





のんのは、木曜日から学校でした。
最初の2日間は実力テストです。
午前中で終わるので、実家の父に迎えに行ってもらい、
その車の中でお弁当を食べ、
そのまま図書館に送ってもらうと言うので、
つまめるものばかりで、そのうえ手抜きのお弁当です

図書館のあとは、実家で夕食を食べさせてもらい、
電車に乗って、塾。
そして9時に自宅の最寄り駅に帰ってきました。
よくがんばるのんのですが、
実は大事件が起こっていたのでした

年末にクリーニングに出した制服。
そうです、ご想像通り、取りに行くのを忘れていたのです

前日の夜10時半ごろ、お風呂に入っていた私のところへ、
猛ダッシュで、半泣き状態で走ってくるのんの。
「制服、クリーニング~

クリーニング屋さんは8時まで。
泣き出すのんのは、「泣くな


泣いても仕方ないのにと、忘れた私が言えることではないのですが。
1.体操服で登校する。
2.夏のスカートと学校指定のセーターで登校する。
(夏と冬ではスカートの色が違うので、遠目にもはっきりわかる)
3.いとこやお兄ちゃんの友だちから制服をもらったと言ってた友だちに電話してみる。
以上3点をのんのに提案。
体操服での登校は、校則で禁止されているからと却下。
誰かお母さんやお父さんの知り合いはいないのかと、ぐずるのんの。
男の子なら知っている人もいるんだけど、女の子はなし。
なんとか涙をこらえて、でもほぼ涙声で友だちに電話をしてました。
すると、なんとスカートだけは2着持っているとのこと。
翌日持ってきてもらい、学校で履き替えるとことにして、
夏スカートで登校しました。
それもまだ乗ってくる子が少ない、いつもより1本早い電車で行きました。
(ほとんどの子はあと2本遅い電車なのですが、
のんのは私が出勤前に駅に送ることのできるみんなより1本早い電車に乗ってます)
それで、決着をつけたのに、それでも泣くのんの。
始業式で全校体育館に入るしね・・・
とにかく堂々としていること。
忘れちゃったあ

おどおどしてるから、馬鹿にされるんだよ

と、忘れたくせに、言い聞かせる私。
朝、ほとんど朝食を食べることもできず、ほとんど口をきくこともなく、
青い顔で、登校していきました。
心配で心配で、仕方がありませんでしたが、
恐ろしくて、帰宅してくるまで、のんのに電話もメールもできませんでした。
でもやっぱり心配で、実家の母にのんのが塾に行ったあと、電話してみました。
何も知らない母は、
「えー、機嫌よく元気にしてたよー。
全然わからなかったよ、そんなたいへんなことがあったなんて。」
という返事。
「ご飯もしっかり食べていたし、クリーニングに連れて行ってほしいって言って、
友だちのスカート借りたからって、クリーニングに出してたけど、
自分の分を、もらってきてたんだね。
そういえば、履き替えてたよ」
はああ、なんとか無事に乗り越えたようです。
しかし、塾が終わり駅まで迎えに行くと、不機嫌。
どうも、テストができなかったようです。
制服のことより、そのことで落ち込んでいました。
「大学はいっぱいあるし、今は少子化で定員割れして、
大学は困ってるんだから、どこかには入れるよ」
と励ますと、
「悔しいんだよ

そうだよね、冬休みディズニーランドも我慢して、勉強頑張ったもんね。
毎日よく頑張ったよ。
まあ、いろいろ心配の尽きないのんのです・・・