旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

経験則から考える~バラのコンパニオンプランツとは

2024年04月16日 11時57分24秒 | 庭について考えた事

コンパニオンプランツとはWikipediaによると

コンパニオンプランツとは、農学や園芸学において、近傍に栽培することで互いの成長によい影響を与え共栄しあうとされる2種以上の植物の組み合わせ、またはそれらの植物のこと。共栄作物、共生植物、共存作物とも呼ばれる。コンパニオンプランツを2種類以上、近傍に栽培することを混作、混植と呼ぶ。

バラのコンパニオンプランツにお勧めの~
なんて書かれた記事をよく目にするけど、ただ見た目だけの植物も多いです。
バラが咲く前に庭に彩りを与える植物だったり、同時に咲いて美しい風景を作る植物だったり・・・
なかには植えたらバラの肥料を吸ってしまう植物もあったりして、独自の解釈がまかり通っているような気がします。

例えばラベンダー
コンパニオンプランツとしてもてはやされているけれど、記事によっては「ラベンダーの出す成分がバラの成長を阻害する」なんて書かれていて、私30年バラやってますしバラ園で10年以上ボランティアしてきましたけど、バラの成長に影響を及ぼすなんて見たことがありません。
たぶんラベンダーが出している成分は学術上何らかの影響を与えるかもしれないけど、実際に育てていて問題ないなら、その説は栽培にさして影響ないのではないか、と考えます。
普通にちゃんとバラを育てていれば、たとえラベンダーが近くで茂ろうと(肥料を横取りする場合は別)バラは美しく咲きます。


そこで本題のアジュガ
「アジュガの花がバラの大敵であるチューレンジバチを呼び寄せる」という文章を読んだことがあります。
我が家はアチコチにアジュガを植えて30年余り(旧庭時代から)
バラにチューレンジバチがやって来ますが、アジュガの植えていない場所のバラに集ることもあります。
(例えばサマースノーの新梢とか)
チューレンジバチはアジュガ無くしても、バラの新梢に寄って来ています。

当ブログに、虫の研究者さんから丁寧な説明の長いコメントを頂きました。
アジュガと原種系チューリップ・ペルシャンパールと花のクラウドファンディング - 旅するガーデナー (goo.ne.jp)
超要約すると、
「アジュガに寄ってくる虫はチューレンジバチではなく、虫に詳しくない人物が見誤った結果、間違った説が流布している」
「バラの栽培家にこの話をしても、誰も信じてくれない」
「アジュガをチューレンジバチを呼び寄せる囮に使い、罪のない虫を駆除している」と嘆いておりました。

今年も我が家のアチコチに、もちろんバラの側でもアジュガが咲いています。
半日陰でも良く咲く紫色の花、大好き


ネットには様々な説が飛び交っています。
有益な情報もあれば、間違った情報もあるのが常で、中にはエキセントリックな情報を確証なしに広める輩もいますよね。
バラ栽培を始めたばかりの方々は特に、色々調べてその中で自身の栽培方法を確立していくのでしょう。
今はネットがあるからかなり便利です。
それでも経験に従って自身の栽培方法にたどり着くまで右往左往することでしょう。
バラのコンパニオンプランツについても、植えて良い植物、悪い植物を、自身で経験して見極めて欲しいと思います。
私自身は長い事バラ栽培していて、もう特に考えることが無くなりました。
経験上バラ栽培は、コンパニオンプランツによって大きく左右されるほど軟なものではないからです。

一寸まとまらなかったかな

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秋咲きサルビアで秋を彩る

2023年10月30日 10時07分34秒 | 庭について考えた事

湘南地方も秋が深まってきて、と言うか間もなく11月なのですが、サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)が咲き始めました。
近年、私はこれらの秋咲きサルビアに拘っていて、庭のオープンスペース周りに秋咲きサルビアを植えています。
どれも背の高くなるタイプなので、包み込まれ感を味わえ心地良いの
赤いサルビア・エレガンス、紫色のサルビア・レウカンサ、黄色いサルビア・イエローマジェスティーの組み合わせ。

