大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

空心(中華料理/新町)

2011年01月03日 08時44分49秒 | チャイニーズ
 今更と言っていい感のある「空心」です。メンソールは行列がすきではないし、予約を取るのも一仕事といった感じの人気店はオミットしてしまう訳なんですけど、クリスマスといえばフレンチかイタリアンで、中華料理を食べに行くという殊勝な人は少ないかもしれないという判断のもと、予約をかけてみました。それでも30分間、電話かけまくりの末の勝利でしたが…。で、やっぱり25日も満席でした。
 
 
 今回は5,000円のコースを予約してたんですけど、突き出しは菱と茹でピーナッツでした。菱は、忍者がよく使っていたまきびしですね。忍者劇画などでは鉄製のテトラポットのようなものが使われてますけど、本来は菱の皮を乾燥させたものを使ったんですね。
 
 菱は、栗のような感覚の食感&味でした。茹でピーナッツの方は、バーなどでよく出されるのでおなじみなんですけど、味付けが中華風になっていて、なかなか楽しかったです。



(菱と茹でピーナッツ)

 
 次が蕪のフールーソース。フールーは腐乳とも書きます。もう一つが腐乳(フールー)に更に紅麹を加えたものをベースとしたソースです。メンソールの記憶では、もう少し刺激的な調味料だったんですけど、すごく柔らかな味わいに仕上げられていました。腐乳といえばやはり好き嫌いがでる調味料だと思うので、そのあたりを上手く処理していると思います。



(左が蕪の腐乳(フールー)ソースがけ、右は魚料理で腐乳に紅麹を加えた調味料が使われている)

 
 次が、タコのぶつ切りのサラダ風。蓼、茗荷がたっぷり使われていて。とは言いつつ、それほどここの味が主張せず、上手いバランスを取っているんですけど、食は進みます。盛りつけに高さを出す手法は日本料理のものだと思ってたんですけど、中華料理でも使うみたいですね。



(タコぶつ切り)


 鯛の上湯スープがけは、若干塩味が強いように感じるんですけど、鯛と合わせるといいバランスです。



(鯛の上湯がけ)

 
 クレソンの瞬間茹でという料理があって、茹でたクレソンが山のように盛りつけられています。クレソンだけで勝負するということは、余程自信があるんでしょう。クレソンのシャキシャキした食感と苦みに対して、塩味の粘度の高いソースが使われていて、そのバランスが楽しいです。



(クレソンの瞬間塩茹で)


 黒酢を使った酢豚は、旨かったです。豚肉の方にちょいと細工というか一仕事してあるんですけど、その食感が初体験でした。で、麻婆豆腐。是非、麻婆豆腐を食べてほしいと勧められていたんですけど、山椒で痺れるといわれていたんですけど、メンソール的には普通でした。逆に激辛を売り物にしている店とかに比べるとマイルドです。唐辛子や花椒はしっかりと聴かせてはあるんですけど、旨味もしっかりとあります。どちらも、日本人ならご飯がほしくなる一品です。蒸しパン、揚げパン、白飯からチョイスできたんですけど、メンソールは揚げパンをチョイスしたんですけど、白飯もほしかったなと思う瞬間ではありました。



(麻婆豆腐)


(黒酢酢豚)


(揚げパン&蒸しパン)

 
 デザートは、杏仁豆腐&ゴマ団子でした。



(杏仁豆腐&ゴマ団子)


 
 さて…。冒頭で書いたとおりで、メンソールは予約を取るのに一苦労という店は基本的には行かないんですけど、行って良かったというのが正直な感想。リピートしたいです。メンソールがオーダーしたのは5,000円のコースだったんですけど、5,000円でこのボリューム、このパフォーマンスはすごいです。ワンランク上のコースだったらどんな感じなんだろうとものすごく期待させてくれます。
 
 
 
 


(店  名) 空心
(ジャンル) 中華料理
(所 在 地) 大阪市西区新町1-21-2
(電  話) 06-6532-7729
(営業時間) 11:30-14:00(売切次第終了)、18:00-23:00
(定 休 日) 月曜日
(予  算) 6,000円~9,000円。
(予  約) 要。前月20日に翌月の予約を受付

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