異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

東京都知事選 宇都宮氏「出馬を前向きに検討」/だが、一本化必要、応援に回る可能性も

2016-06-15 22:31:35 | 政治 選挙 

宇都宮健児氏

 「平和憲法を守って、首都東京からアジアに向けて平和のメッセージを発信する。安倍政権の憲法改悪、安保法制に反対するということは、首都東京でもはっきりとその旗を掲げるべきです」――。

東京新聞 TOKYO Webhttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016061501001400.htmlより転載

宇都宮氏「出馬を前向きに検討」 次期都知事選

 2014年の東京都知事選に出馬し落選した、元日弁連会長の弁護士宇都宮健児氏(69)は15日、舛添要一知事の辞任に伴う知事選への出馬について「結論は出していないが、前向きに検討している」と取材に対して明らかにした。支援者から要請を受けているという。

 14年の選挙で宇都宮氏は「脱原発」を掲げて出馬し、次点の約98万票を獲得した。元首相の細川護熙氏(78)と主張が重なって票を分け合う結果となり、舛添氏の約211万票に及ばなかった。

(共同)
 

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http://utsu-ken.seesaa.net/article/439018191.htmlより転載

希望のまち東京をつくる会 声明  都民のために働く都政の実現をめざして立ち上がります

2016年6月15日

今日、舛添東京都知事が辞意を表明しました。
 都議会で知事への不信任案の可決が必至となったことを受けての辞職表明ですが、一連の疑惑に対してきちんとした説明をできないことへの都民の憤りが、今回の辞職を実現させたといえます。

 都民の納得の得られる説明ができなかった以上、その辞職は当然だったとはいえ、2012年12月に猪瀬氏が知事に選ばれた都知事選、その辞職による2014年2月の都知事選につづく選挙となり、4年間で3回の都知事選挙という、きわめて異例の状況となります。

 前回の選挙も、猪瀬氏の5000万円受領問題を受けて、カネと政治が問われた選挙でした。にもかかわらず、今回また同様の事態が繰り返されたことはきわめて遺憾です。

 次の都知事選挙においてこそ、真に都民の福祉のために活躍できる、クリーンな知事を誕生させなければなりません。

 私たちは前回の選挙で元日弁連会長の宇都宮けんじ氏を擁立し、対立候補であった舛添氏の政治資金問題も追及しながら、都知事選挙をたたかいました。

 惜しくも2012年の都知事選に続き次点となりましたが、私たちは選挙後も、宇都宮氏を先頭に、毎回の都議会の傍聴や政策研究会を継続し、シンポジウムや集会なども開催しながら、都政の監視と、都知事選で掲げた政策実現への働きかけを続けてきました。

 私たちは、まもなく行なわれる都知事選挙において、前回の都知事選でともにたたかった人たち、また、さらに幅広く、多くの志を同じくする人たちと手を携え、知恵を集め、真にクリーンで都民のために働く都政の実現をめざして立ち上がります。

2016年6月15日 希望のまち東京をつくる会
 
 

 

 

*<追記>2016.6.16****************************

【速報!】宇都宮健児氏「都知事選は一本化が必要」と明言!出馬は“前向きに検討中”だが応援に回る可能性も ...

iwj.co.jp/wj/open/archives/309222
13 時間前 - 出馬は“前向きに検討中だが応援に回る可能性も〜「野党共闘の流れ都知事選も闘える態勢ができたらいい」とIWJの ... IWJは同日、過去2回の都知事選に出馬し、いずれも次点で落選した弁護士・宇都宮健児弁護士に緊急インタビューを ...

 

 

 


参院選で安倍首相は憲法改正にはだんまり。選挙後、いつものように憲法改正は信任された、と!

2016-06-15 21:12:49 | 参院選

参院選で安倍首相は、憲法改正にはだんまり戦術!いつもの手だ

そして、選挙後に、こういうだろう! 憲法改正は信任された!!


もなき投資家 ٩(ˊᗜˋ*)و @value_investors 6月11日

安倍晋三『この解散は「アベノミクス解散」であります。アベノミクスを前に進めるのか、それとも止めてしまうのか。それを問う選挙であります』

↓思い出しましょう、前回2014年選挙も
「アベノミクス選挙」でしたが実際はこうだったことを

 
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安倍首相「憲法改正」言及なし 選挙前にダンマリ、選挙後に「白紙委任」を得 ...

fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1457883950/
2016/03/14 - 安倍晋三首相は13日の自民党大会で、国会答弁などで再三意欲を示した憲法改正には一切触れず、 夏の参院選に向けてアベノミクスの「成果」を強調した。これまでも選挙前には経済対策を中心に訴え、選挙後に集団的自衛権の行使容認 ...

