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11.3「9条はアジアの宝、守りでなく攻めの運動を」〜安倍9条改憲NO!国会包囲に4万人〔レイバーネット 2017.11.3〕~大阪でも

2017-11-03 23:33:52 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

 

菱山 南帆子さんFB 2017.11.3

安倍9条改憲NO!全国市民アクション11・3国会包囲は4万人の市民が押し寄せました!すごい熱気でした!

 立憲民主党・枝野代表:「(選挙結果は)9条を改悪していいよという白紙委任をしたものではないということを、そのことはしっかりと安倍総理にも国民にも訴えていかなければならない」

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「9条はアジアの宝、守りでなく攻めの運動を」〜安倍9条改憲NO!国会包囲に4万人

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動画(9分半)

 「9条はアジアの宝です。これがなくなったら日本は新たな軍国主義国家になる恐れがある。アジアは軍拡競争の悪循環に陥るだろう。9条を守る姿勢でなく攻めの姿勢でいってほしい。日本は世界の平和運動のセンターになれる」。韓国の100万キャンドルのリーダーであるキム・ヨンホさん(写真下)がこう演説すると、大きな拍手が起きた。

 11月3日、憲法公布日の「安倍9条改憲NO!全国市民アクション 11・3国会包囲大行動」は、約4万人の人々で埋めつくされた。参加者にインタビューすると「安倍はやめてほしい」「戦争を防ぎたい」「9条改憲は絶対にだめ」という声ばかりだった。

 スピーチに立った枝野立憲民主党代表(写真上)は、「憲法の危機感を感じている国民はまだ多くない。ここの内側だけでなく外側にいる人たちに気づいてもらい、より幅広く大きな輪に拡げていこう。きょうはその第一歩にしよう」と呼びかけた。参加者は圧倒的に60代以上のシニア層で、若者にどう広げていくかが今後の課題だろう。(M)

↓車道開放の要請を無視し鉄柵で警備する警察。そのため歩道はごった返して危険な状態だった

↓開会挨拶・総がかり行動の高田健さん

↓共産党・志位委員長が熱弁

↓メトロ入口でレイバーフェスタのチラシをまく木下昌明さん

↓「9条こわすな!」元気いっぱいにコール

↓18歳の参加者にインタビューした。若者の政治参加について。「テレビの影響力が大きい。アメリカのように、有名人がテレビで自由に政治について意見表明ができる雰囲気になることが大事だと思う」。(動画参照)

 

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大阪で9条改正阻止集会

「戦争アカン」と訴え

2017/11/3 17:04

©一般社団法人共同通信社

大阪市で開かれた、憲法9条改正に反対する集会=3日午後

 市民団体「戦争をさせない1000人委員会」などは3日、大阪市北区の中之島公園で「おおさか総がかり集会」を開き、憲法9条の改正阻止を訴えた。

 戦争に反対する歌が披露され、市民らが「戦争アカン」「憲法こわすな」などとプラカードを掲げ、声を上げた。

 招待された立憲民主党の辻元清美衆院議員は「衆院選では大きなうねりを感じた。特別国会では森友・加計問題も憲法もしっかりと論戦を挑みたいし、これからが本番だ」とあいさつ。

 共産党の辰巳孝太郎参院議員は「憲法問題については(改正反対の)3千万人の署名を集めて、国会で発議させないことが大切だ」と呼び掛けた。

 

 

 

 

 


東京新聞【社説】憲法公布71年 平和主義は壊せない・・・11月3日、この日を『自由と平和を愛し、文化をすすめる』そういう『文化の日』に決めた

2017-11-03 22:26:57 | 憲法

山本有三は1948年6月18日の参議院文化委員会で、11月3日を「文化の日」とすることについて、こう述べています。
 「この日は、憲法において、如何なる国もまだやったことのない戦争放棄ということを宣言した重要な日でありまして、日本人としては、この日は忘れがたい日なので、ぜひともこの日は残したい。戦争放棄をしたということは、まったく軍国主義ではなくなり、また本当に平和を愛する建前から、あの宣言をしておるのでありますから、この日を『自由と平和を愛し、文化をすすめる』そういう『文化の日』に決めたわけなのです」

 