何故拘るのかと言うと、関東南部以西のような暖地でしか見られない風景が作れる、と感じるからです。
それは北海道の実家で庭作りをしていて、地元に適した植物を植えることがいかに重要かを強く感じたから。
地元湘南の庭では夏越しが無理な植物も、実家の庭では難なく日向で元気に育っており、その気候の違いからおのずと庭の風景も違ってくるのです。
(実家の場合は海に近すぎて塩害影響が多々あるので、更に植える植物を絞り込まなければいけません)
そして暖地の自宅の庭では、北海道のガーデンで見た風景を作るのは、猛暑と言う難題が降りかかり、無理になります。
なので、実家の庭では北海道ならではのガーデンを、自宅の庭では暖地でしか叶えられないガーデンを作ろうと考えているのです。
その私が思うところの最たる植物が「秋咲きのサルビア」になるわけで、北海道では地植えは夢の夢ですから。

サルビア・ランセオラタ(ラスティーセージ)は春から咲き続けます。

秋咲きのサルビア・ライムライトは大株になりました。

サルビアじゃないけどイエローマジェスティーの隣に植えてみたロシアンセージ
まだ小さい苗ですが、そのうち此処をシルバーリーフで彩る予定。

築山の下方に植えてみたサルビア・アズレア
切り戻しながら育てて、秋はアスターのように咲かせてみたいの。


違うアングルで三種の秋咲きサルビアをもう一枚


今「ナチュラリスティックガーデン」という考え方が広まってきています。
私もその雰囲気と考え方には共感していますし、築山や隣家側はそんな雰囲気になってきたかな~と感じています。
その中に「秋咲きサルビア」という選択肢はあまり見ないのだけど、暖地の湘南では、これが土地に合った植物構成でもあると思う。
地方に合った植物を植えれば、植物に負荷がかからない分ローメンテナンスだろうし、その土地ならではの風景が描けるから、おのずとガーデンに個性が出て、訪問する楽しみが増えるのではないかしらん。

秋咲きサルビアの組み合わせをしているガーデンが、多くなると良いな~


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真夏は葉色を楽しむ

2022年08月20日 12時07分21秒 | 庭について考えた事

以前「真夏に花は見なくて良い、緑だけで満足している」と書きましたが、「緑だけで満足」とはどういうことか庭の具体例を挙げてみます。
葉っぱの色合わせや緑のグラデーションの面白さが伝わると良いな。

玄関前のニューサイランのコンテナ
ニューサイランの銅葉に斑入りのヘデラを合わせた寄せ植えに、こぼれ種で育ったカラミンサ・グランデフローラが生えています。
反対色の組み合わせで、お互いに引き立てあっています。

ヒペリカムを切り戻した後出てくる葉の色が白っぽく、残った葉色が濃くなっています。

赤味を帯びた新芽が花みたいで面白いです。

先日アップした玄関前の斑入り葉のコーナー
ここは真北で日中は日陰になるし、家の壁が焦げ茶色なので一層暗く見えるけど、斑入り葉が周りを明るく照らしているようです。


二階から眺める真夏の築山
銀葉から濃い緑葉まで、それぞれ形の違う葉のグラデーションになっています。
二階のベランダで洗濯物を干す度に眺めて自己満足に浸っています。

オープンスペース周りは銅葉のトキワマンサクが壁を作っており、その手前の緑葉を引き立てています。
茶色の煉瓦のスペースが大きく育った宿根草や低木で囲われて、包み込まれ感満載になります。
藪蚊さえいなければ、ここでティータイムを持ちたいのですけどね。

