斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

北陸本線敦賀~金沢間 最後の日

2024-07-21 17:43:13 | 鉄道
 3月16日に北陸新幹線の金沢~敦賀間の開業に伴い、
 北陸本線
 の敦賀~金沢間が第三セクターに移管されました。その北陸本線としての最後の日を見届けてきましたので、レポートします。


 サンダーバードで
 金沢
 に向かい、金沢で下車すると、ホームには多数の人で賑わっていました。最終日ならでの光景です。


 駅標は既に移管に向けての準備が済んでいて、JRがシール貼りになっていました。


 そして、上りサンダーバードの最終列車となるサンダーバード50号大阪行きの出発時間になりました。すると、駅の案内表示がなんと「サンダーバードのラストランです」と表示されていました。こんなに粋な案内があるんですね・・・。因みにしらさぎも同じように表示されていました。



 ホームに上がって
 サンダーバード50号
 を見送りました。1・2番ホームから1時間に1~2本の頻度で出発していったサンダーバードもこの50号をもって金沢から出ることはありませんでした。50号はいつもの金沢発大阪行きの最終列車なのに何だかいつもと違う感情が上がってきました。
 出発後は隣ホームに向けて横断幕が掲げられ、さよならの実演がありました。



 そして、入場券を買って新幹線のホームに上がりました。人で賑わっていた在来線とは異なり、静かでした。でも、延伸に伴い、13・14番ホームは敦賀方面ホームになるので、ここから上り方面の列車が出るのは今日で最後です。ホームの案内表示は既に準備を済ませていました。
 カウントダウンが1日になっているのを見ると、いよいと明日なんだなと感じました。


 みどりの窓口は21時だというのにすでに閉まっていました。そうそう、新幹線開業に伴うシステムの切り替えでいつもより早く終了していたためです。みどりの窓口は早くしまったのですが、近距離用券売機はこれから最終を待たずに閉めるようです。


 そして、ダイナスター2号で金沢を後にします。1番ホームからの出発でしたが、多数の特急列車で賑わうホームも今日で最後、明日からはほとんどが普通列車や快速列車になるので、静かになるのでしょうね・・・。
 因みにダイナスターは改正で廃止されることになっているのですが、サンダーバードの時と比べると静かでした・・・。マイナーな列車だからなのでしょうかね・・・。


 福井
 に到着しました。時は23時ですが、下りは特急の発着が残っているため、ホームでは見送る人たちで賑わっていました。


 そして、23時06分発の芦原温泉行き最終列車に乗ります。この列車は金沢方面の普通列車の最終列車となります。最終列車だというのにいつもと変わらぬ姿でした。賑わっている特急とは対照的です・・・。





 向かったのは
 丸岡
 です。最終日の小駅の様子を見たくて来ました。どんな状況かというと、ファンの数は多くなく、ひっそりとしていました。いつもと変わらぬ姿でした。でも、第三セクターへの移管の準備はだいぶ進んでいて、駅標はシールをはがすとハビラインふくい仕様の駅標が出てくる感じになっていたし、券売機も既に使用終了になっていたし・・・。
 待合室に目を向けると、特急に手を振っておかしをもらおうという貼り紙が・・・。


 福井行きで福井に戻ります。この列車は最終の1本前なので、いつもと変わらぬ姿でした。最終日とは思えないシーンです。



 福井の4番ホームに到着しましたが、行先表示は回送になっているものの、回送で車庫へというわけではなく、福井駅停泊となり、このまま一夜を明かします。つまり、その521系J23編成は福井駅に止めたままJRからハピラインふくいに移管される形になります。車内では作業員が路線図の差し替えを進めていました。


 そして、下り最終特急のしらさぎ65号が福井に到着し、すぐに出発していきました。つまり、この列車の出発をもって福井駅から特急列車が来なくなってしまうのです。とうとう特急街道も終焉を迎えることに・・・。
 そこで、JRからハピラインふくいへの移管のセレモニーが始まりました。私は上りホームにいたのですが、留置の521系に遮られて見えず・・・。



 こうしている間、上りホームには681・683系の回送列車やEF510形の貨物列車が通っていきました。金沢に向かっていた681・683系は能登かがり火に充当される編成以外は金沢に到着し次第、すぐに関西方面に戻ることになっているようで、深夜に回送列車が頻繁に運行されていました。金沢で一夜を明かして次の日に回送すると、線路使用料がかかるからすぐに回送ざるを得ないんですよね・・・。



 セレモニーが終わって改札口を出ると、移管に伴う運賃表のシール剥がしを見学しました。JRの運賃表がはがれていくのを見ると、もうJRは終わったんだなと感じました。
 外ではカバー外しの作業も行われていました。

 JRとしての最終日を見ていると、何とも言えない寂しさを感じました。新幹線開業に伴う第三セクターへの移管の様子を見たくて足を運んだんですが、現場を見ていると寂しさが報道やネットを見るより強く感じました。
 以上です。

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