青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

“北野シネマ” を忘れていませんか?~梅田のど真ん中にありました!

2024-05-04 | 昭和の映画館

大阪の懐かしい映画館と言えば、僕は現在のHEPナビオ(ナビオ阪急)の土地にあった「梅田東宝会館」を1番に上げますが、そこにあった映画館と言えば、北野劇場、梅田劇場、梅田スカラ座、梅田地下劇場の4つばかりを話題にして来ました。

すみません。東宝会館が取り壊されるまでの間、もう1館あったことを忘れていました。単にうっかり忘れていました。僕の通った梅田東宝会館には、もう1つ映画館があり、全部で5館が軒を並べていました。忘れていたのは「北野シネマ」です。本当にすみません。

北野シネマはATG(日本アート・シアター・ギルド)の上映館として、根強いファンを持つ映画館でした。昭和53年(1978年)に、ナビオ阪急として生まれ変わるために、閉館となりました。

北野劇場、梅田劇場、梅田スカラ座の3つの映画館は、座席数を減らしながらもナビオ阪急に入りましたが、北野シネマは消えてしまいました。そもそもATG系の映画自体、公開本数も減っていたので、その後ATG系の映画は、三番街シネマ2で上映されるようになりました。百又ビルにあったシネマ1,2,3も今は無くなり、大劇場が消えたことは寂しい限りです。

ちなみに3大劇場の座席数は梅田劇場が1450席、北野劇場が1370席、スカラ座が900席でしたが、ナビオ阪急になった後は、それぞれ920、1016、937と小さくなりました。しかし、その後この3つの劇場も、何度かリニューアルされて、TOHOシネマズと名前を変えた今では「8」つの劇場となりました。3大劇場の座席数は、元の梅田劇場が現在のシアター3で、北野劇場がシアター1、スカラ座がシアター2になりましたが、それぞれ座席数は、470、747、475と更に小さくなりました。時代の流れとは言え、残念です。大劇場が懐かしい!

 



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