オープンスペースの内側にはホスタ、カレックス、ラムズイヤーを並べて植えて、葉色と質感とフォルムの違いを楽しんでいます。

緑濃い中、リシマキア・オーレアの新芽が赤みを帯びていました。
真夏は色変わりするのですかね~

隣家側のナチュラルガーデン風エリアも緑濃く、その中でルドベキアが咲き続けています。

上の写真下方の白い花のような植物はヒロハマウンテンミント
白い部分は葉っぱです。


猛暑の続く真夏のガーデンを考えるとき「葉色で魅せる」ガーデンがあったら良いのに、と思います。
所々に花を散らしてアクセントにすると、尚のこと葉も楽しめるし、涼し気だし。
庭がもう一花咲かせる秋に向けて、真夏の庭を魅力的シーズンする一つの方法ではないかしら。
季節にメリハリがつく、っていう感じかな。
そして、そういう価値観が広まればガーデンの楽しみ方が膨らむと思うし、ガーデニングするうえで「一年中花一杯」に捉われなくて済むのではないかしら。
それぞれ好みだと思うし「ばえる庭」ではないだろうけど、猛暑の中の管理を考えれば負担が減るしプレッシャーも減るのでは。
「がんばらない」ってことに通じはしないかしら。

ウチの庭はまだ発展途上だけど、その方法を磨いていこうと思います。

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端境期の無い庭&オンライントークイベント

2021年06月15日 15時36分25秒 | 庭について考えた事

関東も昨日入梅しましたが、今日は晴れ時々曇りで暑いです
夕方の水撒きは必須ですね。

ガーデニングに本格的に取り組み始めて、来年で丸30年になります。
相変わらず試行錯誤の繰り返しですが、なんとなく庭の端境期が無くなったような気がします。
以前は年に何度か、ポカンと空いたスペースができて、そこに一年草を植え足す~といった具合でした。
その植え足し回数がだんだんと減ってきて、今年は上手く植物のリレーができてきたと感じます。
猛暑の真夏は花を見なくて良い、と思うようになり、緑だけで満足しているせいもあるかもしれませんが。

外周に移植したシャンデリアリリーが咲いています。
良く増えるので、アチコチ植えてみています。

ミニギボウシが咲いてきました。
このミニギボウシは陽当たりが良くても丈夫に育つ有難い品種ですが、名前が分かりません。
暑くなると、華やかな花よりこうした楚々とした花に惹かれます。

煉瓦の小道沿いに二株あり、この時期の足元を彩り、秋は枯れた風情も味わえる優れものです。

フクシア・エンジェルスイヤリングが咲いてきました。
耐寒性&耐暑性が、すこぶる良いとは言わないけれど、かなり信頼できる品種です
一度地植えで挑戦してみようかと思っていますが勇気が無くて・・・
もっと挿し木で増やしてからにしなくては

築山ではアリウム丹頂が咲き始めました。
花は小さいながら、これもソコソコ信頼できるアリウムで、毎年咲くようになりました。

天辺から咲き始める様子が面白いです

ジャクリーヌ・デュプレが返り咲いています。
つるバラとしての機能は、まだ果たしていませんが、今年は丈夫そうに育っています。

球根花と宿根草で構成して端境期が無いのは庭の植物の構成が良くなってるという事かも
これから真夏を迎えて傷んでくる植物もあるでしょうけど、それも経験ととらえようっと。
そのうち動物(植物)的感が働くようになるかもしれません、ナンチャッテ


今日は12時からオンライントークイベントを観ていました。
上野ファームのInstagramで紹介されていて、上野ファームから配信されるというので、申し込みました。
私、インテリアも大好きなので、アウトドア家具にも興味があるの。
トークイベントの参加者は「アルフレックス・ジャパン」の社長さんと、上野砂由紀さんと、モダンリビングの編集長さん。
ルピナス満開の上野ファームを背景に、アルフレックスのアウトドア用チェアーに座った三人のトークは、コロナ禍の現在とコロナ禍以降の「庭とアウトドア家具を通したライフスタイル」等々、語られていましたかね~(超ザックリなマトメですけど
コロナ禍において庭の価値が見直されている事や「眺める庭」から「過ごす(暮らす)庭」へと変化している事などの話が興味深かったです。
その他諸々、勉強になりました。

