旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

横濱洋館散歩

2011年04月29日 17時56分09秒 | お出かけ先の庭と花

いよいよ今年もゴールデン・ウィークが始まりました。
初日の今日は、予報より気温が上がって気持ちの良い晴れた休日となりました。

以前からいってみたいと思っていた横浜の高速道路の新山下出口付近にある大型ホームセンターに、夫の運転で出かけました。
花苗もガーデニング資材&アクセサリーも色々あって興味深く、新種のナデシコの苗や細々としたガーデニング用品を買いました。

せっかく横浜新道→第三京浜→首都高速と越えて横浜まで車でやってきたので、ホームセンターからも近い、港の見える丘公園へ足を伸ばしました。
生粋の神奈川っ子の夫ですが、此処は初めてだったみたい(たぶん忘れるぐらい昔に来たのでしょう)。

公園内の山手111番館では、三連のアーチのパーゴラに絡まるが、ちょうど見頃になっていました。
J.H.モーガンの設計でスパニッシュスタイルだとか。

無料で内部を見学できますが、私も中は初めて。
吹き抜けのホールのシャンデリアが美しい。アメリカ人の邸宅だったそうです。

実はこの一階は、正門の裏側(ローズガーデン側)が、バラ園を望むえのき亭の「ローズカフェ」になっていて、こちらは何度か来たことがあったのですけどね。
せっかくなので、テラスでお茶とケーキをいただきました。
私はローズ・シホンケーキ。夫はバラのロールケーキ。紅茶はポットでアールグレイ。

最初に出向いた山手111番館が、夫にはとても興味深かったようで、ついでに洋館巡りをして帰ることにしました。

一通り港の見える丘公園内を散策した後、お隣のアメリカ山公園へ。こちらは新しく設えられたようで、市営地下鉄みなとみらい線の「元町中華街駅」に通じる入り口がありました。

外人墓地を横目で見ながらエリスマン邸をぬけ、ベーリックホールへ。
こちらもJ.H.モーガンの設計でスパニッシュスタイル。
イスラム様式の流れを汲む小窓が印象的です。

中はシンプルな印象。イギリス人の邸宅だったからでしょうか。

此処から戻ってくる途中、小学校4年生ぐらいの女の子が、「えのき亭 本館」の前で、大きな声で「このカフェ、かわいい~」ですって
小さな女の子の発言に、私たち、ちょっとビックリ&大ウケ。今時の子の価値観って

山手234番館では「チューリップ アート プロムナード」が行われていて、可愛らしいチューリップの花絵を拝見。
ボランティアネットワークの方々が、チューリップの産地新潟の球根育成のため不要となった花を利用して、彼是12年、西洋館の庭を飾る活動をしてきたそうです。

 西洋館はどこもバラが植えられていて、蕾を沢山つけていました。
バラの時期の散策はいっそう薫り高く素敵な気分になるでしょうね。

建物はどこもレトロで重厚で、コンサバトリーなどには特に憧れてしまいます。
思いがけなく西洋館巡りができて、楽しいGWの始まりとなりましたが、カメラを持ち合わせていなかったので、携帯電話での撮影となってしまいました

季節季節にイベントもあるようで、その時期にも来てみたいわ。きっと一人でしょうけど

 


庭のあちこちに咲く小花たち

2011年04月28日 15時05分48秒 | 旧庭(~2014March)

晴れて暑くなり、午後からは風が強くなりました 。

この時期は色々な小花たちもアチコチで咲いてくれます。
植えっぱなしの原種系チューリップ「ブライトゼム」は、今年は4輪だけになり他は影も形も・・・
アプリコットがかった黄色の花に灰色がかった葉。ともに中間色。
小さくて可愛らしいのですが、植えっぱなしでも増えませんでした

今年お初のスミレです。花はアリアケに似ていますが、すっきりとした細い葉です。
宿根ネメシアの株から顔を出したので、どこかで種が紛れ込んでしまったのでしょうか



白スミレも咲いてきました。本当に気まぐれで、予想外の場所からも出てきます。
写真はスイセンのコンテナで増えた株。よく増えるんですけど移植は苦手みたい。
でも、葉が細くて大きくて、いつもとなんとなく雰囲気が違うのは育った場所のせいかしら

クレマチス「ムーンビーム」も、2輪咲きました。
大きな株になりそうで、なりません。コンパクトに育つクレマチスのようです。
香りを感じるには2輪は少ない 旧枝咲きだったのに、秋に先端をカットしたのが悪かったのかな。
寒さに強くない割りに越冬できたので、関東南部はOKなのでしょう。