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東京新聞【社説】
憲法公布71年 平和主義は壊せない

 七十一年前の今日、日本国憲法が公布された。それが今や自民党の九条改憲論で揺さぶられる。平和主義がこの憲法の大価値観であることを確かめたい。

 日本国憲法では国民の権利などを定めた第三章の前、第二章に戦争放棄が置かれている。

 天皇が第一章であるから、日本国憲法の特徴をよく表した順に書かれていると説明されることが多い。だが、憲法学者の杉原泰雄一橋大学名誉教授は違う解釈をしている。なぜ権利より戦争放棄が先なのか。杉原氏が子ども向けに書いた「憲法読本」(岩波ジュニア新書)でこう説明する。

◆「戦争は国民を殺す」

 <伝統的には、軍隊と戦争は、外国の侵略から国家の独立と国民の基本的人権を守るための手段だと考えられてきました>

 <明治憲法下の戦争は、一般の国民にも他の諸民族にもたいへんな損害と苦痛をあたえました。そして、とくに広島と長崎の経験は、戦争が国家の独立と国民の基本的人権を守るものではなく、国民を皆殺しとするものに変質したことをはっきりと示すものでした>

 太平洋戦争だけでも、死者・行方不明者は三百万人を超え、沖縄では県民の三分の一が殺された。広島・長崎での犠牲は言うまでもない。アジア諸国の犠牲も…。

 戦争をしては人権を守るどころか、人命や財産まで根こそぎ奪われてしまう。平和なしには基本的人権の保障もありえない。そんな思想が憲法にあるというわけだ。

 一つの見方、解釈である。しかし、深い悔悟を経て自然に出てくる見方であり、さらに将来への約束でもあるだろう。

 このことは憲法前文からも読み取れる。平和主義が大きな価値観として書かれているからだ。短い文章の中に「平和」の文字が次々と現れる。

◆前文に「平和」の星々が

 <日本国民は、恒久の平和を念願し…><平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して…><われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しよう…><平和のうちに生存する権利を有する>

 かつ前文は民主主義や国民主権、平和主義を「子孫のために」や「恒久の」「永遠に」などの言葉を尽くし、将来にわたり保障されることを誓う。人類普遍の原理に基づくから、「これに反する一切の憲法(中略)を排除する」とも明確に述べている。

 だから、この原理に反する憲法改正論は当然、許されない。平和主義もまた、それを打ち壊してはならないと考える。

 他国の憲法にも変えられない部分は当然存在する例えば、ドイツ憲法はナチスの反省から国民主権と人権の改正は行えないし、フランス憲法では共和国制の改変はできないなどと書き込んでいる。

 日本国憲法でも基本的人権については「侵すことのできない永久の権利」と記す。平和主義も前文を読む限り同等であろう。つまり原理として書かれているのではないか。

 自民党は九条に「自衛隊明記」の改憲論を打ち出している。まだ具体案が見えないが、単なる明記で済むのか。戦力不保持と交戦権否認との矛盾が問われ、論争が再燃しよう。何せ違憲とされる「集団的自衛権行使」ができる自衛隊に変質している。

 それだけでない。憲法に書かれる機関は、天皇、内閣、国会、裁判所、会計検査院である。そこに自衛隊が加われば格上げは必至で防衛費は膨らむだろう。

 今や核兵器保有論者さえも存在する。周辺国の脅威を喧伝(けんでん)すれば、なおさら日本が軍拡路線を進み出し、軍事大国への道になりはしないか。それは憲法が許容する世界ではあるまい。平和主義からの逸脱であろう。「自衛隊明記」の先には戦争が待ってはいないか、それを強く懸念する。

 今はやはり憲法前文が掲げる原点に立ち返って考えるべきときなのではなかろうか。

 吉田茂内閣で憲法担当大臣だった金森徳次郎は、七十年前の憲法施行日に東京新聞(現在の中日新聞東京本社)の紙面で、日本国憲法の本質を寄稿している。名古屋市出身で旧制愛知一中から東京帝大、大蔵省を経て法制局長官。戦時中は失職したが終戦後、貴族院議員に勅任された人物である。

◆必要なのは皆の英知

 <今後の政治は天から降ってくる政治ではなく国民が自分の考えで組み立ててゆく政治である。国民が愚かであれば愚かな政治ができ、わがままならわがままな政治ができるのであって、国民はいわば種まきをする立場にあるのであるから、悪い種をまいて、収穫のときに驚くようなことがあってはならない>

 一人一人の英知がいるときだ。

 

 

 

 