だからと言ってアルフレックスの椅子が買えるのかというと、それは別
まずは上野ファームへ行って、アルフレックスのアウトドアー家具を体感したいな。
モダンリビングの編集長さんが「庭はもう一つのリビング」というコンセプトで特集を組まれた話に「私、まんまと乗っかってた~」と思わず苦笑しちゃいました。
その特集の時だけ、この雑誌を買ってますから。
プレゼント当たりますように

コロナ禍になって対面イベントが少なくなったぶん、こうしたオンラインイベントが家に居ながら視聴できるのはありがたいですね。
コロナ禍が終わっても、全国どこでも視聴できるセミナーやイベントを行い続けて欲しいと思います。
zoomが無くてもみられる形式で。


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冬庭考

2021年02月09日 09時47分18秒 | 庭について考えた事

マニアックな独り言なので興味の無い方はスルーしてください

若い頃はどうやったら一年中庭が花一杯になるのか考えていたけど、いつ頃からか晩秋から冬の庭は、冬枯れた風景が自然で好きだな~と思うようになり、シードヘッドや立ち枯れ枝など切らずに春前まで残すようになりました。
それが発展して「私の冬庭に花はいらない」と思うようになり、近年はビオラですら自分が理想とする庭の枯れ美と似合わないと感じ始めました。
でもビオラは秋に買わないと好きな種類は手に入らないから、どうしても買わざる負えないわけで、それを我慢できない自分に矛盾を感じモヤモヤした気持ちでいました。
でも、ようやく落としどころを見つけました。
秋に植えても冬は花が咲いてこない種類のビオラに。

昔のパンジー&ビオラとは色合いや雰囲気が違います。

冬、雪に覆われ庭がリセットしないのであれば、冬枯れた植物と常緑のカラーリーフを上手く組み合わせて冬の庭を彩りたいと考えていたので、上記のビオラなら自分の冬庭のイメージを邪魔することがないのでは、と閃きました。
しかも秋は花を見て、冬は緑を見て、春にまた花を見ることができる。
春の咲き始めには「春の訪れ」を感じることができる。
これは一石二鳥では
昔は物足りないと感じていたのに勝手なものですね。

もちろん冬中咲き続けるプレミアムなビオラは大好きなので、冬の彩りコーナーとしてまとめて花台の上で育てると、そこがサンルームのような役割になるんじゃないかとも。
冬に華々しい寄せ植えもしかり。
冬中咲くビオラの改良著しい時代に則していませんが、自分ではそれが自然なのだと感じます。

そんな事を思いついて、モヤモヤ解消~スッキリしました
マニアックで独りよがりかもしれませんが、それが今の自分の心にフィットする考え方ならその方向で進んでいこう。
更に歳を取って考え方が変わったら、その時の自分に正直に庭を作れば良いですし。


写真は冬にお勧めのカラーリーフ
ペンステモン・ハスカーレットの銅葉とサフランの剣葉
花の咲かない冬のほうが目立ち、観賞価値が上がると思います。

 

これからも自分の「好き」を追求していきたいな

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園芸本をネット予約

2021年01月03日 11時42分17秒 | 庭について考えた事

私のガーデニング熱はガーデニング誌「BISES(ビズ)」の創刊とともに始まったと言っても過言ではありません。
その「ビズ」は25年を経て2017年1月発売の106号をもって休刊になりました。
その「ビス」の編集長だった八木波奈子さんが本を出されると知って、即ネット予約しました。
流行語となった「ガーデニング」という言葉を生み出したと言われる「ビズ」
どのような内容なんかしら。
思い出いっぱいのガーデニング誌なので、今から読むのが楽しみです。