真っ青な花を発見
タグについている名前の「ブルークローバー」は種屋さんがつけた通称で、正しい英名はShamrock pea(学名Parochetus communis)。
なるほど花は豆(Pea)の花のよう。雰囲気はツユクサかな。
小型のストロベリーポットに寄せ植えしてます。

家裏ではシャガも満開になり、昼なお暗い路地を明るく照らしております。
蘭のような花は可愛く個性的で結構好きですが、あまりに良く増えるので、担当の夫も手を焼いております。

葉牡丹「ブラックルシアン」も花を咲かせました。キャベツの仲間らしい花だね~。

 

 

                 

今朝は庭が雨上がりのスッキリした気持ちの良い空気だったので、朝食にサンドィッチを作って、庭にテーブルを出して食べました。

サンドイッチの具はアボガドのペーストとゆで卵にボイルした小エビを混ぜた物。
ヨーグルトには冷凍ブルーベリーを乗せて、PCで疲れた目が回復するように。
ジュースはコラーゲン入りのマンゴー味。
美容と健康に良いかしらん

 


青空に、ライラック!

2011年04月27日 09時15分56秒 | 旧庭(~2014March)

朝からとても暖かいのは良いのですが、風が強くて庭の乾燥が気になります。

すっきりとした青空に映える花木沢山あれど、私の一押しはライラック。
昔住んでいた札幌でよく見かける花木で、別名リラ。渡辺淳一著「リラ冷えの街」でも有名ですね。
初夏の北海道のスッキリした青空に映える花なんですよ~。
勿論こちらでも、ね

和名は「ムラサキハシドイ」。
北大植物園では和名で記されていて、花の咲いてない木をはじめて見た時は、その木がライラックだと気づきませんでした

今年は沢山咲いたほうかな
大型コンテナ植えにしています。本当は地植えにしたいんですけど、何せ場所か

小さな花が集まって、ロケット型の大きな房を形成します。香りが抜群
ラベンダーが出回る前は、スズランとともに北海道を代表する香りでした。
蕾は濃く、花が開くと薄紫になり、一房で色のグラデーションが楽しめます。

 

ライラックも、今は様々な種類が出回っていますが、私はスタンダードな此花が一番好き

札幌は「私の原点」と言える街だからかもしれません。

 

 


アジュガとマンネングサの小道!?

2011年04月26日 10時04分09秒 | 旧庭(~2014March)

曇りの予報でしたが、気持ちの良い晴れた朝になりました。

もう一つの小道は、車庫上のポーチから庭奥へ通じる芝生を横切る飛び煉瓦の道です。
芝生はいつも踏む場所が禿げてしまうので、其処に煉瓦を配置しました。
庭奥は木々が生い茂るようになってから、日当たりが悪くなり、芝が生えなくなったので煉瓦とガーンタイル敷きにしてあります。

庭奥家側に咲くアジュガ
日陰でも良く咲いてくれる個性的な色合いの可愛らしい花。
ランナーでよく増えますが、今年は花つきがあまり良くありませんでした
少しは肥料っけも必要なのかしら。アジュガの株元には黄緑色のマンネングサも茂っています。

 

上の写真と同じ場所のお向かいはボーダーガーデンの端。
紫系の花で賑やかな中、ひっそり花を咲かせているアジュガ。
ささやかですがブルーガーデンの一角を担っているのですよ

 

庭奥から見ると春の小道はこんな風。マンネングサの黄緑色が効いてます。奥(写真手前)に来るほど日陰に強い草花が育っています。
一本だけ生えたチューリップは昨年のなごり。
ブラックパールがしっかりしたアクセントになっていると思っているのですが。

芝生側から庭奥家側に目を向けると、スミレ、ライムマウンド、ブラックパールとくっきりした色合いになりました。
背景のコンクリートの法面が痛々しいんですけど、ご容赦を

マンネングサは雑草とみなしていた時期もあったのですが、ある時ポールスミザーさんの講演を聴く機会があって、その際「こうした花も庭の一員として育てる」と言うような内容で、ハッとし、以来グランドカバープランツとして育ています。

マンネングサは勿論通称で、いくつか種類があるようです。
我が家のは何かしら。そのうち黄色い花が咲くので、チャンと観て名前を見つけてあげなくちゃね

 

 


勿忘草の小道には

2011年04月25日 08時22分22秒 | 旧庭(~2014March)