毎日新聞 11/3社説「文化の日の改称運動 復古主義と重なる危うさ」・・・この日を『自由と平和を愛し、文化をすすめる』そういう『文化の日』に決めた

2017-11-03 22:13:19 | 憲法

山本有三は1948年6月18日の参議院文化委員会で、11月3日を「文化の日」とすることについて、こう述べています。
 「この日は、憲法において、如何なる国もまだやったことのない戦争放棄ということを宣言した重要な日でありまして、日本人としては、この日は忘れがたい日なので、ぜひともこの日は残したい。戦争放棄をしたということは、まったく軍国主義ではなくなり、また本当に平和を愛する建前から、あの宣言をしておるのでありますから、この日を『自由と平和を愛し、文化をすすめる』そういう『文化の日』に決めたわけなのです」

 

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毎日新聞
社説  文化の日の改称運動 復古主義と重なる危うさ

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 きょうは文化の日。現行憲法が71年前に公布された日でもある。

 

 戦前の11月3日は「明治節」と呼ばれる祝日だった。明治天皇の誕生日に由来する。

 戦後に名称が変わったのは、新憲法制定時の首相、吉田茂がこの日を公布日に選んだためだ。公布から半年後の5月3日が自動的に憲法の施行日になり、両日はともに憲法を母体とする祝日になった。

 ところが、数年前から11月3日を「明治の日」に改称させるための政治活動が目立ち始めた。2011年に結成された明治の日推進協議会には、右派団体「日本会議」系の人びとが数多く名を連ねている。

 見過ごせないのは、安倍晋三首相と思想・信条が近い政治家が積極的に運動を後押ししていることだ。

 稲田朋美元防衛相は先週末に開かれた関連のシンポジウムに対し「私も明治の日創設の法律化に向け、同志の皆様と手を携えて全力を尽くします」とのメッセージを寄せた。

 古屋圭司衆院議運委員長(自民)も主要な応援メンバーだ。昨年は代表して明治の日実現を求める60万筆余りの署名簿を受け取っている。

 なぜ彼らはこれほどまで明治の日の制定にこだわるのか。

 推進協議会は、祝日法が文化の日の意義として示している「自由・平和・文化」について「特定の一日とあえて結びつける必要があるのか」と疑問を投げかけている。

 ただ、それ以上に活動を支えるのは現行憲法に対する拒絶感だ。すなわち憲法は占領軍による「押しつけ」だから、憲法と密接な文化の日も葬り去りたいのではないか。

 憲法改正による戦後レジームからの脱却を訴えてきた安倍首相らの考え方と根っこは同じであろう。明治時代への漠としたノスタルジーや戦前回帰の感覚がそこに連なる。

 衆院選で勝利した首相の最終目標が改憲であることは間違いない。しかも、来年は明治維新から150年の節目であるため、首相は「明治の精神」に学ぶ機運と改憲を絡めて盛り上げようとする可能性がある。

 時代の変化に憲法を適合させることは大事だ。しかし、明治の日制定運動につきまとう復古主義的な発想から出発する限り、まともな憲法議論にはなり得ないだろう。

 

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11月3日が本来の「憲法記念日」だった  伊藤 千尋


 

 

 


11月3日が本来の「憲法記念日」だった  伊藤 千尋

2017-11-03 11:16:40 | 憲法
1946.11.03 ・・・ 日本国憲法公布日 =文化の日
1947.05.03 ・・・ 日本国憲法施行日
 
11月3日が本来の「憲法記念日」だった
 
伊藤 千尋さんのプロフィール写真、画像に含まれている可能性があるもの:1人伊藤 千尋
 
 「文化の日」の11月3日を、明治天皇の誕生を祝う「明治節」に戻そうという自民党の動きがあります。11月3日は本来、日本国憲法誕生の憲法記念日になるはずでした。
 明治天皇を祝う日に変えるのは、日本国憲法を踏みにじる行為です。1年前の今日、書かせていただいた文をもう一度掲載します。前に読まれた方は危機感を持って、初めての方は新鮮な目で、お読みいただければ幸いです。

   ☆
 まず、世界の慣例を知りましょう。普通、どこの国も憲法を制定した日を憲法記念日としています。米国の憲法は「1787年アメリカ合衆国憲法」と呼ばれ、1787年9月17日に作成され88年に施行されました。制定された9月17日が米国の憲法記念日です。「スペイン1978年憲法」は1978年12月6日に国会で可決されたもので、制定された12月6日がこの国の憲法記念日です。

