Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

人生の半分ちかくになったドイツ生活のブログです。

相手の気分を逆なでする言い方。

2018-07-25 | ひとりごと


数日前の朝のこと・・・
私も相方君も仕事に行くので、朝の5時から交代でシャワーを浴びたり、
お昼ごはんのパンを用意したりといつものように、分刻みでバタバタ…

先にシャワーを使って、パンの用意をする相方君が
二人分のコーヒーを作るのもいつものパターン。

私がシャワーを使っていると、カシャーン!!!!!っていう
とってもいい音?がしました。何が割れた??って聞いても返事なし。
この時点で、私のものが割れたと思い・・・

シャワーから出てきたら、こんな会話が・・・

相方君「またヘルシンキ旅行に行かないとね」
私  「???」
相  「ヘルシンキのマグカップが割れたからさ。とっても大切にしていたよね。」
私  「なんで割れたの?」
相  「どこかにぶつかったんだと思う。理由より破片で怪我しないように掃除しておいたから」
私  「ヘルシンキでもあのマグは買えないよ。ちゃんと謝ってよね。」
相  「落ちてしまって割れたんだし、Tut mir leid。たかがマグカップなのに朝から・・・」
私  「どういう理由であっても、ちゃんと謝るべきだと思う。こういう時は、
    Tut mir leidではなく、Entschuldigungだと思う。」
相  「どっちも同じ意味だし。」
私  「かなり違うと思うし!!!」

私はこの時点で、シャワーから出てきた時点より
怒りは数倍に膨れ上がり・・・

相方君に限らず、謝罪の時にドイツ人が使う言葉は Tut mir leid
私はこの言葉が結構嫌いだったりします。

私の解釈からすれば・・・
自分に罪や責任(Schuld)があれば Entschuldigung
なければ Tut mir leidと区別しているので、同じではありません。

この場合、相方君に責任があるんだし・・・
私の感覚では、 Entschuldigungなんですよね。

感覚の違いなんだと思うけれど、私の感覚では、
自分には責任(非)はないけれど謝るっていうことに
使われていると思う、Tut mir leid。
を使われたことで、気分が逆なでされた・・・ってことでしょう。

同じような気分になることが、
苦情の電話をしたコールセンターとかで言われたとき。
確かに、コールセンターの担当者に非があるわけではないけれど、
その人がその会社の窓口として対応している以上、
そこはEntschuldigungを使ってほしいなって思ったり。

謝らない国ドイツ・・・
本当に謝りベタなんだなって思った、朝の出来事でした。

ネットで、言い方で相手の気分を害する・・・っていうので調べていたら
こんな表が出てきました。



その記事はこれ→

これが35点を超えた人は謝りベタを自覚したほうがいいんだそうです。
ドイツ人の半数は、35点を超えてそう~


仕事場でも、そんなに謝らなくていいよって言われる日本人の私。
ドイツ人的感覚からすると、やっぱりそんなに謝っているんだろうな・・・
って思ったり。