千切りに巻かれた経糸と、整経を終え、鎖に編まれた経糸。
昨日、今日と続けて糸巻き、整経、経巻きを2反分終えて、お正月明けからの仕事の準備をして染織の仕事の締めくくりとしました。
どんな感じに織り上がるのでしょう。
織物は緯糸が入らなければ見えてきませんので、機に掛けるまでは不安な気持ちも大きいのです。
今年も目一杯仕事しましたが、来年も個展やグループ展、かたちの会のイベントもいくつかあって忙しくなりそうです。
自分の織物の仕事だけではなく、工芸全般に関われることはとても嬉しく、そこからの学びも多いのです。
「アート鑑賞いろは塾」も回を重ね、来年1月18日(土)が初級編の最終回となります。
次回テーマは「わび、さび」です。どんな話しが聴けるのか、とても楽しみです。
是非ご参加ください。詳細はこちらから。終了後は軽く!!新年会です。^ヮ^V
よかったら着物でお出かけください。
それにしても、つくづく思うことは、着物だ、工芸だ、美術だ、と分ける時代はいい加減に終わりにして、本当によい仕事、よいもの、感動できるものが、巷に生きたかたちで産み出され、少しでも増えてくるといいと思います。
非力ながら、自作も頑張らねばなりませんが、後進への指導、紬きもの塾や、アート鑑賞塾など、「かたち」の笹山さんと協力して、力を尽したいと思います。
皆様のご協力もよろしくお願いいたします。
そんなことも含めて、アート鑑賞塾は来年も続けていきます。
初めての方でも、毎回でなくても大丈夫ですので、ご参加ください。
今まであまり美術館へも行ったことのなかった一般の方も参加してくださっていますし、作り手、使い手、鑑賞者を問いません、というか、、、
それらは一続きのものですね。
明日は工房の大掃除、30、31日はおせちを作り、ささやかにお正月を迎える準備をします。
三ヶ日は朝からお酒も飲みたいですし、^ヮ^V
包丁も、鍋、釜も休ませるべく、年末にやれることをやっておきます。
床の間に活ける花は蝋梅を買ってきました。
これらの年末の準備は古からの、ものや、人への配慮、知恵、未来への意味、願いがあるのですね。
身の引き締まる思いがします。
大掃除は明日にずれ込みましたが、とにかく無事に仕事をさせてもらえたことに感謝と喜びが湧いてきます。
みなさまも、それぞれの良いお年をお迎えください。