 

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トローチも事務所費 日用品ツケ回す安倍首相のデタラメ~舛添どころじゃない!

2016-06-15 18:25:54 | 報道

日刊ゲンダイ http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157129/1より転載

「少額領収書」安倍政権徹底追及

トローチも事務所費 日用品ツケ回す安倍首相のデタラメ

2015年2月11日

安倍首相のフェイスブック投稿写真と問題の領収書
           安倍首相のフェイスブック投稿写真と問題の領収書

 
 愛飲する「神の水」や「ガリガリ君」まで事務所費で購入――。日刊ゲンダイ本紙は過去3回、安倍首相が代表を務める資金管理団体「晋和会」のデタラメ支出を追及したが、政治資金のフザケた使い道はキリがない。開示請求した1件1万円以下の「少額領収書」(2010~12年分)には、安倍個人が私用で使ったと思われる商品名がゾロゾロと出てくる。

<ルルトローチ@×2点¥560>――。そう印字されていたのは、12年12月9日に東京・雑司が谷の「ファミリマート」が発行した領収書。この2日前、「薬ヒグチ」外苑前店の領収書にも<シンコルゲントローチ>の商品名が印字されていた。

 どちらも晋和会は12年分の「事務所費」のうち、1件1万円以下で収支報告書に記載義務のない「その他の支出」に計上。この領収書は総務省に開示請求しなければ、確認できない。

 この時期は、自民党が政権復帰を果たした総選挙の真っただ中。総裁として応援行脚が続き、安倍首相は体調を崩したのか。トローチと同時期に晋和会は風邪薬やビタミン剤、マスク、カイロを次々と買い求め、すべて事務所費に計上していた。

■好物は「なっちゃん」

 晋和会が保管していた事務所費の少額領収書は、10~12年の3年分でざっと1000枚を超える。駅の売店やコンビニが発行したものが多く、その品目で目立つのはオレンジジュースだ。
 安倍首相はサントリーの「なっちゃん」が好物のようで、12年11月5日には自身のフェイスブックに「なっちゃん」を飲む写真を公開。秘書の書き込みとして、<最近時節柄か「なっちゃん」見ませんねぇ。安倍さんキヨスクで探してました>との記載がある。

 晋和会は「なっちゃん」の購入費まで、ちゃっかり事務所費に計上していた。総務省は事務所費について、政治団体の家賃、通信費、清掃・修繕費、各種保険料など「事務所の維持に通常必要とされるもの」と定義している。

 安倍首相は自分が服用したトローチ代や大好きなジュース代まで事務所費にツケ回しているのか。一連のデタラメ支出について安倍事務所に再三、取材を申し込んだが、いまだ回答はない。

 

 

 

 


日本会議と安倍首相 海外で問題視されたG7首脳の伊勢神宮訪問(dot.)

2016-06-15 15:28:20 | ネトウヨ、右翼、国家主義

http://dot.asahi.com/より転載

日本会議と安倍首相 海外で問題視されたG7首脳の伊勢神宮訪問

(更新 2016/6/15 07:00)

海外で問題視?!(※イメージ)

海外で問題視?!(※イメージ)

<安倍政権が進める神道復権の中心にある伊勢神宮の役割を考えると、G7首脳の訪問は太古の森と清流を気楽に散策する以上の意味を持つ>(英ガーディアン)

<伊勢神宮訪問はいくつかの批判も呼んでいる。神道は日本の神話と歴史を国家主義と不可分に結びついた宗教に一体化させており、世界のリーダーが訪問するには不適切>(AFP通信)

 これらの外電はどれも、サミット初日の5月26日午前に行われた伊勢神宮(三重県伊勢市)訪問について、政権と国家神道との関係に注目して批判的に伝えていた。

 この日、各国首脳は伊勢神宮内宮の神域で鷹司尚武大宮司に迎えられ、正殿を囲む外玉垣(とのたまがき)の内側、普段は一般参拝客が入れない「御垣内(みかきうち)」まで進んだ。