BISES共感のエナジー ガーデニング誌「ビズ」の記憶」八木波奈子


「ビズ」から刺激を受けてバラと宿根草を中心にデザインや植栽を考え作っていった旧庭
思い出写真

 

年月を重ねるとともに、庭も変化し、今は引っ越して新しい庭作りに取り組んでいます。
飽きずに続けられる趣味が今は生きがいになりました。
ガーデニングに出会えて本当に良かった

コロナ禍でお家時間が増え、ガーデニングや家庭菜園に興味を持つ人々が増えたそうです。
植物に触れ合う機会が多くなるのは良いことですね。

 



最近ネット注文した本は「名建築で昼食を オフィシャルブック
名建築内で食事できるなんて、なんて贅沢なのでしょう~
と思ってドラマを観ていました。
旧白洲邸武相荘、国際文化会館、ビアホールライオン銀座7丁目店では、その昔食事したことがあり、懐かしかったです。
ドラマが終わってこのオフィシャルブックがでたので即注文しました。

気兼ねなくこうした名建築を訪れ食事ができる日が来ることを切に願っています。

追記
2021年1月23日に、60分の拡大版スペシャルがテレビ大阪とBSテレ東で放送される。今回の舞台は横浜。マッカーサーやチャップリンも愛した歴史ある「ホテルニューグランド」や、「神奈川県立音楽堂」なども登場。


ああつ
「ふるカフェ系ハルさんの休日 台湾スペシャル」を見逃した~。
でも、我が家にはNHK+がある
後で観ようっと。


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晩秋の庭の醍醐味

2020年11月27日 15時00分46秒 | 庭について考えた事

ガーデニングを始めたころ(30年ぐらい前)は「一年中花いっぱい」路線に憧れていました。
一年中何かしら咲いている庭が雪の降らない地域の理想の庭姿では、と思っていました。
洋書を見ると冬の庭の写真で「雪が積もるツゲの生け垣」が紹介されていて、それも美しさの一つなのか
と、ぼんやり感じるぐらい。

いつから秋の草紅葉に心を奪われたかというと、たぶん宿根草メインの庭作りをするようになってから。
庭のギボウシの、黄金色に枯れゆく姿の美しさにハッとした覚えがあります。
自分が歳を取ってきて枯れゆく植物にシンパシーを感じるようになったからかもしれません。

今秋植え付けたヒゴシオンの花が散って、シードヘッドになりました。
昔は花が終わると地際で刈り込んでいましたが、こうしたシードヘッドにも味わいがあるなぁ~と感じるようになりました。

来年の秋を彩るために八重咲きのアスターも植えました。
これらのアスターが夏の猛暑を乗り切って根付てくれるか心配ですが、築山の秋~晩秋の庭を想像すると今から楽しみです。


今秋のアスターのシードヘッド
枯れた姿を愛おしいと感じます。

アムソニア(チョウジソウ)の草紅葉は逆光の中輝くのですが、写真では上手く表現できていないか
春からこの植物の成長を見て、花を見て、花後の葉姿を見て、こうして枯れた姿を見る。
それがこの植物の一年であり、植物の起承転結。
育てているから感じられる物語ではないかしらね~

そんな物語を感じられるのが晩秋の庭の醍醐味の一つではないかしら。

何度眺めても飽きない風景
季節の植物で彩られる庭風景はナチュラル
今年は台風が無かったので、見られた風景とも言えますが


枯れ始めたテンニンソウのシードヘッド
シードヘッドを残しても来春も芽吹く強さ。
宿根草の魅力の一つでもあります。

さっぱり咲かないバプティシア(ムラサキセンダイハギ)の枯れ姿に哀愁を感じたりして

ルドベキア・ヘンリーアイラーズのシードヘッドも可愛い

今どきの若い人たちは、こうした枯れ美とかシードヘッドの魅力を紹介する映画や本やネットがあり、植物もネットで自由に買える時代になり、おのずと庭作りの選択肢の一つになっているように思いますし、審美眼も磨かれるでしょう。
プランターにパンジーが咲いているだけで珍しかった私たちの世代まで浸透するには、まだ時間がかかるかもしれませんね。
でもそのスピードは「イングリッシュガーデン」がポピュラーになるまでの時間より速いかもしれない、と思うこの頃です。

