斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

苫小牧→帯広バス乗り継ぎ

2023-02-26 16:50:29 | バス
 過日、苫小牧から襟裳を経由して帯広へ
 バス乗り継ぎ
 を敢行しましたので、レポートします。


 スタートは
 苫小牧駅
 です。道南バスは苫小牧駅から静内方面へ向かう路線を運行しており、日高本線の一部廃止に伴い、日高本線の代替バス化されました。しかし、苫小牧発の始発がなんと8:55分と遅い!鵡川からでも同じとは・・・。(富川へ行くと富川を朝に出て静内方面へ向かう便があるのですが・・・)
 車両は道南バスの静内に入ったMP38でした。日高本線の代替バス化にあたって新車として投入されたものです。
 苫小牧を出ると、室蘭本線より北側に出てイオンモール苫小牧、沼ノ端駅北口などを経由し、浦河国道に入り、日高本線と並行するようになります。とはいえ、遠回りなんですよね・・・。鵡川駅前を過ぎると、代替バスとしての機能を持つようになり、乗客の出入りも徐々に増えてきました。とはいえ、座席が埋まるほどでもありませんでした・・・。バスは浦河国道を基本に所々狭い道路を通って集落を経由していく感じなのですが、時折廃線跡が見え、日高本線が廃止になったんだなと実感しました。


 静内の中心地に近づくにつれて乗客がどんどん下車していき、貸切状態で終点の
 静内
 に到着しました。時刻は11:30。苫小牧を出て2時間半以上・・・そんなにかかるんだ・・・。鉄道なら1時間程度だったはず。


 静内駅はそのままの姿で町観光情報センターとして引き続き使われてました。駅舎内で営業していた立食いそば店も引き続き営業しており、ちょうど昼だったのでうどんを頂きました。道南バスは近くに営業所があるため、バスは回送で行ってしまってましたが、JR北海道バスが1台待機してました。


 そして、11:55発の浦河老人ホーム行きに乗車します。道南バスのMP38でした。こちらのバスも代替バスにあたるので、充当されているのでしょうね・・・。因みに静内~浦河は道南バスとJRバスの共同運行だそうで、JRバスは元々運行している日勝線扱いだとか・・・。(そのため、JRバス便の一部は様似直通となっています)


 バスは引き続き浦河国道を走っていきますが、海の側を走ることが多いんですよね・・・。なので、海を眺めることが多かったですね。とはいえ、静内以北より乗客が少なかったですね・・・。


 1時間半ほど走って終点の
 浦河老人ホーム
 に到着しました。浦河の中心部を通り過ぎ、国道から外れたところにありました。浦河老人ホームはバス路線にとって袋小路のようなもので、バスはここで回転して来た道を引き返す感じです。なので、回転や待機できるスペースがありました。


 10分ほどして様似行きに乗り込みます。ここから浦河から様似へは鉄道線が走っていた頃からJRバスが運行しているもので、廃止によってそのまま代替バスになった感じです。様似行きのバスは浦河市街地の北側にある向別始発で、中心部を通ったのち浦河老人ホームにやってきました。車両はエルガワンステでした。以前、鉄道で様似に来た時はエアロミディやブルリメインだったのですが、すっかり変わりました・・・。


 浦河から様似はそんなに遠くないので、約30分で
 様似
 に突入。久々に様似駅を見ましたが、訪れた時から何も変わってませんでした・・・。バス乗り場もそのままでした。運転手から降りないのか?と言われたのですが、そのまま行きますと伝え、終点の様似営業所に向かいました。
 様似営業所に到着すると、施設はそのままでしたが、車両はすっかり変わってて、エルガだらけになってました・・・。日高本線運休に伴う代行バスでエルガを投入していたことは知ってたのですが、そこまで増えるとは驚きです・・・。因みに日高本線一部廃止に伴う代替バス化にあたって新車のエルガが投入されましたが、すれ違いを見ただけで撮影できず・・・。


 10分ほどの乗り継ぎで広尾行きに乗ります。今回の乗り継ぎのスケジュールを立てるにあたって最大の障壁となったのが様似~広尾です。平日3往復、土休日2往復と本数が少なく、しかも様似発に至っては14:12発が最終だという・・・。苫小牧駅発8:55に乗ると、ギリギリつながるという状況なんですよね・・・。
 今回もエルガでしたが、前ランナーは都市型レイアウトであったに対し、今ランナーは2人掛けシートを多用した郊外型レイアウトでした。それでも札幌圏からの転入車なんだよね・・・。


 様似~広尾は以前に乗ったことがあり、その時の光景を思い出しながら乗ってました。少ないながら乗客も乗ってて、それなりの観光需要はあるようでした。もう少し本数増やした方が・・・と思ったものです。
 そして、終点の
 広尾
 に到着しました。約2時間近くかかりました。


 広尾に着いて驚いたのが、旧広尾駅舎が解体され、こじんまりとした建物に建て替えられていました。新しい建物は待合室、トイレ、小さな窓口があるだけでした・・・。旧広尾駅舎は鉄道時代の遺構が所々おあったんですが、全て失われた感じでした・・・。


 広尾からは16:22発の帯広駅行きに乗ります。十勝バスのブルーリボンでした。以前に乗った時はブルーリボンⅡでしたが、車両の代替が進み、KV290も入るようになってましたが、見事に当たりました。


 約2時間半かけてようやく
 帯広駅
 に到着。こうしてバス乗り継ぎはゴールを迎えました。

 こうして、苫小牧~帯広をバスで乗り継いだのですが、一番感じたのは鉄道で行った時は様似をゆっくりと回れるほど余裕あったのに、今回はその余裕が無かったことでした。(静内も浦河も同様)とにかく、静内、浦河、様似をゆっくり回ろうと思ったら、どっかで1泊しないといけないということです。それほど不便になったんだなと。
 以上です。

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