弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

呼出し受け取り 土俵に来るか まずはそこから 審理する

2009年07月16日 08時09分10秒 | 裁判
大相撲と同様に、裁判にも「呼出し」という手続がある。
最も重要なのは、民事裁判で訴えられた被告に訴状を送達し、第1回期日に呼び出す手続である。
これをきちんと受け取り、言い分を準備して、指定された日時に法廷に来ることができる人かどうか。
それも重要であり、場合によっては欠席判決を受けてもやむを得ないと判断されることもある。

親方日の丸? 日本の力士 テレビ欄でも 土俵際

2009年07月15日 21時28分12秒 | スポーツ
大相撲名古屋場所が興行中。名古屋で弁護士をしていた当時は毎年のように通ったものだ。
1972年の名古屋場所で史上初の外国人優勝を果たした高見山の東関親方も、先日定年になった。
今では日本人力士が優勝から遠ざかっている。3年半前の平成18年初場所優勝の栃東が最後。
横綱も3代連続で外国人力士だ(写真は歴代横綱扇子の一部)。
相撲ファンとして寂しいのは、幕内の相撲を帰宅後にまとめて見られなくなったこと。
民放の大相撲ダイジェストのような番組は無くなったし、NHKで同様の番組は復活したものの、深夜の放送だから見られない。

かねて家主の 直江の「愛」を あるかねつぐ気が 警視庁

2009年07月14日 08時36分40秒 | その他
「天地人展」をサントリー美術館で見た。
直江の江戸屋敷は、今の警視庁の場所にあったのだそうだ。
ちなみに向かいの法務省赤レンガ棟の場所は上杉屋敷。
(写真)
展覧会で買った「愛」のネクタイの模様

函館ラ・サール ホーム・ページに 「ロー・スクール化する マイ・コート」

2009年07月13日 01時28分40秒 | 裁判
11日の夕方、たまたま乗っていた新幹線の電光掲示板で「読売新聞ニュース」が流れた。
「弁護士増員で質が低下した」札幌高裁判事が母校のホームページで司法改革批判

さっそく夕刊を買って記事を読み、函館ラ・サール高校の同窓会ホームページも拝見した。
それにしても、この記事は何を言いたいのだろう。
司法改革を批判する裁判官を初めて見たという単なる物珍しさか、あるいは、ついに本当のことを言う裁判官が現れたということか。
でも、ロースクールであろうと何であろうと、合格者を増やせば合格ラインが低下するのは自明の理であろう。
それを承知の上で、なお少な過ぎた弁護士等を増員すべきかどうかという、真っ当な議論をすべきだったはずである。
(記事抜粋)
札幌高裁民事第2部の末永進総括判事が母校の函館ラ・サール高校(北海道函館市)の同窓会ホームページに「弁護士の質の低下の傾向がはっきり窺われる。法廷がロースクール化している」と指摘し、司法制度改革による弁護士の増員を批判する投稿をしていたことがわかった。(以下略)

裁判員制 あくまで阻止は 悪魔であろうと 手を組むの?

2009年07月12日 01時07分12秒 | テレビ
フジテレビのドラマ「魔女裁判」が終わった。
最終回まで見たくらいだから、ドラマとしては面白かったのは否定しない。それにしても後味が悪くて、眠れなくなってしまいそうだ。
裁判員ドラマは増えてきたが、熱心さのあまり間違いを犯すというストーリーは初めて見た。
そもそも、裁判員等に対する威迫は決してあってはならないし、裁判員法107条により処罰の対象となることは、毎回オープニングで流されていたとおり。

なお、裁判員制度の反対派の中には、現役時代に弁護士や当事者から極めて評判が悪かった元裁判官が複数いるのが残念だ。
(写真)
節分の仮面を被った魔女

「愛」を掲げた 弁護士会は こんな時代だ カラ元気!

2009年07月11日 15時43分54秒 | その他
古巣の愛知県弁護士会から弁護士任官の取材を受けることになり、毎月わざわざ送っていただいている会報を読み直した。
平成21年度の愛知県弁護士会役員就任披露宴での細井土夫新会長の挨拶の結びに感銘を受けた。
「日本の社会全体が暗い雰囲気となり、下を向いてしまって将来が見えなくなっている。そんな時代だからこそ、カラ元気かも知れないが、元気を出して頑張りたい。元気で活力のある弁護士会を目指す。」(ソフィア~愛知県弁護士会会報~4月号5頁)

ちなみに、弁護士会のホームページには、今も私の任官時のインタビュー記事が載っていて、面映ゆい。
http://gxc.google.com/gwt/n?u=http%3A%2F%2Fwww.aiben.jp%2Fpage%2Ffrombars%2Ftopics%2F94ninkan.html&hl=ja&mrestrict=xhtmlchtml&safe=off&inlang=ja&client=ms-docomo-jp&gsessionid=9fE6oHUEAEw6RfkuWiCPdA

