福島民友新聞より転載
生活保護減額を認めず 国、「高校生の奨学金は収入」覆す
福島民友新聞 8月12日(水)10時39分配信
福島市の30代女性が高校生の長女の奨学金を収入認定され、生活保護を減額された問題で、再審査請求を受けた国が、同市の減額処分を取り消す裁決を出していたことが11日、関係者への取材で分かった。裁決は6日付。
再審査請求前に審査した県は、減額処分を不服とする女性の審査請求を棄却しており、国は県が出した裁決も取り消した。
関係者によると、女性の長女は昨年4月、県内の高校に入学。入学前に奨学金の給付が決まっており、同4~5月に奨学金9万円が支払われた。しかし、同市福祉事務所はこの奨学金を収入と認定し、生活保護費から差し引いたという。国の裁決を受け、同市の担当者は「差し引いた分はすでに女性に追加支給した」とした上で、「使い道を確認するという原理原則に基づく対応を重視しすぎた。裁決を重く受け止め尊重したい」と話した。
この問題をめぐり、女性は同市に減額処分の取り消しと損害賠償を求める訴訟を福島地裁に起こしている。
福島民友新聞
最終更新:8月12日(水)10時39分
生活保護減額を認めず 国、「高校生の奨学金は収入」覆す
福島民友新聞 8月12日(水)10時39分配信
福島市の30代女性が高校生の長女の奨学金を収入認定され、生活保護を減額された問題で、再審査請求を受けた国が、同市の減額処分を取り消す裁決を出していたことが11日、関係者への取材で分かった。裁決は6日付。
再審査請求前に審査した県は、減額処分を不服とする女性の審査請求を棄却しており、国は県が出した裁決も取り消した。
関係者によると、女性の長女は昨年4月、県内の高校に入学。入学前に奨学金の給付が決まっており、同4~5月に奨学金9万円が支払われた。しかし、同市福祉事務所はこの奨学金を収入と認定し、生活保護費から差し引いたという。国の裁決を受け、同市の担当者は「差し引いた分はすでに女性に追加支給した」とした上で、「使い道を確認するという原理原則に基づく対応を重視しすぎた。裁決を重く受け止め尊重したい」と話した。
この問題をめぐり、女性は同市に減額処分の取り消しと損害賠償を求める訴訟を福島地裁に起こしている。
福島民友新聞
最終更新:8月12日(水)10時39分
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