異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

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前川喜平氏「安倍圧勝で“モリカケ”ロンダリング許していいのか?」…私も国会前に行く。日本国憲法は人類の歴史の成果。  

2017-10-28 19:29:03 | 森友・加計疑惑

  10月24日

 https://dot.asahi.com/wa/2017102400092.html?page=1

2017.10.25 07:00週刊朝日
 
前川喜平(まえかわ・きへい)/1955年生まれ。79年に文部省(当時)入省。2016年に事務次官となる。加計問題では国会で証言
前川喜平(まえかわ・きへい)/1955年生まれ。
                                          79年に文部省(当時)入省。2016年に事務次官となる。加計問題では国会で証言

郷原信郎(ごうはら・のぶお)/1955年生まれ。東京地検、長崎地検次席検事などを経て2006年退官、弁護士登録。名城大学教授など歴任
郷原信郎(ごうはら・のぶお)/1955年生まれ。
                                         東京地検、長崎地検次席検事などを経て2006年退官、弁護士登録。名城大学教授など歴任

血税635億円もかけた衆院選は自民党が283議席(追加公認含む)と大勝、公明党とあわせて全議席の3分の2を上回る勢力となり、憲法改正の発議が可能となった与党。安倍圧勝で、“モリカケ疑惑ロンダリング”は許されていいのか。前川喜平・元文部科学事務次官、郷原信郎・元東京地検特捜検事が怒りの声をあげた。


●元文部科学事務次官・前川喜平「首相が国家権力を私物化した疑いは濃厚」

 安倍首相にとって、今回の解散は森友・加計問題を“ロンダリング”する意図があったことは明らかだと思います。野党の足並みがそろわない隙をついたことで勝利はしても、それで首相に向けられた疑惑に対し国民が信任を与えたことにはならない。国家権力を私物化して友人に特権を与えた疑いは濃厚であり、こうした不公正さに国民は敏感です。

 加計問題については、私が文部科学省にいた当時に知らなかった事実が次々と明らかになっています。2015年4月には、愛媛県今治市や加計学園の関係者らが首相官邸を訪れて首相秘書官と会っていたとされていますが、行政をつかさどる役割ではない首相秘書官が面会するのは不可解です。

 私が「加計ありき」の指示を受けたのは昨年8月からですが、それよりずっと前から「加計ありき」は始まっていたのではないか。加計孝太郎理事長や今治市の菅良二市長なども国会に呼ぶ必要がありますし、当時の内閣府の担当者らには、うそをつけば偽証罪に問われる証人喚問の場で証言してもらうべきです。

 自民党が公約に掲げた憲法改正についても危惧しています。私は安倍政権下での改憲には反対です。今回の選挙では無理かもしれませんが、立憲民主、社民、共産の立憲3党で衆院の3分の1を確保し、改憲になだれ込まないかたちをつくってほしい。

 それでも安倍首相が改憲を実行するというのなら、私も国会正門前に行ってデモに参加しますよ。


●元東京地検特捜検事・郷原信郎「森友問題で『妻はだまされた』は暴言」

 安倍首相は森友学園疑惑を巡り、前理事長の籠池泰典氏を「詐欺を働く人物」とし、「妻はだまされた」という趣旨の発言を民放の党首討論でしました。

 国民に対し「丁寧に説明する」と繰り返し約束してきたが、それは籠池氏を詐欺師と決めつけることだったのか。これから公判がありますが、行政の長である総理が、刑事司法の「推定無罪の原則」を破ったとんでもない暴言です。名誉毀損に当たる可能性がきわめて高いからです。

 名誉毀損の免責要件は事実の公共性と、目的の公益性です。もし籠池氏から名誉毀損で民事訴訟を起こされたら、安倍首相はどういう反論ができるだろうか。公共性はありますが、「妻はだまされた」なんて自己弁護でしかないから、公益目的とは到底言えません。ましてや、一体何をだまされたというのか。昭恵氏が名誉校長になるときに、籠池氏が何かだましたわけではないでしょう。

 今回の検察の捜査にも政権の意向が働いたと疑わざるを得ません。国の補助金の不正受給であれば、補助金適正化法が適用されるべきなのに、大阪地検はより罪の重い詐欺罪で起訴した。検察実務の常識ではあり得ないことです。大阪府からの補助金不正受給も行政処分の対象で、わざわざ詐欺罪で立件する話ではありません。法治主義の観点からも大問題です。

(構成/本誌・小泉耕平、亀井洋志)