 伊勢神宮のホームページでは「我が国の伝統にそった形で表敬いただいた」とあるが、各国首脳は二拝二拍手一拝の神道形式の礼拝は行わず、会釈した程度だったという。外務省も「参拝」ではなく、「訪問」という言葉を使う。しかし、国際ニュース通信社「ロイター」記者のティム・ケリー氏はこう疑問を呈する。

「伊勢神宮というのは宗教的な場所。国家主義的な意味合いがあったのかもしれませんが、だとしたら世界のリーダーが訪問するのは少し違和感があります。例えば英国でG7があったとしても、英首相が世界のリーダーたちをウェストミンスター大聖堂に連れていき、大司教に面会させるということは考えられない」

 天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る伊勢神宮内宮は、「パワースポット」として人気の観光地だが、実は別の顔も持っている。宗教学者の島薗進・上智大学特任教授はこう語る。

「伊勢神宮は戦前は神聖な天皇と一体で国家の頂点にあり、全国民が崇敬を強いられた施設。こうした歴史を踏まえたら、国家的行事に宗教施設を用い、外国首脳を巻き込むようなことはすべきでなかった。訪問を実現させた背景には、国家神道の復権など戦前回帰を志向し、安倍首相に影響力を持つ『日本会議』的な考え方があるとも考えられる」

 G7首脳を出迎えた前出の伊勢神宮の鷹司大宮司は日本会議顧問でもある。

 日本会議――。安倍政権の思想的背景を語るとき、今や避けて通れない組織だ。

 そして伊勢神宮は「日本会議」にとって特別な意味を持つという。日本会議ウォッチャーで「子どもと教科書全国ネット21」事務局長の俵義文氏は語る。

「日本会議の前身の『日本を守る会』が1974年に結成されたのは、鎌倉・円覚寺貫主の朝比奈宗源氏が伊勢神宮に参拝した際、『世界の平和も大事だが今の日本のことをしっかりやらないといけない』と“神示”を受けたことがきっかけと伝えられています」

 先のガーディアンの記事も、G7首脳の伊勢神宮訪問を実現させた安倍首相の思想を分析する中で、「日本会議」の名前を出し、次のように分析している。

<「日本会議」は安倍首相と彼の内閣のほとんどを含む3万8千人の会員を持ち、日本は西洋の植民地主義からアジアを解放したのであり、戦後の憲法は国の本来の特徴を骨抜きにしたと信じている>

 本誌が昨年10月、既報したとおり、国会議員らでつくる「日本会議国会議員懇談会」の幹部名簿には安倍首相と麻生太郎財務相が「特別顧問」を務めているほか、自民党幹部の名前がズラリと並ぶ。

 第3次安倍改造内閣の閣僚では、確認できているだけでも20人中13人が日本会議国会議員懇談会に所属。安倍政権へ強い影響力を持つことが、この事実からもうかがい知れる。

 この組織が今、大きな注目を集めるようになったきっかけは、著述家の菅野完(たもつ)氏が5月に出版した『日本会議の研究』(扶桑社新書)をめぐる騒動だ。

 当の日本会議側が同書の発売直後、版元の扶桑社社長に対し、内容に事実誤認があるなどとして出版停止を申し入れたことが発覚。初版8千部に過ぎなかった同書の存在がクローズアップされたのである。

 この新書は増刷を重ね、現在4刷12万6千部のベストセラーになっているという。扶桑社の担当者も「予想以上の売れ行き」と驚きを隠さない。

 都内の大手書店の新書ランキングでは軒並み上位。どの書店でも関連本とともに、目立つ位置に大量に平積みされていた。

「発売してからとにかく売れ方が異常。在庫が瞬く間になくなって、『いつ入るんだ』と問い合わせが相当数来た。そもそも新書は政治関連がいちばん売れるジャンルですが、それにしても異常な売れ方をしてますね」(都内大手書店担当者)

 今後、『日本会議の全貌』(俵義文著、花伝社)、『「日本会議」の正体』(青木理著、平凡社新書)など関連本が続々と発売される予定だ。

扶桑社に経緯を尋ねてみたが、「現在係争中の案件にも触れるためコメントは控えさせていただきます」(担当者)とのこと。

 日本会議にもどんな抗議をしたのか問い合わせたが、同会広報部は書面で以下のように回答してきた。

「長年扶桑社の出版事業の普及拡大に協力関係のある本会の立場で扶桑社社長に申し入れたものです。申し入れ書の内容がインターネットを通じて即時公開されたことは極めて遺憾」

「申し入れ内容の詳細、および具体的箇所の開示については現時点では差し控えます」(本誌・小泉耕平、秦 正理)

週刊朝日 2016年6月24日号より抜粋

 

 <参考>

「天皇制国家」と日本会議~現代日本人を虜にする国家神道的メンタリティ ...

