悪くなっているせいもあり
役者さんが後ろ向きでなおかつ早口で台詞をいうシーンでは
台詞が聞き取りにくいシーンが何度かあったのですが
雰囲気で察せられるのでまぁいいかとは思っていました・・・
さすがに丸谷玉吉役実力派の坂口芳貞(文学座)さんに関しては
そういうシーンでも聞き取れないということはなく
キャリアの違いなんだろうか?と
思うこともありました
また椎木樹人さんについても
アフタートークにて
「最後の10年後のところの台詞が感動的だったのでもう一度お願いします」
とのリクエストがあった時にご自分でも「カツゼツが悪くてわかりませんでしたか?」と言っていたのですが
私的にも「近代能楽集」の時にも思ったことは
発声が鼻づまりな感じでも主役になれるんだぁ?という事
プロフィールを見ると劇団主宰者だし・・・(失礼)
決して批判していのではありません
熱弁する台詞はなぜか鼻つまってなくてとても素敵でした
この「青春の門」をプロデュースした能祖将夫先生は合唱物語「わたしの青い鳥」の
プロデューサでもあり
昨年の青い鳥の練習の折
この「青春の門」が筑豊という場所を舞台としているにも関わらず
北九州の人間に割と親しまれていない点を
不思議がられていました
確かに私自身この作品が地元を背景にした作品だったと認識したのは
能祖先生に昨年言われたからでした
またこの「青春の門」はまだ完結しておらず
今年より続編の執筆が再会されるとの事です
なぜ「放浪篇」を選んだのかは脚本・演出の鐘下辰男さんの意向によるのもらしいです
かつて「演劇」は啓蒙活動の一環として発展していった
現代の演劇は消費演劇になっているのではないか?
このままでは日本の演劇は滅びるのではないだろうか?
という思いと
この「青春の門~放浪篇~」の中の演劇の原点的なものがリンクしたらしい
私にはそういう難しい話は全くわかりませんので
とにかく
面白いか面白くないかでして・・・
結果 すごく 面白かった
もう一度観たいと思いました
で記念に最後帰る時 劇中で撒いてたビラをこっそり持って帰っちゃいました
最初きれいなやつを握ったんだけどこっちの血糊の付いたのにしました
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