週刊朝日 2017年11月3日号 

 

 

 

 

 


【安倍改憲】主権者が知っておくべき憲法基礎知識① 小林節  日刊ゲンダイ / 日本国憲法は人類の歴史の成果:前川喜平・前文科事務次官

2017-10-28 19:21:39 | 憲法

日本民族の憲法を作ると言っているたちに改憲はさせたくない。
日本人としての誇りなどというものより、個人の尊厳に立脚し、一人一人の人権を尊重することのほうがずっと大事です。
日本国憲法は人類の歴史の成果だと考えています。
(前川喜平・前文科事務次官)

2017.10.28 ー10/28の『東京新聞』のロング・インタビューから。ー

 

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【安倍改憲】主権者が知っておくべき憲法基礎知識① 

小林節
いよいよ国民投票がやってくる 首相の御用学者らは一方的に都合の良い話を首相の耳に入れ続けている。

しかし、それが公論に耐え得ないことは既に証明されている。

だから彼らは意見の異なる者との討論は逃げるように避けて (日刊ゲンダイ)

 

 

 

 

 


秋葉原の街頭演説を見てドン引きした方々は、改めて日の丸君が代強制の意味を考えてみて欲しい 〔秋原葉月 BLOGOS 2017.10.24〕

2017-10-28 01:33:39 | 国旗 国歌

秋葉原の街頭演説を見てドン引きした方々は、改めて日の丸君が代強制の意味を考えてみて欲しい

BLOGOS http://blogos.com/article/254354/

秋原葉月 2017年10月24日 09:10

大挙して日の丸を掲げ、「朝鮮人だろ」等のヘイトスピーチを行いながら、安倍首相を守り抜く戦前の特高かヤクザまがいの親衛隊。...
街頭演説で安倍が登壇する前にバイオリンで演奏される君が代。やはり、日の丸君が代強制問題に触れないわけにはいきません。


あふれるばかりの日の丸は在特会など極右団体の集会では必須アイテム。

アレを見てしまうと、もはや日の丸君が代の実態は多種多様な国民のゆる~い結合を表すシンボルではなく、完全に戦前並みの極右国粋主義、ファシズム、拝外差別主義のヘイトのシンボルと感じずにはいられません。

もちろん戦前戦中は、日の丸君が代は天皇制軍国主義のシンボルであり、敬意を払うように強制されていました。
戦後、日の丸君が代は国旗、国歌と法律で定められるされることもなく慣習的に継承されてきましたが、今のように強制などされなかったので戦前の軍国主義的な意味合いはなんとなく休眠状態になっていました。

でも、極右勢力が堂々と世に出てくるようになり、戦前の日本をあがめる彼らが戦前のように日の丸君が代を掲げ、その日の丸君が代は国旗国歌だと法律で定められ、やがてそれが強制されるにつけ、再び極右、ファシズム、拝外差別のシンボルとしての意味合いが覚醒してきました。
彼らは日の丸君が代はそういうもののシンボルだと認識しているからこそ、教育現場で処罰をもって強制するのでしょう、お前らもこの思想に従え、といわんばかりに。

強制されるまでは別に日の丸君が代をそんなに嫌だと感じてなかったけど、強制されるようになってから嫌になった、強制されるのが嫌だ、という人が多数います。
強制されるからこそ、日の丸君が代は極右のシンボルとなるのです。

極右に明確な反対の意を示すか、それとも、積極的に賛成するまでいかなくてもいいから反対せず沈黙するか、日の丸君が代強制に従うか否かは、その踏み絵に等しいです。

卒業式には日の丸を掲げ必ず君が代を口パクでなく歌え、そうしないと処罰する、教師達はそう強制されています。極右に明確な反対の意を示す者は排除してやる、と言う思惑を感じずにはいられません。内心に土足で踏み込まれるような感じ。それは小池百合子よりも熾烈な排除です。日の丸君が代は、強制される事によって、多様性を認めない排除のシンボルになりました。

日の丸君が代の強制がこのような意味合いを持つ中でそれに抗しないということは、大げさに言えば、自由や人権、民主主義、寛容な多様性社会、と言った近代の崇高な理念を自分が否定してしまうように思えるのです。

国歌と国旗は諸外国では自然発生的に生まれたり、国民が自由と人権を勝ち取っていく中で生まれたりしたものが多いですが、極右国粋主義、ファシズム、拝外差別のシンボルが国旗、国歌だなんて、そんな国、日本以外にあるんでしょうか。