  
いま我が国で復活しつつある国家神道的なメンタリティと日本会議、自民党の改憲論の関係を解説する。周知のことだが、安倍政権を ... 天皇制国家」と日本会議現代日本人を虜にする国家神道的メンタリティ高島康司. 2016年5月22日 ...

 

 

 

 

 


叩きやすい相手しか叩かないマスコミと著名人。舛添は哀れ!石原の悪、安倍の悪は桁違い。

2016-06-15 12:52:47 | 報道
   2016.6.15 9時40分  舛添知事 辞意固める 午前中にも辞職願提出へ | NHKニュース


http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/dc10f0fef3c7053fbc450fc7590ce935より転載

思索の日記

叩きやすい相手しか叩かないマスコミと著名人。舛添は哀れ!石原の悪、安倍の悪は桁違い。

2016-06-15 |

 以下は、宮島みつやさん著の優れた考察です。ぜひ、拡散を。

 
 この問題では、舛添都知事をフクロ叩きにしているマスコミがなぜか一切ふれない事実がある。それは、東京都知事の豪遊、税金での贅沢三昧が、石原慎太郎・都知事の時代から始まっていたということだ。いや、それどころか、1999年から2012年まで続いた石原都政での知事の"公私混同"は舛添都知事を遥かに上回っていた。

 たとえば、04年、「サンデー毎日」(毎日新聞出版)が「『知事交際費』の闇」と題した追及キャンペーンを展開したことがある。「サン毎」が情報開示請求を通じて明らかにしたのは、高級料亭などを使って一回に数十万単位が費やされていた「接遇」の実態だった。これは、他の知事と比べても突出したもので、しかも相手の顔ぶれを見ると、徳洲会理事長の徳田虎雄氏や文芸評論家の福田和也氏など、ほとんどが石原氏の友人やブレーン。ようするに石原氏は"お友達"とのメシ代に税金を湯水のごとくぶっ込んでいたのだ。

 さらに、海外視察も豪華すぎるものだった。石原氏は01年6月、ガラパゴス諸島を視察しているが、公文書によれば、その往復の航空運賃は143万8000円、もちろんファーストクラスを利用していたとみられる。しかも、この視察で石原氏は4泊5日の高級宿泊船クルーズを行なっており、本人の船賃だけで支出が約52万円。この金額は2人部屋のマスタースイートを1人で使った場合に相当するという。なお、随行した秘書などを含む"石原サマ御一行"の総費用は約1590万円だった。

 訪問国や為替レートを考えると、これは、今問題になっている舛添都知事と同じ、あるいは、それ以上の豪遊を税金を使って行っていたといっていいだろう。ところが、当時、この「サンデー毎日」のキャンペーン記事を後追いするメディアは皆無。世論の反発も怒らず、追及は尻すぼみに終わった。

 しかし、その2年後、石原氏の"無駄遣い"が再び発覚する。発端は、共産党東京都議団の追及だった。しんぶん赤旗06年11月16日付によれば、石原氏が都知事に就任してからの19回の海外出張のうち、資料が入手できた15回だけで、総経費が2億4千万を超えていた。たとえば、06年5月からのロンドン・マン島出張では、本来の目的であるはずの五輪の調査は実質約1時間半にもかかわらず、マン島でのオートバイレース見物などをして3600万円もの経費をかけていたという。

 この再燃した豪華外遊問題に加え、石原氏が自分の四男のプロジェクトに都の税金を億単位もつぎ込むなど、身内を重用したことも問題視された。そして、湯水のように使っていた交際費についても、裁判で一部が「違法」と認定され、09年に石原氏の敗訴が確定している。

 
    
つまり、先に述べたとおり、東京都知事の公私混同&贅沢三昧は、石原都政の頃からすでに顕在化していたのだ。

  さらに言えば、舛添都知事は「湯河原へ行っているときに大地震が起きたら指揮がとれないだろ!」と糾弾されているが、実は、石原氏にいたっては、都知事でありながら登庁すらせずに、たびたび"行方不明"になっていたという。

