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奄美大島で計画している陸上自衛隊駐屯地の配備を巡り、鹿児島地裁は申し立てを却下 住民側、即時抗告へ 2018.4.28 / ドローンで空撮

2018-04-28 17:07:34 | 平和 戦争 自衛隊

Hisui Kohaku  琉球弧ピースネット

奄美での「自衛隊配備」建設差し止めを求める仮処分で「却下」の決定を伝える記事。

ですが、完全に国側に立った内容で、住民側の権利は一切認めないと・・・裁判所の存在価値がまったくない。




南海日日新聞社奄美群島の主読紙  

申し立てを却下 住民側、即時抗告へ 陸上自衛隊駐屯地

鹿児島地裁の決定に「不当決定」と書かれた紙を掲げる城村さん=27日、鹿児島市の鹿児島地裁前

鹿児島地裁の決定に「不当決定」と書かれた紙を掲げる城村さん=27日、鹿児島市の鹿児島地裁前

 【鹿児島総局】防衛省が奄美大島で計画している陸上自衛隊駐屯地の配備を巡り、住民32人が建設差し止めを求めた仮処分について鹿児島地裁は27日、申し立てを却下する決定をした。
 上田洋幸裁判長は住民側が訴えた平和的生存権や環境権を具体的権利として認めなかった。監視施設のレーダーが発する電磁波は「具体的な危険まで認められない」と判断した。住民側は決定を不服とし、即時抗告を検討している。

 

 住民側は有事の際に標的となる危険性が高まり、平和的生存権が侵害されると訴えていた。建設地には希少な動物が生息しているとし、自然が壊されるとも主張。国側は国防上の必要性を強調し、却下を求めていた。

 

 決定は平和的生存権、環境権とも「憲法や実体法上の根拠がない」として具体的な権利を認めなかった。一方、駐屯地の建設で他国から攻撃される危険は切迫しないと指摘。防衛省の環境保全策を挙げ、住民が主張する環境権が侵害される具体的危険はないとも判断した。

 

 住民が「国の基準では安全が守られない」と訴えた電磁波の影響について、国側が安全の根拠とする法的な基準は合理的だと結論付けた。

 

 住民代表の城村典文さん(65)=奄美市=は決定後、記者会見し、「環境権を扱う審理で国側の主張が防衛省に偏っていることが問題だ。環境行政の在り方に疑問を感じる。このままでは平和も守れない」と批判した。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<動画 2017/12/31に公開>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自衛隊駐屯地造成 奄美CC地区ドローン

 

奄美大島自衛隊駐屯地 瀬戸内町節子地区造成ドローン


 

 

 

 

 


【全文】南北首脳会談で合意された「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」 2018.4.27 TBSNEWS

2018-04-28 11:42:58 | 北朝鮮 韓国 中国 アジア

「写真 南北首脳が合意した「板門店宣言」」の画像検索結果

TBS NEWS  http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3353556.html

南北首脳が合意した「板門店宣言」全訳

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)党委員長と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が合意し、署名した「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店(パンムンジョム)宣言」の全文です。

「朝鮮半島の平和と繁栄、統一の為の板門店宣言」

 

 大韓民国文在寅大統領と朝鮮民主主義人民共和国金正恩国務委員会委員長は平和と繁栄、統一を願うすべての同胞の一様な志向を込めて朝鮮半島で歴史的な転換が起きている意義深い時期に2018年4月27日板門店・平和の家で南北首脳会談を行った。

 

 両首脳は朝鮮半島でこれ以上戦争はないであろうし、新しい平和の時代が開かれたことを8千万の我が同胞と全世界に厳粛に明らかにした。

 

 両首脳は冷戦の産物である長い分断と対決を1日も早く終息させて民族的和解と平和繁栄の新たな時代を果敢に起していき、南北関係を一層積極的に改善して発展させていくべきだとの確固たる意志を込めて歴史の地・板門店で次のように宣言した。

 

1.南と北は南北関係の全面的で画期的な改善と発展を築くことで、途切れた民族の血脈を繋ぎ、共同繁栄と自主統一の未来を早めていくことである。南北関係を改善して発展させることはすべての同胞の一様な願いであり、これ以上延ばすことのできない時代の切迫した要求である。

 

(1)南と北は我が民族の運命は我々自らが決定するという民族自主の原則を確認して、すでに採択された南北宣言とすべての解放を徹底的に履行することで関係改善と発展の転換的局面を開くことにした。

