徳島新聞社より転載
大川小の被災校舎保存の声相次ぐ 石巻市民の遺構候補調査 2014/3/24 20:34
東日本大震災の津波の猛威を伝える「震災遺構」の在り方を話し合う宮城県石巻市の震災伝承検討委員会が実施した市民アンケートで、児童・職員計84人が死亡、行方不明となった市立大川小学校の被災校舎が遺構候補として挙げた回答が約1割に上ったことが24日、分かった。
この日開かれた検討委で報告された。多大な犠牲が出た大川小は検討委が議論の対象からあえて外し、アンケートとともに配布した遺構候補のリストにも含まれていなかった。保存を求める声が根強いことが浮き彫りになった。
アンケートは1月、18歳以上の市民約2千人を対象に実施、687人から回答を得た。