
盛岡の交通ターミナルとして機能してきた
盛岡バスセンター
が2016年9月末をもって閉鎖される事になりました。その盛岡バスセンターは各事業者で分散していたバスターミナルを統合する形で1960年に開業し、それ以来盛岡のバスターミナルとして機能していましたが、建物の老朽化に伴い閉鎖される事になりました(元々は建て替え予定だったが、資金面などで目処が立っていないようですね・・・)。


バスセンターは3階建ての建物で、1階がバスターミナル機能が入り、2階以上はいくつかのテナントが入るという複合施設のような感じになっています。しかも、完成当時から大きな改装をしてこなかったようで、昭和時代の香りが感じられます。しかも、窓もごく一部を除いてサッシがアルミ化されていない点も注目です。そして、バスセンターの文字も時代を感じさせますね・・・。そして、バスセンターの入口について小さなものが複数個所に分散していて、大きな出入口が無い事もポイントですね・・・。




バス乗り場はL状になっていて、7ヶ所あります。頭端式プラットホームとなっており、バスは前進で入り、発車時はバックしてバスターミナルを出ていくという形になっています。1番乗り場が岩手県北自動車、7番が降車専用である以外は全て岩手県交通が使用しています。岩手県交通はかなり多くの路線が盛岡バスセンターに乗り入れていますが、大半が道路上のバス停に発着しており、バスターミナル内に発着するのは中距離路線や盛岡駅を経由しない路線が中心となっているようです。

盛岡バスセンターの特徴の一つとしてホーム上に設けられた
発車指示ランプ
です。出発時刻になると指令室からの操作でランプを点灯させ、その上でバスが出発していくというシステムになっています。このランプは全ての乗り場に設置されています。ただ、先日訪問した時は使用を中止したのかランプの点灯がありませんでした・・・。因みに数年前に来た時は点灯していたのですがね・・・。

ホームへの出入口です。寒冷地らしく待合室などとは完全に分離されており、乗客は案内に基づいてこの出入口からホームに出入りしています。長野バスターミナルなどのように改札ラッチはありませんでした。


バスターミナル内には窓口も設置されています。ここで乗車券などを購入する事が出来ます。もちろん、自動販売機も設置されており、中にはLCD表示付きの最新タイプもありました。窓口の上には時刻表、路線図、運賃表も掲示されていました。時刻表の方は方面別に時刻を並べる方式でした。




バスセンターのもう一つの特徴である
レトロな雰囲気
です。待合室などにおいて、昭和時代の雰囲気が各所で残っており、まさしくレトロですね・・・。そば屋、売店などは今でも営業しているらしいけど、訪れた時は夕方だったので全てシャッターが閉じられていました・・・。でも、まだ営業しているという事はバスターミナルとしての面影があるという事でしょうね。
下の写真は2階への階段です。テナントは事務室以外はほとんどいなくなったらしいのですが・・・。しかし、エレベーターが無く、階段の身という点もいかにもレトロらしい雰囲気ですね。

バスセンターで出発を待つ日詰駅行きのバスです。バスターミナルには岩手県交通の多くの路線が乗り入れますが、バスターミナル内に入るのはごく一部の路線のみです。写真の601・611系統はバスターミナル内に乗り入れる数少ない路線の一つでもあります。601系統は盛岡駅を経由しない路線でもあります。他に雫石行きのバスも乗り入れてきます。


バスセンターにはかって夜行高速バスも発着していました。上が横浜線、下がドリーム盛岡号ですが、横浜線は今年3月末で廃止、ドリーム盛岡号は7月末を持ってバスセンター発着を廃止し、盛岡駅発着に変更されています。バスセンターには高速バス数路線が発着していましたが、閉鎖を見込んで乗り入れを順次廃止しており、県外では八戸行きのみ残っているとか・・・。

こちらは道路上のバス停です。多くの路線はここを発着しており、バスターミナルより賑わっているような印象でした。滝沢方面からのバスセンター行きは道路上で発着していますし・・・。
以上です。
盛岡バスセンター
が2016年9月末をもって閉鎖される事になりました。その盛岡バスセンターは各事業者で分散していたバスターミナルを統合する形で1960年に開業し、それ以来盛岡のバスターミナルとして機能していましたが、建物の老朽化に伴い閉鎖される事になりました(元々は建て替え予定だったが、資金面などで目処が立っていないようですね・・・)。