 

(2)南と北は高位級会談をはじめ各分野の対話と交渉を近いうちに開催して、首脳会談で合意された問題を実践するための積極的な対策を立てていくことにした。

 

(3)南と北は当局間協議を緊密にして、民間交流と協力を円満に保障する為に双方当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城(ケソン)地域に設置することにした。

 

(4)南と北は民族的和解と団結の雰囲気を高めていくために各層の多方面的な協力と交流、往来と接触を活性化することにした。

 

内からは6.15をはじめ南と北にすべて意味がある日を契機に当局と国会、政党、地方自治団体、民間団体など各層が参加する民族共同行事を積極的に推進して、和解と協力の雰囲気を高めて、外からは2018年アジア競技大会をはじめ国際競技に共同で出場して民族の知恵と才能、団結した姿を全世界に誇示することにした。

 

(5)南と北は民族分断で発生した人道的問題を至急解決するために努力し、南北赤十字会談を開催して離散家族・親戚再会をはじめ諸般の問題を協議・解決していくことにした。

 

当面、来る8.15を契機に離散家族・親戚再会を行うことにした。

 

(6)南と北は民族経済の均衡的発展と共同繁栄を築くために10.4宣言で合意された事業を積極推進していき、一次的に東海線および京義線鉄道と道路を連結し近代化して活用するための実践的対策を講じることにした。

 

 

 

2.南と北は朝鮮半島で尖鋭な軍事的緊張状態を緩和して戦争危険を実質的に解消するために共同で努力していく。

 

(1)南と北は地上と海上、空中をはじめすべての空間で軍事的緊張と衝突の根源となる相手側に対する一切の敵対行為を全面中止することにした。

 

当面、5月1日から軍事境界線一帯で拡声器放送とビラまきをはじめすべての敵対行為を中止してその手段を撤廃して今後非武装地帯を実質的な平和地帯につくることにした。

 

(2)南と北は西海北方限界線一帯を平和水域にし、偶発的な軍事的衝突を防止して安全な漁労活動を保障するための実質的な対策を立てていくことにした。

 

(3)南と北は相互協力と交流、往来と接触が活性化されていくことに従い、様々な軍事的保障対策を取ることにした。

 

南と北は双方の間で提起される軍事的問題を遅滞なく協議、解決するために国防部長官会談をはじめ軍事当局者会談を自主開催し、5月中にまず将官級軍事会談を開くことにした。

 

 

 

3.南と北は朝鮮半島の恒久的で堅固な平和体制構築のために積極的に協力していく。朝鮮半島で非正常的な現在の停戦状態を終息させて確固たる平和体制を樹立することは、これ以上延ばすことのできない歴史的課題である。

 

(1)南と北はいかなる形態の武力も互いに使用しないという不可侵合意を再確認して厳格に遵守することにした。

 

(2)南と北は軍事的緊張が解消されて、互いの軍事的信頼が実質的に構築されるのに沿って段階的に軍縮を実現していくことにした。

 

(3)南と北は停戦協定締結65周年になる今年に終戦を宣言して、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築のための南北米3者もしくは南北米中4者会談開催を積極的に推進することにした。

 

(4)南と北は完全な非核化を通じて核なき朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。

 

北と南は北側が取っている主導的な措置が朝鮮半島非核化のための大変意義があり、重大な措置だということについて認識を共にして、今後それぞれ自らの責任と役割を果たすことにした。

 

南と北は非核化のための国際社会の支持と協力のために積極的に努力することにした。

 

両首脳は定期的な会談と直通電話を通じて民族の重大事を随時、真摯に論議して、信頼を強固にし、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れを一層拡大していくため共に努力していくことにした。

 

当面、文在寅大統領は今秋平壌を訪問することにした。

 

2018年4月27日

 

板門店

 

大韓民国大統領 文在寅 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長 金正恩

 

 

 

 

 

 

 

 


南北会談“蚊帳の外”安倍首相がイタすぎる! 会談実現を妨害したのに「私が司令塔」、トランプにも無視され…2018.4.27 リテラ

2018-04-28 10:49:11 | 北朝鮮 韓国 中国 アジア

 

南北会談“蚊帳の外”安倍首相がイタすぎる! 会談実現を妨害したのに「私が司令塔」、トランプにも無視され…

リテラ http://lite-ra.com/2018/04/post-3979.html
 
2018.04.27
南北首脳会談で安倍首相がイタすぎ! 会談実現を妨害し続けたのに「私が司令塔」と言い出すも、トランプにも無視され…の画像1
韓国大統領府HPより