昨日今日とお天気が良くて、体調も絶好調
昨日は自分用に小さいPCを買いに行ったり、ガーデニングしたり、投票へ行ったりと、忙しい一日でした。

我が家には雰囲気の違う二本の小道があります。

一つは玄関からバラのアーチを越えて車庫上のポーチへ向かうレンガの小道。
今年の春は、勿忘草の小道となりました。すべてこぼれ種から育ったものです。

 

上の写真の左側は少し前までプリムローズとハナニラとフリチラリアが咲いていましたが、今は白い深山オダマキが咲いています。
こちらもこぼれ種から毎年増えた花。
俯き加減の咲きようと純白の花が、勿忘草の水色と相まって可憐な雰囲気をかもし出します

花が終わってもモスグリーンの葉が残り、秋まで小道を彩ります。


右側は、少し前までサクラソウ・ウィンティが咲いていたのですが、今はアーチ側にヒューケラ、玄関側にリシマキアを従えて、勿忘草が盛りです。


勿忘草は次々に小さな花が咲き続ける花期の長い一年草。
今まで当ブログでアップしてきた球根花との寄せ植えその他でも、メインの花が終わっても勿忘草は残り暫く咲き続けるので、花後辺りが一気に寂しくなることがなく、ブルーガーデンを楽しませてくれます。
此処何年も、株を買って植えていないので、ハッキリしたことは言えませんが、たぶん庭で種から育った花だからかもしれません。
種からでも良く育つので、秋にパラパラ蒔いてみては。

もちろん「青い花のお好きな方」限定ですけど。

 

 

 


雨の日は庭の花を切って活けようか

2011年04月23日 15時52分46秒 | 旧庭(~2014March)

夜中に突然、屋根に雨がぶつかる激しい音がして目覚めてしまいました。
一日、激しい雨が降ったり止んだり。

プランターで育てている八重咲きスイセンが満開となっていましたが、この雨で茎が折れたり、花が痛んだりするので、ほとんど切って活けました。

とても香りの良いスイセンで、プランターに植えっぱなしでも、花後と、新芽の出た頃に肥料を与えると、毎年咲いてくれ、それでも花の咲きようが悪い場合、何年かに一度掘りあげて植え替えます。
よく増えるので、花の空き地にも移植しました。

花が沢山あったのでボール状になりましたが、実物の方がふんわり感があって大きく感じるな~。

 

雨が降るとなんだか手持ち無沙汰。
家事もあるので、そちらに力を注げば良いのでしょうが、なんとなくテンションが下がっていつもよりやる気が出ない~。
低気圧が近づくと血圧も下がるみたいなので、そのせいにしておきましょう

 


宿根アネモネとケマンソウと

2011年04月22日 14時18分13秒 | 旧庭(~2014March)

雨は降らないものの一日曇っているようです。明日は雨の予報。

玄関前に咲いてきた宿根アネモネ「シルベストリス」の鉢を出しました。
小さな鉢ですが、毎年培養土を足し液肥を与えたら、株が大きくなってきました。
ちょっとした気遣いで丈夫に育ってくれる愛らしい花です。
勿忘草も植え込んで、水色と白の花のコンビ。

上から見ると、花芯の黄色も目だって、元気一杯な様子。
蕾もまだ残っているので暫く楽しめそう。
上手くいけば秋にも咲いてくれます。我が家では花が小さくなるのですけれど

 

ケマンソウ(鯛釣り草)も咲いてきました。
昨秋根詰まりして弱った株を植え替えたのですが、今年は一本だけしか花が立ちませんでした。
ボーダーガーデンの楚々としたアクセントになっています。

 

ハート型の花は可愛らしいですね。コマクサの仲間だそうで、耐寒性は十分そう。
こちらも忘れな草と寄せ植えしています。ターシャの庭のイメージで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このケマンソウの上部には早咲きのクレマチス「モンタナ・スノーフレーク」のトレリスが。
今年も沢山蕾をつけました。今朝ポツンポツンと咲いていました。

 

ゴールデンウィークの頃には白い花が壁のようになるのでは今からワクワクです

 

 

 


ベニバナトキワマンサク 2種類

2011年04月21日 09時29分08秒 | 旧庭(~2014March)