(写真)
直江兼続の「愛」をデザインしたクリアファイル。
愛知県弁護士会も「愛」を掲げてはいかが。愛媛県に先を越されないうちに。

所期の目的 書記官たちと 初期に達して 暑気払い

2009年07月10日 08時38分33秒 | その他
今週は「暑気払い」続きだった。
これは夏休みに入る前の懇親会で、裁判所では上半期の忘年会のようなものだろうか。
いずれにせよ、弁護士会も含め、民間ではあまり聞いたことのない行事である。任官当初に聞いた時は、何のことか分からなかった。
もちろん参加費用は各自弁であり、裁判所では酒はもとよりお茶さえも公費で飲むことはない。
(写真)
過日、六本木ヒルズで開催されていたビアガーデン

全国どこでも 家裁にゃあるが 地裁には無い 出張所

2009年07月09日 08時18分41秒 | 裁判
飯能駅に最近設置された案内板。
「さいたま地方裁判所飯能出張所」と表示されるが、正しくは「家庭裁判所」の出張所である。

言い分聞かずに 死刑にされた 「司法制度の 父」のさが

2009年07月08日 08時39分10秒 | 裁判
江藤新平が最近また見直されているようだ。
本人は近代的な裁判制度の確立に尽力していたのに、「佐賀の乱」の首謀者として現地で乱暴に処刑されてしまった。
無念さは察するに余りある。

正裁判員 6人の次 頼むよ「ナナちゃん」 補充員

2009年07月07日 08時41分31秒 | 裁判
今夜は7月7日の七夕。
「7」にちなんだ名古屋駅前「名鉄セブン」の名物といえば、ナナちゃん人形。
裁判員制度が施行された前後には、「裁判員制度」のタスキをしていたそうだ。
でも、服は着ていないみたいに見えた。
(当時の写真を掲載したHPのアドレス)
http://gxc.google.com/gwt/n?q=%E8%A3%81%E5%88%A4%E5%93%A1%E3%83%8A%E3%83%8A%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93&safe=off&client=ms-docomo-jp&mrestrict=xhtmlchtml&hl=ja&inlang=ja&ei=t0kySugHlrzoA6Wd-As&rd=1&u=http%3A%2F%2Fwww.nagoyanavi.jp%2Ftopix090521.htm

いずれ多数の 意見になると 押せば勇気の 泉湧く

2009年07月06日 07時29分36秒 | 裁判
先週末、泉徳治・元最高裁判事の講演会があった。
下級審裁判官出身の最高裁判事としては異例に多数の「少数意見」を書いたことで知られる。
しかし、泉さんによると、そのうち2件は、後に別件で多数意見になったと見ることができるそうだ。
1件は、国政選挙の一票の格差について選挙権の不可侵を説いた部分が、在外邦人の選挙権に関する違憲判決で。
もう1件は、非嫡出子差別の問題性を論じた部分が、国籍法の違憲判決で。
少数意見に繰り返し接すると、多数派の裁判官たちも知らず知らずのうちに感化されるのではないか、ということだった。
勇気の出る講演だった。

「ラジオポテト」や 「甘玉」無いが 大衆演劇 ならあるよ

2009年07月05日 00時17分52秒 | 川越
この1週間のNHK朝ドラ「つばさ」は、大衆演劇をやるというストーリーだった。
ずっと知りたかった「湯島の白梅」のストーリーも大筋でわかったのが収穫。
川越には残念ながら、ラジオ局や「甘玉堂」は実在しない。
しかし、大衆演劇なら「遊遊ランド」で見られる。
(写真)
旧鏡山酒造で再現されている「川越キネマ」と「甘玉堂」のセットの前で「つばさ」を放映中のテレビ

更新申請 すべきかどうか 十年任期の パスポート

2009年07月04日 00時18分18秒 | その他
パスポートの有効期限が近付いたので、切替申請して改めて十年のパスポートを取得した。
下級裁判所の裁判官も「任期を十年とし、再任されることができる。」(日本国憲法80条1項後段)
私が平成15年4月1日に小泉内閣から頂いた辞令も、有効期間は残り3年9か月を切った。
任期中にあと一つは任地を務められると思うが、問題はその先である。

振り出し戻って 失敗学を やってはどうです 一審で

2009年07月03日 00時13分14秒 | 裁判
畑村洋太郎教授が提唱する「失敗学」という学問がある。今週の朝日新聞夕刊でも連載されていた。
再審公判は、無罪判決を早く出すよりも、「失敗学」の実践の場としてはどうだろう。
誤りであったこと自体は明白となっているケースでは、次に大事なのは「なぜ誤ったのか」「誤りを繰り返さないためにはどうすべきか」の徹底的な分析である。
ただし、「失敗学」の大原則は、個人の責任追及を目的としてはならないということである。
(写真)
本郷にある「失敗学会」の張り紙(右下)
帰りに通り掛かって撮影したが暗くて失敗

事件激増↑ 判事は微増~ 手当・ボーナス のみ微減〆

2009年07月02日 00時09分56秒 | 裁判
6月30日、待ちに待ったボーナスが支給された。
事件は増える一方なのに、前年よりも減俸というのは割り切れないが、国民の血税から頂戴しているのだから、あまり不満を言うと罰が当たるかも知れない。
(写真)
今年上半期の一人慰労会として、川越のビアザウルス本店で飲んだ沖縄の地ビール