弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

「東京・大阪 四会」じゃなく「巨大事務所」の 指定席

2023年11月23日 15時48分29秒 | 裁判
弁護士出身の最高裁判事は、かつては東京三会と大阪又は神戸から一人ずつというのが指定席であったが、最近は顕著な変化がある。
第一東京弁護士会から6人連続で任命されているところ、山口厚(刑法学者)を除き東京の巨大ローファーム(経営法曹の法律事務所)からの任命である。
既に退官した
宮崎裕子(長島・大野・常松)
のほか現職の
草野耕一(西村あさひ)
渡邉惠理子(長島・大野・常松)
岡正晶(梶谷綜合)
宮川美津子(TMI)
全員がそうである。
渡邉裁判官は宮崎裁判官の後任だから、もはや、長島・大野・常松は、最高裁判事の指定席を確保しているとも見られる。
さらに、消費者庁長官から最高裁入りしている岡村和美裁判官も、長島・大野・常松に所属していた経歴があるという。
最高裁からも多様性が失われつつある。