 「サン毎」は04年1月25日号で石原氏の「勤務実態」についても追及しているのだが、入手した公文書によれば、石原氏の"出勤"は週平均でわずか3日程度。また、公用車の運転日誌によれば、登庁日も自宅を出るのはだいたい午前10〜11時ごろだったという。

  企業の相談役でも石原氏よりは"出勤"しているのでは?と思えるサボりっぷりだが、しかも問題は、知事日程表にしばしば登場する「庁外」なる文言だ。これは、知事の動向を職員たちが把握していない日を指す。つまり"動静不明"なわけだが、これが資料に記された1年間7カ月の期間で、なんと110日も数えられたという。

  つまり、今、舛添批判のひとつとなっている「都知事が緊急時に連絡がつかない」という問題についても、石原氏はその"先駆者"と言えるのだ。いや、一応湯河原の別荘にいることが分かっている舛添都知事と比較してみると、職員らが行く先を把握していなかったという石原氏のケースは「危機管理」の観点から見ても、よっぽどトンデモだろう。

  では、なぜ、目を爛々とか輝かせて舛添都知事を追及しているマスコミがあの時、石原都知事の問題を徹底追及しなかったのか。それは、石原批判が多くのメディアにとって"タブー"だからだ。

  ご存知のとおり、石原氏は芥川賞選考委員まで務めた大作家であり、国会議員引退後、都知事になるまでは、保守論客として活躍していたため、マスコミ各社との関係が非常に深い。読売、産経、日本テレビ、フジテレビは幹部が石原べったり、「週刊文春」「週刊新潮」「週刊ポスト」「週刊現代」も作家タブーで批判はご法度。テレビ朝日も石原プロモーションとの関係が深いため手が出せない。

  批判できるのは、せいぜい、朝日新聞、毎日新聞、共同通信、TBSくらいなのだが、こうしたメディアも橋下徹前大阪市長をめぐって起きた構図と同じで、少しでも批判しようものなら、会見で吊るし上げられ、取材から排除されるため、どんどん沈黙するようになっていった。

  その結果、石原都知事はどんな贅沢三昧、公私混同をしても、ほとんど追及を受けることなく、むしろそれが前例となって、豪華な外遊が舛添都知事に引き継がれてしまったのである。

 にもかかわらず、舛添都知事だけが、マスコミから徹底批判されているのは、今の都知事にタブーになる要素がまったくないからだ。それどころか、安倍政権の顔色を伺っているマスコミからしてみれば、舛添都知事は叩きやすい相手なのだという。

 安倍首相が舛添都知事のことを相当嫌っているからね。舛添氏は第一次安倍政権で自民党が参院選で惨敗した際、『辞職が当然』『王様は裸だと言ってやれ』と発言するなど、安倍降ろしの急先鋒的存在だった。安倍首相はそんな舛添氏の口を塞ごうと内閣改造で厚労相にまで起用したが、内心ではかなり舛添に腹を立てていた。都知事になってからも、五輪問題で安倍の側近の下村(博文・前文科相)を批判したり、憲法問題で『復古的な自民党改憲草案のままなら自分は受け入れられない』などと発言をする舛添都知事のことを、安倍首相はむしろ目障りだと感じていたはず。だから、今回の件についても、舛添が勝手にこけるなら、むしろいいチャンスだから自分の息のかかった都知事をたてればいい、くらいのことを考えているかもしれない。いずれにしても、官邸の反舛添の空気が安倍応援団のマスコミに伝わっているんだと思うよ」(政治評論家)

 実際、普段は露骨な安倍擁護を繰り返している安倍政権広報部長というべき田崎"スシロー"史郎・時事通信社解説委員なども、舛添に対してはうってかわって、「外遊なんてほとんど遊びだ」と激しい批判を加えている。

 一方で、石原元都知事にその贅沢三昧のルーツがあることについては、今もマスコミはタブーに縛られ、ふれることさえできないでいる。

  舛添都知事の不正を暴くのは意味のあることだが、「マスコミもやる時はやるじゃないか」などと騙されてはいけない。強大な権力やコワモテ政治家には萎縮して何も言えず、お墨付きをもらった"ザコ"は血祭りにする。情けないことに、これが日本のメディアの現状なのである。
(宮島みつや)