美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

いろんな「きく」

2008年01月31日 13時54分55秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
昨日は、教育現場での「聞く」についてでしたが、今日はさらに「きく」にスポットを当てましょう、島岡美延です。私の講座タイトルやブログの表題横などでは「聴く」という漢字を使っています。
一般的には「聞く」、もう少し注意深く耳を傾ける場合は「聴く」、などと辞書にありますが、私はこんなふうに説明します。「聴く」という字のほうが「耳が大きく、外に出ているぶん、しっかり聴くイメージ」だから、この字を使う、と。

もう一つ、「訊く」という字がありますね。これは「たずねる」の意味ですが、困った質問魔にならないように気をつけましょう。それは「誰と一緒なの?」、「どこ行ってたの?」、「どうして○○してくれないの?」・・・、こういう質問が頭の中に渦巻いているようだと、相手の言葉を「じっくり聴く」ことは、出来そうにありません。誰もが「聴いて欲しい」時代、「聴き上手」は貴重な才能です。
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国語のリスニング

2008年01月30日 07時50分53秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
「ちゃんと人の話を聞く」ことをどれだけできていますか、島岡美延です。今日は、それをテストにする話です。先日、新聞が「入試に国語リスニングテスト」と報じていました。高校入試で増える傾向にあるそうです。でも今、なぜ?

「話す」「聞く」については、学校でも力を入れているはずなのに「対話する力」が身につかない、という現実。そこで国語リスニングでは、音声で流れる文章の要点をまとめる、などの内容だとか。大人にこれをやったら、どんな結果になるでしょう、例えば「今朝の上司の話」など、要点をちゃんと覚えてますか!?
「聞く」とは、相手の言うことを「受けとめる」ことと「引き出す」ことですが、「正しく受けとめる」ことができないと、何か質問するなどの「さらに情報を引き出す」ことはできません。「人前で話すこと」より、むしろ「ちゃんと聞く」ことの訓練がコミュニケーション能力アップには不可欠なのです。
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ポルトガル語の歌姫

2008年01月29日 08時39分48秒 | ステキなお手本
今日は、素敵なアーティストをご紹介しますね、島岡美延です。番組ゲストとして出会ってから親しくさせてもらっていて、いつも「私もがんばらなきゃ」と刺激をくれる素敵な存在、 TOYONOさんです。
多くの我々同様、彼女にもOL時代がありました。ブラジル音楽に触れて感激するにとどまらず、単身ブラジルに渡って大物ミュージシャンに師事。シンガーソングライターとしてのソロデビューは2001年、今や、ポルトガル語で作詞をし、ポルトガル語でインタビューに応える彼女。他の誰とも違う方法で、大人の音楽シーンを元気にしてくれています。
1月31日(木)六本木STB139でスペシャルライブがあります。たぶん、あなたの想像を超えたブラジル音楽に出会えるはず。「私達世代で、もうハイヒールはかない人もいるのよね」と鋭い指摘(!)をする美しい歌姫です。素晴らしいミュージシャン達とのお洒落でカッコ良いステージをどうぞご堪能ください!

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鍵を握るのは「聴き手」

2008年01月28日 07時56分22秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
カボチャの前で話せない、に続いて「カボチャになっていないか」についてお話しましょう、島岡美延です。私の講義の中で、「話す人」と「聴く人」の役割を明確にして「積極的に聴かない」実験を行ないますが、さて、何が起こるでしょう?

一生懸命に自己紹介しても、相手は上の空。目も合わせない、関係ないことをしている・・・、これは空しいものです。そのうち「これ以上、話を続けられない」となるのです。どんなに「話し上手」と言われる人でも、相槌も何も返ってこない、時計やケイタイを目の前で見られる、などの状況で話せるものではありません。
ただ、男性限定の講座でこれを行なったとき、話を続けている人が、結構いたのです。「普段から相手の反応を見ずに、話をするクセがついている」ようでもあり、目を合わせることなく黙々と話す光景が、印象的でした。会話がはずむ鍵は「聴き手」が握っているのです。「聴き上手」は「話し上手」への近道です! 
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カボチャの前では話せない

2008年01月27日 08時33分44秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
生活の変化には、挨拶がつきものですね、島岡美延です。昨日の挨拶状に続いて「人前でスピーチ」、例えば職場を去る場合のスピーチについて考えましょう。

この場合、「突然の指名」というより、ある程度の準備が出来るわけです。スピーチの準備というと「原稿を書く」ことでしょうか? 基本的に、3分以内程度のスピーチなら原稿作りはオススメしません。3個前後のキーワードをメモして、流れを組み立て、頭の中に「メモを図のように」思い浮かべるのです。
いざ人前に出たら、大切なのは「聴いてる人は、あなたの味方」だと考えること。どんなにがんばっても無反応なカボチャの前では、実はうまく話せません。聴衆の中には、必ずあなたの話にうなづいたり、微笑んだりしてくれる人がいるはず。まして、一緒に日々を共にした仲間の前でのスピーチです。どうぞ、「反応してくれる人がいるから話ができる」ということを思い出してください!
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素敵な「退職のお知らせ」