ドンヨリ曇った空で気温も三月下旬並み。週末にかけてお天気が悪くなるようです。

昨秋のガーデニングフェアーの際に使ったベニバナトキワマンサクが満開を迎えようとしています。
鉢植えにして、葉焼けしないよう日陰においていたのですが、蕾が沢山ついたので玄関前に出してきました。
緑がかった銅葉と濃いピンク色の組み合わせが渋派手とでも言うのでしょうか、私好み
只今我が家のランドマーク。

近年、この辺りでは生垣でも多く見られるようになりました。
中国原産だそうですが、日本の気候に合っているのでしょうね。
花はマンサクの仲間らしく、ハタキ(若い方はわかるかしらね)のような感じ。

 

もう一種類の個性的なベニバナトキワマンサクの名前は「ブラックパール」。完全な銅葉です。
昨春細い苗を買って、地植えにして育てていますが、生育が遅々としているのは、植え場所のせいかしら。

花は紅。写真より、真っ赤です。

 

庭全体は白&黄&青の落ち着いた色合いになっているのですが、どこか一つ、こうしたインパクトのある花木を持ってきたくなるのは私の性分なのかと、春の庭を見ながら感じております。

グッと引き締まると思うのですよね~。

自身もそうありたい、と思っているのかもね

 

 

 


今年のチューリップと

2011年04月20日 16時32分41秒 | 旧庭(~2014March)

今日は空気は少しヒンヤリとしていましたが、すっきり晴れて良いお天気でした。

我が家でも本格的にチューリップのシーズンが・・・なんて言いたいのですが、今年はなんだか少し残念な風景に
昨秋、2種類のチューリップの球根を計10個植えたのですが、まともに咲いたのは6本だけ

 

チューリップ・シエスタは花びらにフリンジがついたピンクと白の2色咲き。
5球中2球は蕾が途中で枯れ、もう一球は片葉になりました。

 

チューリップ・レムズフェイバリットは5球中4本咲き、一本は球根割れし小さな花がいくつか立っている状態で、咲きそろいませんでした。
他の3本も小さな花も付けているので、そういう傾向のチューリップなのかしら
紫と白の2色咲きは、好みだわ~ またトライしたいな。

チューリップが咲くとボーダーガーデンが華やかにになります。
我が家の春の色相

ケマンソウ(鯛釣り草)も咲いてきました。それは後日のご紹介。

 

 


             

 

今日は一年ぶりにテニスのお仲間とランチに行きました。
茅ヶ崎のスポーティフ・カフェは三浦りさ子さんが専属モデルで有名な湘南の婦人服屋さん併設のカフェ。
お洒落で人気のお店のせいか、正午頃には満席に。
体に優しそうな日替わりランチ。ボリュームも女性には十分かしら。デザートを付けて1,500円也。


肩の調子は良くなってきたものの、まだ体力に不安あり 本格的レッスンは連休明けにしようかな~

 


花の空き地通信 4月20号

2011年04月19日 15時16分20秒 | 花の空き地

 

 

ご無沙汰しておりましたが、花の空き地にも春がやって来ています。
昨年は花が付いていなかったと記憶しているのですが、今年は少し咲いたハナズオウ。丈夫な木です。

昨年と違うところは、アチコチでユキヤナギが大きくなって、沢山白い花を付けたこと。
黄緑色の葉も茂り、雰囲気の違う始まりようです。

 

チラチラ咲いてはいたのですが、早咲き種は写真を撮り忘れてしまったスイセンたち。
八重のスイセンが今年も元気。
香りが良くて、ご近所でも喜ばれております

八重をもう一種。全く手入れしていないのに良く咲きます


白いラッパ型スイセンも、ごきげんよう

 

逆に苦戦しているのは、日陰が好きなハナニラ。3年目ですが増えません

スノーフレークもとりあえず咲いている程度。

種から育つ花も、この空き地では淘汰の対象。今春は植え足さなかったムラサキハナナは、1、2本。

苦戦を強いられるのは決定しているのに、それでも芽を出してくれたギボウシたち。
日陰があれば、夏に涼しげな風景となるのですが、いつも真夏は干からびた姿
梅雨時期までのお楽しみです。

年々少なくなるのですが、スミレたちも咲きました。

 

ツルニチニチソウは今年も蔓延るつもりでしょう。

お初の芍薬となるか
昨年より株が一回り大きくなり、蕾も付けました。
たぶん一重の芍薬だったと思います。
期待大です。

 

ご覧のように、まだ緑少ない空き地。これから凄い勢いで緑化していくのですよ。
季節季節、昨年の花が咲くのか否か、新しい花が出現するのか、今年も目を離せない「花の空き地」を
お楽しみに