 きょう、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅大統領による南北首脳会談がおこなわれ、史上初めて北朝鮮の指導者が軍事境界線を越えて韓国入りした。

 分断された南北のリーダーが軍事境界線を越えて両国の地で握手を交わし合う光景はまさしく歴史的瞬間と言えるものだったが、肝心の共同宣言も、「完全な非核化を通じ、核なき半島の実現を目標にする」「休戦協定締結から65年になる今年に終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換する」「南と北は一切の敵対行為を全面的に中止する」「南北とアメリカの3者、または南北と米中の4者会談の開催を積極的に推進する」と、平和に向けて大きく前進する内容だった。

 さらに、共同宣言署名後には共同発表がおこなわれ、カメラの前で金委員長が「合意したことは、過去のように死文化した歴史を繰り返さないよう、ひざを突き合わせて協議した。必ず成し遂げられるよう努力していく」と発言。北朝鮮への警戒は今後もつづくことになるだろうが、今回の南北首脳会談が大きな一歩になったことは確かだろう。

 だが、この世界が注目する動きから完全に蚊帳の外に置かれているのが、日本だ。

 しかも、蚊帳の外に置かれているにもかかわらず、安倍首相は共同宣言を受けて、こんなコメントを発表した。

「北朝鮮の非核化等について真剣に議論したことを、北朝鮮をめぐる諸懸案の包括的な解決に向けた前向きな動きと歓迎する」
「今回の会談の実現に至るまでの韓国政府の努力を称賛したい」

 さらに、記者から「日本が蚊帳の外に置かれるという懸念があるが」と質問されると「それはない」と躍起になって否定した。

「歓迎します」「韓国の努力を称賛したい」とは、よくもまあ厚顔無恥にも程があることを言えたものだ。なぜなら、この歴史的な南北の対話をなんとか潰そうと必死になってきたのが日本政府だからだ。

 そもそも、南北対話の動きは年明けからはじまっていた。今年の元旦には金委員長が平昌五輪に代表団を送る用意があると表明、その後おこなわれた南北閣僚級会談は国際的にも評価され、韓国の外交も奏功し、北朝鮮選手団の参加にくわえ応援団の訪韓実現に至った。

 ところが、安倍首相は1月の南北閣僚級会談を尻目に、外遊先で“北朝鮮の脅威”言いふらしてまわった。

国際社会が平和的解決に努力を続けるなか、水を差し続けた安倍首相

 

 2月の五輪開会式に際した日韓首脳会談では、文大統領に「米韓合同軍事演習を予定通り進めることが重要だ」と内政干渉的なことまで言い出して融和ムードへ冷や水を浴びせかけ、五輪開催中の日米電話会談後には「北朝鮮に最大限の圧力をかけつづけていく点で完全に一致した」などと発言。さらに、韓国が南北首脳会談実現に向けて動くと、外務省を通じて韓国に「まだ時期が早い」「思いとどまるべき」と、再三にわたって圧力をかけつづけたのである。

 まさに米韓の足を引っ張り、北朝鮮との対話を食い止めようと必死で動き回っていたのだ。

 さらに驚いたのは、3月になって韓国大統領府が韓国の文在寅大統領と金正恩委員長の南北首脳会談の合意を発表し、その後の米朝首脳会談や平和的解決への流れが決定的になったあとも、その態度を変えなかったことだ。

 たとえば、菅義偉官房長官は、南北首脳会談合意について「対話のための対話であっては意味がない」などと非難に近いコメントを発表し、河野太郎外相も「経済制裁で困っているので、(金委員長は)必死にほほ笑み外交をやっているのだろう」と挑発した。

 そして、安倍首相も、3月8日の参院予算委員会で対話路線を完全否定し、「圧力を最大限まで高める」と言い放った。

「対話に応じたからといって、たとえば制裁を緩める対価を与える、対話に対して対価を与えるということがあってはならない」
「核・ミサイル計画を放棄させるため、安保理決議の完全な(制裁)履行など、あらゆる方法で、圧力を最大現まで高めていく考えであります」

