斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

礼文島・利尻島見たまま2016

2016-09-07 22:04:45 | バス
 先日、5年ぶりに
 礼文島と利尻島
 を訪れてきましたので、その様子をレポートします。5年前と比べると、路線は変化ないものの、車両面で大きな変化がありました。

 ・礼文島


 こちらは元東急バスの2003年式のエアロスターワンステの
 679
 です。KL-MP35JKで、短尺のワンステとなります。元天北線用のブルーリボントップドアが主力だった礼文に入りましたが、礼文にとって初めてとなるワンステとなっています。宗谷バスでは稚内に元東急バスのノンステを大量に投入していますが、ワンステは今回が初めてとなります。これまでの礼文は全てトップドアだったせいか、前扉のみの使用で、中扉は車椅子専用となっています。



 こちらは元東急バスの2002年式のエアロスターワンステの
 682
 です。東急バスではワンロマと呼ばれていた長尺ワンステです。シートはそのままとなっていますが、外観では礼文島をPRするラッピングが施されています。とはいえ、礼文に長尺ワンステが入るとは驚きです・・・。



 こちらは元東急バスの2002年式のエアロスターワンステの
 683
 です。682と同じくワンロマタイプの長尺ワンステで、礼文島をPRするラッピングがなされています。679と同じように前扉のみの使用で、中扉は車椅子専用となっています(中扉にはその旨が記載されています)。


 長尺ワンステの並びです。長尺ワンステは2台が入り、これまでのブルーリボンに代わって主力として活躍しているようです。



 かっての礼文の主力だった元天北線用のブルーリボンの№452です。5年前は№409(旭川22か 618)・451(旭川22か 927)・452(旭川22か 930)の3台がいましたが、内2台はエアロスターワンステの代替で廃車になり、452のみ残っています。その452は礼文島観光シャトルバスのラッピングがなされています。


 他にレインボーの№483も一応現役のようです。礼文の路線車のラインナップはこんな感じでしょうか・・・。ただ、5年前と比べると路線車が1台増えているのが気になるんですけどね・・・。


 宗谷バスでは高速車と貸切車に新カラーが出ていますが、礼文にも新カラーが登場していました・・・。



 今回の礼文島訪問では元地線に乗ってみました。礼文は礼文線、元地線、知床線の3路線があり、このうち知床線は前回訪問時に乗車済みという状況でした。元地線は香深から礼文島の中央部分を横断し、香深とは反対側にある元地を結ぶ路線です。この路線は礼文島を横断するにあたって山を越えるため、急勾配と急カーブが続き、更にトンネル越えもあります。しかし、景色は抜群でした。とにかく凄いんですよね・・・。
 思ってみれば、礼文の車両代替にあたってノンステではなくワンステを入れたのも元地線が起因しているのではと思ったりします。

 ・利尻島


 こちらは元東急バスの2002年式のエアロスターノンステの
 678
 です。2015年に677と共に2台が入りました。KL-MP37JKのノンステとなります。大型ノンステは稚内に多数投入されていますが、今回で初めて稚内以外に入ったことになりますが、まさか利尻とは驚きです・・・。利尻にとっては初めてとなる低床車となりますね・・・。とはいえ、これまで利尻はトップドア車ばかりだったから大型ノンステでも前乗り前降りを継続し、中扉は車椅子専用となっています。



 こちらは元東急バスの2003年式のエアロスターノンステの
 694
 です。2016年に入ってばかりのノンステで、ターボ付きです。この車両は東急バス時代の社番がかろうじて見え、それによればA495のようです。この694の投入により、利尻の大型ノンステは3台となり、これまでのブルーリボンに代わって主力となっています。



 677、678、694の投入により、利尻にLED車が登場したわけですが、経由地表示が縦に並ぶという利尻独特の表示がどうなるのかと思ったら、LEDでも同様に表示されていました。しかも、側面もリアも同じ表示でした・・・。



 かっての利尻の主力だった元天北線用のブルーリボンの№448です。5年前は№376(旭川22か 332)・448(旭川22か 929)・450(旭川22か 928)の3台がいましたが、内2台はエアロスターノンステの代替で廃車になり、448のみ残っています。かっての宗谷バスの主だった路線顔のブルーリボントップドアは礼文と利尻に各1台ずつ残るのみとなっていました。U代なので仕方ない面もありますが・・・。



 そして、新製配置から利尻で活躍を続けている観光顔のブルーリボンの№482は一応現役で活躍しています。1997年式のKC代なので大丈夫だと思われます。因みに5年前にはレインボーの№443(旭川22か 892)もいましたが、エアロスターノンステの代替で廃車になったようです。