今秋は沢山咲いたシルホサ・ジングルベル
白い花が雪を連想させます。
ようやく描いていた風景になりました。


「春は季節が咲かせる、秋は人が咲かせる」と言われるガーデニング
花が咲くとウキウキワクワクするように枯れ姿にもトキメクそんな庭作り目指してこれからも精進しなくては
暖地では晩秋に枯れ美になる植物選びがなかなか難しいのですが、これからも経験を積んでいきたいです。

秋の植え替え&植え付けを終えたので、次は来春に向けて球根を植えなくちゃ
可愛いビオラやチューリップはあざとい感じがしないでもないけど、それはそれで春という季節ための狙いだからね


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そんな私の庭の動画はこちら

11月24日 晩秋のマイガーデン

 


視座を養う!?

2020年09月05日 15時26分44秒 | 庭について考えた事

少し前からテレビでよく目にする日経電子版のコマーシャル「・・・視座を養う・・・」
このところ私と娘たちでマイブームになっている言葉です。

私の場合、深い意味は無くて、一番使うのはネットサーフィンの言い訳かも
最近PCやスマホでブログや動画や、その他SNSを眺めている時が多いから。
時間を無駄にしている時も多々あるけれど、情報収集や参考になることも多いです。

最近動画(YouTube)で、ガーデニングのvlog等を観ていたら、YouTubeが勧める動画に超ガーデニングの勉強になるチャンネルを見つけました
ガーデニングの基本から植物選び、DIY、考え方等、詳しく丁寧に教えてくれる「かべちょろGarden Class
サブタイトルは「しょくぶつとDIYで ちょっとだけ ゆたかにくらす」
アニメのかべちょろ先生が丁寧に詳しくガーデニングの諸々について実例をもとに解説しています。
管理人の「かべちょろ」先生って誰かしら
プロ中のプロのような気がするな。
動画の最後にチラッと紹介されるかべちょろ先生が造った庭を見ると、なんとなく想像つく気もするけどね。
ガーデニングの初心者にはぜひ観て欲しいし、経験者にも自庭の参考になったり、新しいガーデニングの考え方に触れたり、やる気がでたりすると思います。
ガーデニングにお悩みのある方には特におすすめですよ。

ガーデニングってなに?【番外編】

 

ブログでは「吉谷桂子さんのガーデンダイアリー
プロ中のプロだし、美意識ハンパナイから、たまについていけない言葉もあるけど、イングリッシュガーデン一辺倒だと思っていた吉谷さんが、新しい方向へ向かっていて(趣味園でも紹介されていました)興味深いです。
植栽についての考え方や、紹介されるガーデンが素敵です。
https://www.dinos.co.jp/garden/keiko_yoshiya/

 

SNSではThe RHS(英国王立園芸協会)やその他世界(日本含む)の好みのガーデンのインスタグラム(Instagram)もチェックしています。
https://www.instagram.com/the_rhs/?hl=ja
北海道のガーデンは欠かせません
https://www.instagram.com/ueno_farm/?hl=ja
https://www.instagram.com/daisetsu_mori_no_garden/?hl=ja
https://www.instagram.com/tokachihillsgardeners/?hl=ja


そなんなこんなで時間が費やされているけれど
人は、毎日触れるもので、視座を養う。
365日の差はかなり大きい。
本当か否かは別として、少しでも自分の成長の糧にできたらいいなと思っています。