2008年01月26日 08時14分31秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
はや1月下旬、今年の目標に向かって進んでいますか? 島岡美延です。先日、ある演劇制作の方から退職挨拶の手紙が届きました。そう、はがきではなく封書です。そこからは、彼女の声や表情が飛び出してくるような気がしました。

1.文面は印刷したものでも、私の名前(宛名)と添書きは自筆で
2.劇団で過ごした11年という年月、今後の担当者の名前を明記
3.今後は白紙といいつつ、なんだかパワーが湧いてくるような夢を語る言葉

きっと劇団節目の大きな仕事を成し遂げて、きちんと後輩を育てつつ、自らの新しい道を切り拓く決意をされたのだと思います。新しい環境に踏み出す予定の方、これまでの日々を財産にするには、挨拶状もあなたらしく工夫してみましょう。大人になると「自分の卒業」は自分で決める・・・皆さん、応援していますよ!
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「サエナイ女」を演じる

2008年01月25日 09時19分27秒 | 姿勢&見た目
明日から公開される映画の話をしましょう、島岡美延です。「母べえ」のような全国ロードショーではないものの、なんとも気になる日本映画「全然大丈夫」です。

ヒロインは木村佳乃、今回の彼女は、かなり、ヘン。「雨の音」のテープを聴きながら黙々と「顔」を描く・・・白石加代子演じるホームレスのアーティストを双眼鏡で観察し、作品にかける集中力は、すごい。一方、一般社会に溶け込んで仕事しようとすると、ティッシュの箱も開けられないという、想像を絶するドンくささ。
徹底的に冴えない女を演じるにあたって一番特徴的だったのは、その「姿勢」。胸を落とし、首を突き出すようにして、腕はだらんと身体の前、もちろん歩き方はうつむいて、とぼとぼ・・・、目にも力がありません。こんな彼女は初めて!
登場人物は、濃いキャラクター勢ぞろい、でも映画の空気はかなりユルイというバランス。ウクレレが奏でる音楽も絶妙な、いとおしい一本です。
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謝っていない人々

2008年01月24日 14時43分28秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
文庫本につけられた書店のカバーに「再生紙を使用しています」とあり、配合率は?と思ってしまいました、島岡美延です。またもや「偽装」の連鎖。品質が悪くない、ということなのか食品の時に比べると、マスコミもおとなしい気がします。「環境保全」を信じた人への裏切りの罪は大きいはずなのに・・・。

先日の高級料亭の営業再開の挨拶、あれは「助けてください」という「お願い」でした。昨年たくさん行なわれた、謝罪会見と呼ばれたものの多くは「言い訳会見」だったのではないでしょうか。ただ、そんな情けない会見もたくさんありましたが、姿を見せただけマシ、かもしれません。
自費出版大手は代理人の説明、英会話大手の社長は何一つ説明なし・・・。「相手に想いが伝わってこそ」の謝罪、そしてタイミングもとても重要です。謝る機会を自ら失くした会社は、夢を持つ人々を巻き添えにしてしまったと言えそうです。
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「つられる」法則の活用

2008年01月23日 08時02分43秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
先手必勝といいますね、今日は「先にアクション」についての話をしましょう、島岡美延です。
昨日の映画「フリーダムライターズ」、生徒たちは、目が合えばにらみ合い、どちらが先に仕掛けるか、という緊張した日常を送っています。そこまでは極端だとしても、私たちはどうでしょう。相手が不機嫌そう、だからこっちも不機嫌、相手が無関心、だから自分も知らんぷり、という日々になっていませんか? その一方、相手がふと見せた微笑に、思わずこちらも笑顔になる、元気に挨拶されたので、つられていつもより元気に挨拶を返す・・・、こんな経験もあるはずです。

人間は相手の行動に影響されます。ならば、先に「相手もつられて笑顔&元気」になるよう行動しませんか? 元気のない挨拶には、サエない反応しかきません。まず自分が笑顔になる、相手も一緒に笑顔になってくれたら、結構嬉しいものです。
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映画を見ませんか

2008年01月22日 08時38分44秒 | オススメ
昨日はラジオで「2007年に見た映画ベストテン」を行ないました、島岡美延です。あなたは、どんな映画に出会いましたか? 

私の1位は「フリーダム・ライターズ」という実話を基にした映画でした。アカデミー賞女優のヒラリー・スワンクが製作に加わり、主演しています。ロスの高校、彼女は新人教師で、校長も見放した生徒たちを担当することに。話を聴こうともしない生徒たちに、一冊ずつノートを渡します。暴力の矛先になったり、武器を手放せない彼らは、初めて、書くこと、読書、そして信頼される喜びを知ります。ここから抜け出すには勉強しかない・・・。続きはどうぞ、映画をご覧下さいね。

3人のパーソナリティによる、それぞれのベストテン。バラエティ豊かです。まもなくアップされる「岡村洋一のシネマストリート」サイトにお立ち寄りを!
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