斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

713系

2016-09-08 22:06:34 | 鉄道
 JR九州に在籍している
 713系
 は地方の交流電化拡大に対応するために投入されたものですが、715系などのように既存車両からの改造などで対応する事になり、少数の投入にとどまってしまいました。しかし、JR九州では宮崎空港線開業に関連して大幅なリニューアルを行い、現在に至っています。そんな713系を見てみましょう。



 713系はクモハ713形+クハ712形で2両編成を汲み、1M方式を採用しています。クモハ713形にパンタグラフを搭載していますが、今はシングルアーム式になっていますね・・・。713系はサイリスタ位相制御を採用し、国鉄で初めて回生ブレーキを採用している事がポイントですが、制御機器に関しては換装を行い、900番台から基本番台に改番されています。写真は第4編成に当たりますね・・・。


 車内です。713系は近郊型電車らしくセミクロスシート配置となっていますが、リニューアル工事によって大幅に変わっています。元々はボックスシートにロングシートといったごく普通な座席配置でしたが、リニューアルでクロスシート部分が回転リクライニングシートに交換されています。そして、インテリアも大きく変わっています。



 クロスシート部分は
 回転リクライニングシート
 になっています。これは485系からの廃車発生品で、リクライニング機能と回転機能はそのまま活用されています。なので、713系に乗ると特急列車に乗った気分を味わう事も出来ます。あの背面テーブルもそのまま使えますからね・・・。
 ただ、車体構造そのままで回転リクライニングシートを配置したため、窓と座席が一致せず、更に窓の高さと大きな差が出来ているので、賛否両論に分かれそうな気がします・・・。



 ロングシート部分については
 バケットタイプ
 となり、1人分のヘッドレストが付いた事がポイントです。背ずりが高い事もあり、長時間の移動を考慮している事が伺えます。あの京阪8000系のロングシートに通じる面もありますね・・・。


 更に空港利用客を考慮して扉間のロングシートやクロスシートの一部分をつぶして荷物スペースとした他、ゴミ箱も付いています。ゴミ箱の上にはテーブルも付いていますね・・・。あっ、ゴミ箱の方はクロスシート部分の仕切りを兼ねていますね。


 運転台後部です。713系はワンマン化改造を済ませており、運転台後部の座席を撤去し、運賃箱を取り付けています。運賃表示器に関しては最近になってLCD表示に交換されたようですね・・・。


 トイレ部分です。トイレはクハ712形に設置されていますが、トイレを見にくくすために仕切りが工夫されている事がポイントです。でも、トイレとは反対側の座席がトイレのドア付近まで延びているので、端っこに座った人はトイレと目を合わせる事になってしまいますが・・・。

 リニューアルによって特徴のある車内インテリアになった713系ですが、本当に興味津々です。
 以上です。

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2 コメント

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水戸岡先生のデザインはいつ見ても立派。 (みやのこ)
2016-09-09 02:06:21
おはようございます。
私の住んでる武蔵国・埼玉県にあるさいたまスーパーアリーナのデザインをはじめ、富士急電車やJR九州さんの車両など、数々のデザインを手掛けている水戸岡鋭治先生のデザインの秀逸さを、写真の車両の外観の塗り分けから、車内に至るまで目を見張るモノがあって、とってもイイです。

以上をもちまして、私はこの辺にて失礼します。
返信する
Unknown (斬剣次郎)
2016-09-12 01:30:23
 みやのこ様
 コメントありがとうございます。

 時代によって水戸岡氏のコンセプトの変化も面白いですよね・・・。1990年代と2000年代以降の違いで。
返信する

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