実際出かけて見て感じて考えて自分の糧にしたいけど、コロナ禍にあってはそれができないし
アラ還の主婦が電車に乗ってお金をかけて勉強に出るのもシンドイし
ネットサーフィンで少しでも得られるなら上々という事かな

服部牧場にて

 

永遠に生きるかのように学べ」ってガンジーの言葉じゃないらしいよ


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「県のたより」

2020年03月01日 14時31分52秒 | 庭について考えた事

毎月一日には当県が配布している「県のたより」が、広告チラシと一緒に新聞に挟まってきます。
今日は3月1日なので、三月号になるのかな。
いつもは「あ~今月も一日(ついたち)か」と思うぐらいで中身はチラチラ見る程度でしたが、今月号の表紙はちょっと危機感をあおるようなコピーだったので読んでみました。
当県知事はパフォーマンスのお好きな方みたいなので斜めに見ていましたが「気候非常事態宣言」とは。
確かに急を要するものではないかしら。
内容は今後の「県の取り組み」についてで、単なる目標とならずどれも文言通りちゃん取り組んでほしいことばかりでした。
個人でできることは本当に些細な事だけど、しないよりマシなわけで、「たより」には取り組み方も少し書いてありました。


ガーデニングをしているから、自然の変化により気が回るからかもしれないけど、年々酷くなる夏の猛暑や一昨年昨年と続く超大型台風の襲来は尋常じゃないし、たぶんこれから毎年やってくるものと覚悟しています。
暖かい冬で風邪をひかず光熱費も抑えられたし、花は早く咲いてくれるしで、嬉しいと言えば嬉しいけど、どう考えても今年の暖冬は異常。
ウィルス同様に地球規模で取り組まなくてはいけない課題だと感じます。


昨年の台風で倒れて枯れたミモザの幹をオブジェ風に残しています。

その株元に名前がとても気に入ったクレマチスを植えました。
「天塩(テシオ)」由来はどうあれ、私には地名に感じたので。
ミモザのオブジェに絡める算段です。

あちこちで一地方自治体の長が頑張っている感のある現在の日本。
なんだかな~
シンジロウに期待してたけどナオミチに乗り換えようかと思うミーハーな私

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飽くなき追求

2020年02月11日 09時35分32秒 | 庭について考えた事

新しい庭づくりを始めて5年。
庭の宿根草が安定してきたのかと思われたがそうではなく、一気に大株等が枯れるという事態になり、結果築山では約三分の一に手を入れることになった。
枯れた植物を抜き、年々株が小さくなる植物を移植し、土壌改良を終え、2020年に新たに植える植物を注文し、到着。
これから植えこんで、春からは新しい風景を眺めることになる。
でも、それらの植物だって果たして何年この地で生育できるのか、植えてみなければわからないのが正直なところ。


栽培本に書かれていることは一般的なことで、環境によって育ち方が全く違ってしまうのは経験済の事実。
宿根草と言えども宿根せず、2、3年、長くて5年で一気に枯れることもあり、また新たな植え替えが必要になる。

ローメンテナンスで環境にやさしい庭をモットーにしており、気に入った風景は何年でも繰り返し見たい。
同じところに同じ花が咲く飽きることのない庭を作るには、なんと時間のかかることだろうと、今年改めて思い知った。
思えば旧庭は四半世紀かけてコツコツ作った庭だった。
満足気に眺めた時間はその中の何年間だっただろう。

そう思うと5年なんて始まったばかりのようなもの。
今冬植える宿根草の歩留まりは如何程か。
適地を求めて10坪強の庭内を移植し続けることになるかもしれない。
毎年少しずつ変化し、いつかまた旧庭の黄エビネ咲くボーダーガーデンのように、その季節が待ち遠しくなるような、そして見飽きない風景を作りたい。

 

たとえトライ&エラーの繰り返しになっても、見果てぬ夢にはならぬよう精進しなくては。
何よりそれが人生の楽しみであり喜びなのだから。
10坪強の広さだとしても。

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