 日本国憲法は1946年11月3日に公布され、1947年5月3日に施行されました。世界の常識から言えば、本来は11月3日が憲法記念日になるはずです。では、どうして施行の日が記念日になったのでしょうか。
 このいきさつを当時の法制局長官、入江俊郎が書き残しています。新憲法ができたあとの1946年10月29日の閣議で、いつ公布するかを話し合いました。まずは、いつから施行するかを論議しました。施行の半年前が公布の日になるからです。

 施行は1947年5月1日ころと決まりました。しかし、この日は労働者の祭典メーデーなのでまずいと、はずしました。5月5日は男の子の節句で男女平等の新憲法の理念に反し、端午の節句は「武」の祭なので戦争放棄の憲法には合いません。こうして中間をとって5月3日になったのです。
 となると公布は半年前の11月3日です。しかし、この日は旧「明治節」です。当時の国民の意識の上で、戦前の天皇制を温存することにつながりかねません。そこで衆議院は施行された5月3日を憲法記念日として決めたのです。

 このとき、世界の常識にのっとって11月3日を憲法記念日にしようと奔走した人がいます。当時の参議院議員で、国民の祝日法案を審議した参議院文化委員会の委員長だった山本勇造です。ペンネームは山本有三。『路傍の石』『真実一路』などで名高い作家です。
 山本は食い下がりました。「11月3日という新憲法発布の記念すべき日を祝日から除いてしまったら、今後、新憲法はどうなるか。われわれは新しい憲法によって、新しい日本を創り上げてゆきたいのである。この日が消えてしまったら、国民は新憲法に熱意を失うと思う。ほかの名前にしてでも、この日だけは祝日に残したい」と書き残しています。

 山本の熱意で、名前を変えてこの日を祝日にすることになりました。「文化の日」という名を考えたのが、先ほどの入り江俊郎です。「新憲法は、戦争放棄という世界に類例のない条文を持った憲法である。こんな文化的な憲法はない」という理由からです。

 山本は1948年6月18日の参議院文化委員会で、11月3日を「文化の日」とすることについて、こう述べています。
 「この日は、憲法において、如何なる国もまだやったことのない戦争放棄ということを宣言した重要な日でありまして、日本人としては、この日は忘れがたい日なので、ぜひともこの日は残したい。戦争放棄をしたということは、まったく軍国主義ではなくなり、また本当に平和を愛する建前から、あの宣言をしておるのでありますから、この日を『自由と平和を愛し、文化をすすめる』そういう『文化の日』に決めたわけなのです」
   ☆
 このようないきさつがあったのが11月3日です。
 つまり「文化」の眼目は「自由と平和」なのです。まさに9条をはじめとする日本国憲法が体現する発想だし、戦前回帰を狙う頑迷な保守派が忌み嫌う世界の常識です。
 この日を「明治の日」とするのは、単なる戦前回帰ではありません。山本の言い方をもじるなら、「この日を消すことによって、国民から憲法に対する熱意を失わせる」ことになるのです。日本を戦前に戻したいという時代遅れの人々の発想です。すでに大きな犠牲を払った教訓があるのに、それをあえて記憶から除こうとするのは歴史に逆らう行為です。私たちは前に進みましょう。(2016年11月3日·)

 
 
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自由民主党HPより 国会がTPP強行採決で荒れる裏で、安倍晋三首相の暗い野望が着々と進行しつつある。 さる11月1日、「明治の日推進協議会」(塚本三郎会長=元民社党委員長)なる団体が国会内で、11月3日の「文化の日」を「明治の日」 ... ところがこの日は明治天皇の誕生日でもあり、大日本帝国憲法下の明治時代は「天長節」、明治天皇崩御後は「明治節」と呼ばれる休日だったことから話はややこしくなる。
 
 

【安倍改憲】主権者が知っておくべき憲法基礎知識⑤ 小林節 日刊ゲンダイ

2017-11-03 10:31:49 | 憲法

【安倍改憲】主権者が知っておくべき憲法基礎知識⑤ 小林節

9条改憲論が不要であるこれだけの事実

現実に核ミサイルでわが国を威嚇する北朝鮮と、軍拡を続けながら尖閣諸島を要求し続けている中国から、どうやってわが国を守るのか?
の問題に答えられない政策論は無責任である