 はっきり言うが、こんな態度を示したのは、世界中で日本の政府くらいだ。南北首脳会談合意のあと、トランプ大統領はすぐに「世界にとって素晴らしいことだ」と言明し、対話に意欲を示したことを「北朝鮮は真剣だと思う」と評価。そのほかロシアや中国、EUも歓迎姿勢を示した。ところが、日本政府と安倍首相だけは交渉の進展を期待するようなコメントは一言も出さず「対話に対して対価を与えるな」「まだまだ圧力を高めるぞ」と息巻きつづけた。

 その上、金委員長と習近平国家主席の電撃的な首脳会談がおこなわれた際には、安倍首相も河野外務相もまったく情報を得ていなかったことが露呈。挙げ句、3月28日の参院予算委員会では、安倍首相は「北朝鮮の側から対話を求めてきた。圧力を最大限まで高めるわが国の方針を、国際社会の方針にするためにリーダーシップを取ってきた結果だ」と宣ったのである。

 完全に孤立状態なのに「俺の成果」と言わんばかりに勝ち誇る──。まさに「裸の王様」としか言いようがないが、忘れてはいけないのは、安倍首相は北朝鮮問題を「国難」と呼んできたことだ。

南北対話の足を引っ張り続けたくせに、「私が司令塔」と言い出す厚顔

 

 しかし、今回の南北首脳会談では、金委員長は弾道ミサイルの発射について「(未明に)もう叩き起こさない。私が確約する」と述べた、というのである。

 ご存じの通り、安倍首相は昨年9月、「北朝鮮問題への対応について国民に問いたい」などと言い出し、北朝鮮問題を「国難」と呼んで解散総選挙をおこなったが、その「国難」は足を引っ張りつづけた南北の対話によって突破の道を切り拓かれようとしているのである。悪い冗談のような話だ。

 ようするに、安倍政権はこれまで北朝鮮問題の解決や非核化の実現を目指していたのではなく、ただ北朝鮮危機を煽ることで政権浮揚をはかってきただけ。改憲を推し進めてきた安倍政権にとって、朝鮮半島情勢が安定し非核化が実現することは、むしろあってはならない事態だったのだ。

 ところが、対話による平和的解決に米韓をはじめ国際社会が本格的に向かうと、安倍首相は今度は政権浮揚の道具に拉致問題をもち出しはじめ、今月22日におこなわれた拉致被害者家族会などが開いた国民大集会の場では、鼻息荒くこう述べた。

「南北、そして米朝首脳会談の際に、拉致問題が前進するよう私が司令塔となって全力で取り組んでいく」

 まったく開いた口が塞がらない。この「私が司令塔」発言に対しては、拉致被害者家族である蓮池透氏も〈司令塔? この期に及んで。どうやって?〉とツイートしたが、至極ごもっともだ。

 現に、先日おこなわれた日米首脳会談の共同記者会見で安倍首相は「ドナルド、あのときのあなたの言葉は、マール・ア・ラーゴで過ごした素晴らしい思い出とともにいまなお、私の胸に深く刻まれている」などと気持ちの悪い親密アピールを繰り出したが、対するトランプ大統領は安倍首相を見放しており、海外メディアも“安倍首相はトランプから見捨てられた”と伝えた。つまり、安倍首相の対北朝鮮外交はすべて失敗し、挙げ句は部外者扱いで拉致問題も文大統領やトランプ大統領任せという体たらく。きょうにしても「文大統領からの電話待ち」という状態で、それで「私が司令塔」とは片腹痛い。

 しかも、トランプ大統領は南北首脳会談を受け〈朝鮮戦争が終結へ!〉などと興奮気味に祝福ツイートしたのに続き、中国の習近平主席についても〈私の良き友人・習近平主席の多大な尽力を忘れないでください〉〈彼がいなければ、もっと長く厳しい道のりだっただろう〉と謝辞をツイート。一方、「司令塔」で「リーダーシップをとってきた」らしい安倍首相については、今のところ一言も触れられていない。

 改憲という自分の悲願のために危機を煽り、平和的解決を認めないような言動を繰り返した挙げ句、蚊帳の外に置かれているのにもかかわらず、いまだにあたかも自分の成果のように誇る。これぞまさに「外交の私物化」と言うべきだろう。これ以上、この男をリーダーにしていれば、どんどん世界から孤立を深めていくだけだ。

 

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「安倍首相はトランプから見捨てられた」と海外メディアが日米首脳会談を酷評!北朝鮮問題でも完全に置いてけぼり