バスセンターは3階建ての建物で、1階がバスターミナル機能が入り、2階以上はいくつかのテナントが入るという複合施設のような感じになっています。しかも、完成当時から大きな改装をしてこなかったようで、昭和時代の香りが感じられます。しかも、窓もごく一部を除いてサッシがアルミ化されていない点も注目です。そして、バスセンターの文字も時代を感じさせますね・・・。そして、バスセンターの入口について小さなものが複数個所に分散していて、大きな出入口が無い事もポイントですね・・・。




バス乗り場はL状になっていて、7ヶ所あります。頭端式プラットホームとなっており、バスは前進で入り、発車時はバックしてバスターミナルを出ていくという形になっています。1番乗り場が岩手県北自動車、7番が降車専用である以外は全て岩手県交通が使用しています。岩手県交通はかなり多くの路線が盛岡バスセンターに乗り入れていますが、大半が道路上のバス停に発着しており、バスターミナル内に発着するのは中距離路線や盛岡駅を経由しない路線が中心となっているようです。

盛岡バスセンターの特徴の一つとしてホーム上に設けられた
発車指示ランプ
です。出発時刻になると指令室からの操作でランプを点灯させ、その上でバスが出発していくというシステムになっています。このランプは全ての乗り場に設置されています。ただ、先日訪問した時は使用を中止したのかランプの点灯がありませんでした・・・。因みに数年前に来た時は点灯していたのですがね・・・。

ホームへの出入口です。寒冷地らしく待合室などとは完全に分離されており、乗客は案内に基づいてこの出入口からホームに出入りしています。長野バスターミナルなどのように改札ラッチはありませんでした。


バスターミナル内には窓口も設置されています。ここで乗車券などを購入する事が出来ます。もちろん、自動販売機も設置されており、中にはLCD表示付きの最新タイプもありました。窓口の上には時刻表、路線図、運賃表も掲示されていました。時刻表の方は方面別に時刻を並べる方式でした。




バスセンターのもう一つの特徴である
レトロな雰囲気
です。待合室などにおいて、昭和時代の雰囲気が各所で残っており、まさしくレトロですね・・・。そば屋、売店などは今でも営業しているらしいけど、訪れた時は夕方だったので全てシャッターが閉じられていました・・・。でも、まだ営業しているという事はバスターミナルとしての面影があるという事でしょうね。
下の写真は2階への階段です。テナントは事務室以外はほとんどいなくなったらしいのですが・・・。しかし、エレベーターが無く、階段の身という点もいかにもレトロらしい雰囲気ですね。

バスセンターで出発を待つ日詰駅行きのバスです。バスターミナルには岩手県交通の多くの路線が乗り入れますが、バスターミナル内に入るのはごく一部の路線のみです。写真の601・611系統はバスターミナル内に乗り入れる数少ない路線の一つでもあります。601系統は盛岡駅を経由しない路線でもあります。他に雫石行きのバスも乗り入れてきます。


バスセンターにはかって夜行高速バスも発着していました。上が横浜線、下がドリーム盛岡号ですが、横浜線は今年3月末で廃止、ドリーム盛岡号は7月末を持ってバスセンター発着を廃止し、盛岡駅発着に変更されています。バスセンターには高速バス数路線が発着していましたが、閉鎖を見込んで乗り入れを順次廃止しており、県外では八戸行きのみ残っているとか・・・。

こちらは道路上のバス停です。多くの路線はここを発着しており、バスターミナルより賑わっているような印象でした。滝沢方面からのバスセンター行きは道路上で発着していますし・・・。
以上です。
コメントありがとうございます。
発車灯現役なんですね。私が訪問した時は発車灯が付いてなかったので、てっきり閉鎖を前に役目を終えたんだろうと思ってました。
ご教授ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
窓ガラスが古いものであるかどうか分かりませんが、窓枠が古いものである事は確かなんですよね・・・。
申し訳ありません。
ただ、メロディが流れるなら次々発車していく光景は見ものでした。
発車灯、現役です。
本日の18:00の5台同時発車の際に、時報とともに発車メロディが流れ、5→1番の順に発車灯が灯って出て行きました。
時間帯によっては使用しているみたいです。
このバスセンタービルの窓ガラスを、じっくり見てみると、現在では生産されてない景色が歪んでみえる古いタイプの窓ガラスを使ってるのが、とても印象的であります。
それはさておき、このテの古い窓ガラスを、建物解体のさいに再活用したケースがありますけど、その例は帝都・丸の内にあった新丸ビルを解体のさいに、景色が歪んでみえる窓ガラスを、新築の三菱1号館(煉瓦造り)建設のさいに再活用して、レトロを前面に出した件は忘れる事が出来ない事例であります。
以上をもちまして、私はこの辺にて失礼します。