 貸切車の新カラーですが、利尻にもいました。旧エアロバスに対して塗り替えが進んでいるようです・・・。

 礼文と利尻は一部を除き元天北線の車両で占めていたのですが、いつの間にか元東急バスの車両が直接入るようになり、顔ぶれが大きく変わっていました。低床車が入った事は喜ばしいのですが、これまでのイメージとは大きく違うだけに戸惑いを感じました・・・。しかも、新しくやってきた車両は全て三菱ふそうである点も・・・。
 車庫内での撮影は事務室の許可を頂いております。
 以上です。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
利尻と礼文の感想やいかに。 (ももいわそう)
2016-09-08 01:23:12
トップドアのブルリの置き換えを進めましたね。昨年夏に利尻でノンステップを見たときは稚内での導入以上に驚きました。利尻・礼文は共に過疎化が進行しているのでノンステップやワンステップの置き換えは人に優しくなった印象すらあります。礼文島だと西海岸の元地線は坂道も急だからワンステップの導入も納得でしょうね。
いい時期に行きましたね、朝イチの稚内行きのフェリーに乗ると礼文島名物「桃岩荘ユースホステルの見送り」が見れるのですが。私も今週末に羽田からの直行便で稚内に入り利尻・礼文に行きますが、稚内と利尻で大雨が降って避難指示が出て礼文島もトレッキングルートが土砂崩れで通行止めになっているのを観光協会のホームページで確認しました。とりあえず、出たとこ勝負で行ってみるしかありません。
いい予習?になりました。
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もしかしたら… (神田トランセ)
2016-09-08 02:33:02
679号車、もしかしたらなのですが、2004年式のPJ-MP35JKだと思われます。
というのも、東急バスにKL-MP35JKは在籍しておらず、昨年の3月ごろにH582とH583が揃って除籍しているのでもしかしたらそのうちの2台ではないかと…。
(そして、大分コメントが空きましたが東急トランセより改名いたしましたのでよろしくお願いいたします。)
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都会から一転して・・・。 (みやのこ)
2016-09-08 15:27:58
こんにちは。
東急電車の沿線とかなら、いつでも見れるうえに、なかには等々力渓谷の近くより、帝都・中央停車場へ足を運んでる系統も居たりしてツワモノの東急バスですけど、一転してさいはての地にて再度の活躍をしてる、これらのバスを見てみると、仮りに擬人化したならどういう心境なのか、聞いてみたいものであります。

以上をもちまして、私はこの辺にて失礼します。
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北海道の東急バス中古車 (本郷学園)
2016-09-08 20:48:24
「日本最北端・稚内のバス会社」といわれている宗谷バスには東急バスの中古車が移籍してきており、同社が2009年まで東急グループだった名残りといえましょうか。北海道では現在、札幌のじょうてつだけが東急グループですが、かつて東急グループだった函館バスは現在も東急バスカラーです。
東急バスカラーのまま現地で活躍する中古車といえば、新潟県の越後交通グループで暫定的に東急カラーのままだった中古車を思い出しました。
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稚内見たまま (ももいわそう)
2016-09-11 20:56:39
基本的に路線用2扉のブルリの置き換えを進めていて、追加でノンステップのエアロスターを入れたようです。20年前と比べても過疎化による人口減少に歯止めがかからないために、市内線のダイヤも半減した上にKCやKLの貸切のエアロが増えている。堀川バスの夏期の応援を受けていた。
9日に羽田発の空路で稚内に入りましたが「寒い…。」気温差が15℃以上で一気に晩秋の装いである、なにしろこの時期だと「ストーブ」や「スタッドレスタイヤ」のCMが流れています。
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Unknown (斬剣次郎)
2016-09-12 01:22:49
 ももいわそう様
 コメントありがとうございます。

 返事が遅くなって申し訳ありません。
 礼文と利尻で低床車の投入が進んでいたのは予想外でした。現地に行ってビックリの連続でした。でも、人にやさしくなったのは事実なのですが・・・。
 稚内の方でもノンステの投入が進み、すっかり主力になりましたね・・・。
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Unknown (斬剣次郎)
2016-09-12 01:25:53
 神田トランセ様
 コメントありがとうございます。

 679、KLではなくPJなんですね・・・。ただ、新短期のシールが無かったのでKLかなと思ってました。改めて東急バスの車両を調べてみると、KL代の短尺ワンステいませんでしたね。
 ご指摘ありがとうございます。
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Unknown (斬剣次郎)
2016-09-12 01:27:32
 みやのこ様
 コメントありがとうございます。

 擬人化すると、都落ち、幸いにも第2の人生を踏む事が出来た・・・などとも考えられますね・・・。
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Unknown (斬剣次郎)
2016-09-12 01:29:05
 本郷学園様
 コメントありがとうございます。

 宗谷バス、東急グループから離脱した後も慣習が残っていますね・・・。ただ、高速車と貸切車は慣習から抜けつつありますが・・・。
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利尻・礼文見たまま (ももいわそう)
2016-09-17 18:01:40
貸切車両については経年車となっている旧型エアロバス・エアロクイーンM・エアロキングはの在籍を確認しています。全ての車両ではないものの夏タイヤ装着からみると、定期観光バスの運行が終わり次第稚内の本社にて格納とみています。
今の稚内・利尻・礼文は半ばオフシーズンに入っており、安めのツアーによる団体客の入りが続いている。雨模様だと最高気温でも15℃くらいまでしか上がらず、半ば晩秋の装いすら感じる。
今回は礼文町のホームページをチェックした、大雨によるトレッキングの可否を気にしていたが何とか実施できてほっとしている。
今回使用したのは天北〜宗谷岬線と稚内空港線を除く稚内・利尻・礼文エリアの宗谷バスとハートランドフェリーが乗り放題というフリーきっぷである。2週間前までに予約受付を済ませたて稚内の指定箇所で購入の上で、稚内・利尻・礼文エリアの指定の宿泊施設に2泊以上でスタンプ押印が利用条件。稚内・利尻・礼文エリアの指定箇所にアンケート回答の上で投函する必要がある。
利用条件をしっかり読んで吟味する必要がある、今回は礼文町の民宿が指定箇所になっていたので利用できた次第である。ホームページのまめなチェックと、「使用上の注意」をよく読むことだと感じさせられたのでした。
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