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2018.4.22 - パームビーチでの日米共同記者会見(首相官邸HPより) 北朝鮮の金正恩委員長が、核実験と大陸間弾道ミサイル実験の中止の方針、核実験場の廃止を発表、さらに国際社会との緊密な連携と対話への積極化を明言した。先月の米朝首脳 ... 安倍首相トランプから見捨てられた」と海外メディア日米首脳会談を ... いずれにしても、まさに日本だけが国際社会からひとり置いてけぼりを食らっているわけだが、どうやらトランプ大統領は、安倍政権に対し完全に見切りをつけたらしい。





 


「安倍政権には一切取り合うな」と北朝鮮当局が指示——北朝鮮問題で日本孤立浮き彫り 2018.4.28 ビジネスインサイダー

2018-04-28 08:42:28 | 北朝鮮 韓国 中国 アジア

「安倍政権には一切取り合うな」と北朝鮮当局が指示!!
・・・そりゃそうだろう。北朝鮮の脅威は国難とあおり、対話路線を否定し、米中韓の平和への努力に水を差し続け、北朝鮮への圧力しか言わない安倍政権が袖にされるのは当たり前。日朝首脳会談を受けるわけがない。

 

「安倍政権は一切取り合うな」と平壌指示——北朝鮮問題で日本孤立浮き彫り

北朝鮮との日朝首脳会談の可能性を打診した安倍政権に対し、北朝鮮当局が「一切取り合うな」との指示を出していたことが明らかになった。

平壌の反応が明らかになったのは初めてで、4月27日の南北首脳会談と米朝首脳会談など、国際的対話の枠外に置かれる安倍政権は当面、北との対話の契機をつかめないまま孤立を深めることになる。

板門店で手を携えながら歩く金正恩労働党委員長(左)と文在寅大統領(右)。

歴史的な瞬間となった南北首脳会談。板門店で手を携えながら歩く金正恩労働党委員長(左)と文在寅大統領(右)。

Korea Summit Press Pool/Pool via Reuters

北朝鮮情勢に詳しい在京消息筋によると、日本政府は3月初めに米朝首脳会談の開催が決まって以降、日朝首脳会談を希望する安倍首相の意向を、さまざまなチャネルを通じ北朝鮮に伝えたという。消息筋は「意向を平壌に伝達したが、本国からは『一切とりあうな』と指示された」と明らかにした。

「謝罪と賠償が先」と最高会議議長

同消息筋によると、平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開会式(2月9日)に出席した安倍首相は、北朝鮮代表団の金永南・最高人民会議常任委員長との立ち話で、「平壌宣言と(拉致被害者らの再調査を約束した)日朝ストックホルム合意に立ち戻ろう」と呼び掛けたのに対し、金議長は「謝罪と賠償が先」と取り合わなかったという。

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REUTERS/Toru Hanai

韓国大統領府は2月9日、安倍首相と金議長の2人が握手しながら立ち話をしたと発表しているが、話の内容と北の反応は伝えられていなかった。金永南氏がこのほど、日本からの訪問団に対し立ち話の「秘話」を明らかにしたという。

金永南氏は「文在寅韓国大統領主催の歓迎レセプションに出席した後、文大統領に促され会場を出ようとすると、後ろから駆け寄って日本の通訳が私を呼び止めた。すると安倍首相が近寄ってきたため立ち話になった。安倍首相は『平壌宣言と日朝ストックホルム合意に立ち戻りましょう』と言うので、日本の植民地支配に対する謝罪と賠償が先だと、私は答えた」と話したという。

 

拉致問題最優先の見直しも

安倍首相は日米首脳会談や文大統領との電話会談で、南北首脳会談や米朝首脳会談で拉致問題を取り上げるよう要請し、いずれも快諾を得たとされる。しかし、中国を含めた一連の国際的対話のメーンテーマは、朝鮮半島の非核化とミサイル問題と平和定着問題だ。

拉致問題を最優先テーマにするのは安倍政権だけで、「拉致問題は解決済み」とする北朝鮮の公式姿勢とは深い溝がある。南北・米韓・米朝首脳会談が軌道に乗り、平和定着の一環として米朝関係正常化が議題に上れば、日朝関係正常化は否応なく迫られる。拉致問題の解決を最優先してきた従来の政策が見直しを迫られるのは必至だ。


岡田充(おかだ・たかし):共同通信客員論説委員、桜美林大非常勤講師。共同通信時代、香港、モスクワ、台北各支局長などを歴任。「21世紀中国総研」で「海峡両岸論」を連載中。

 

 

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