美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

沖縄だけでなく、これは現実

2023年06月30日 06時14分31秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

6月最後も大雨に用心、島岡美延です。今朝は代役でラジオ、いってきます。

沖縄県で突出して増えているコロナ感染者。一人当たりの県民所得全国最下位、子ども相対的貧困率や非正規労働者の割合、ひとり親世帯の比率、19歳以下の出産率が全国1位――、そんな沖縄が舞台の物語。映画『遠いところ(7月7日公開)』をご紹介します。先日のラジオに工藤将亮監督が登場。けして、沖縄だけではない現実、と。

沖縄県コザ。17歳のアオイは夫マサヤと幼い息子と3人暮らし。おばあに息子を預けキャバクラで働くのは、マサヤが仕事を探さないため。次第に暴力をふるうマサヤ。そんな中、店にガサ入れ、アオイは働けなくなる。さらに失踪したマサヤが事件を起こし、多額の示談金が必要となって切羽詰まったアオイは、ある誘いにのることに――。

アオイは映画初主演となった花瀬琴音。撮影の1ヵ月以上前から沖縄で生活し、沖縄の10代を体現。彼女が『すずめの戸締り』で注目されたのは、この作品の撮影のあと。

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博物館が好きな人たち

2023年06月29日 07時20分58秒 | 日記、その他

今日はもっと暑く、雷も広範囲で要注意、島岡美延です。大谷選手は勝利&2本塁打の絶好調、「疲れる」という感覚はないのかしら。実況まで「人間ではない」と言うほど。

上野のトーハク、特別展チケットで本館、東洋館、法隆寺宝物館なども回れます。人が少ない本館のとある空間でこんな会話が聞こえました。「私は新潟から」「盛岡です」と初対面らしい女性二人。一人が勧めていたのは「東京国立博物館ニュース定期購読」の申し込み(1年間1000円で郵送)。これを頼りに時折上京しているよう。

神奈川在住だとトーハクは特別な場所だけど行きやすい(ニュース冊子も手に入る)。そういえば北海道の叔母も年に1度は、東京の美術館巡りをしてたっけ。

様々な施設の年間パスやぐるっとパスなどありますが、今は「行きたい時に行きたい博物館へ」。各自治体の博物館、資料館(入場無料施設も多い)巡りが面白い。旧石器時代から人々の営みがあった今の首都圏。夏はカハク、国立科学博物館にもいかなくちゃ。

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日本と比べながら古代メキシコ

2023年06月28日 07時11分09秒 | 日記、その他

ついに呼び名が市川猿之助容疑者、島岡美延です。週刊誌報道を知って親子でさよならしようとした、自分が後始末を、と語っているよう。歌舞伎を引っ張る存在は何でも自分で決めすぎたのか。

人間の命、太古の昔ほど〈再生〉への想いは強く、〈生贄〉も少なからず――。トーハク、東京国立博物館の特別展『古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン』(~9月3日)を見てきました。なんと、すべて撮影可能。ただ、撮影するのが怖いような展示も多かったけど。

神殿から発掘されたマヤの「赤の女王」が奇跡の初来日。石室の内部に入り、透明な棺に横たわる彼女を見るような展示。頭から足まで装飾品が見事。ヒスイの緑は再生への強い願い。

別の展示で、ヒスイはグアテマラから運んだ、とも。思い出すのが新潟県糸魚川産のヒスイは縄文時代前期から使われ、日本各地から発見されていること。世界でも憧れの石だったはず。

平成館考古展示室へも。弥生時代の顔面付壺型土器の展示は9月3日まで。

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浪曲の世界に飛び込んだのは

2023年06月27日 07時09分06秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

今日は変わりやすい天気、高い湿度に注意、島岡美延です。

国立劇場が建て替えのため、ここでの公演は最後という案内をある歌舞伎役者さんからもらいました。どんな伝統芸能が好きですか? 

落語や講談で女性演者が増え、この世界もまた。映画『絶唱浪曲ストーリー(7月1日公開)』をご紹介します。浪曲師の独特の唸り声、節回し、キレの良い啖呵。そんな世界に飛び込んだ女性に密着したドキュメンタリー。

伝説の芸豪・港家小柳に惚れ込み、弟子入りした港家小そめ。祖母と孫のよう、身の回りの世話などもする。体調を崩してしまった師匠の愛知県の自宅と浅草の木馬亭を行き来する日々。なんとか、晴れて名披露目興行を迎えた時、三味線の玉川祐子師匠は90代。木馬亭の舞台裏、客席に様々な人生の交錯あり。

港家小柳に密着し、8年の歳月をかけて本作を完成させた川上アチカ監督。ここまでカメラが入るか、という見事な関係性に驚きます。迫力満点の口演場面、当代のスター浪曲師たちも登場。

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歌舞伎町を舞台に二人の監督が

2023年06月26日 07時43分03秒 | 姿勢&見た目

沖縄はコロナ第9波とも、島岡美延です。首都圏では「会合」が大復活、昨日はランチをした店の支払いで、なんと10人以上のグループが「一人ずつお会計」で驚くほど待たされた・・・。

コロナ禍の初期、かなり大変だった街、新宿・歌舞伎町。ここに生きる人々のちょっと不思議な物語。映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(30日公開)』をご紹介します。『ミッドナイトスワン』の内田英治監督と『さがす』の片山慎三監督が3編ずつ撮ったエピソードからなる本作、主演は伊藤沙莉。

歌舞伎町の小さなバーのカウンターに立つ27歳のマリコ。実は探偵でもある。「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してくれ」とFBIから謎の依頼を受け、恋人の自称忍者MASAYA(竹野内豊)と宇宙人に迫っていく。一方、別れた娘を探すヤクザ(北村有起哉)、ホスト狂いのキャバ嬢、殺人マシン姉妹の話も。

誰もが人生ワケアリ、フツーに生きている人なんていない。予測不能な展開、オフビートな笑い、そして感動の涙!?

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薬物依存、その原因に迫る物語

2023年06月25日 07時32分31秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

ロシアで反乱、なのか、何かが変わるのか、島岡美延です。命が脅かされる戦争はもうやめて。沖縄慰霊の日に読み上げられた「平和の詩」は世界に向けられた言葉。

日本では若者の自殺が増加、理不尽に命を奪う事件も。これは壮絶な命への叫び。映画『命の満ち欠け(7月1日公開)』をご紹介します。先日のラジオに脚本・主演の小関翔太監督、撮影・編集も務めた岸建太朗監督が登場。

学生時代に身近な人が睡眠薬のオーバードーズで亡くなり、また薬物依存で自立支援施設にいた人と知り合い、この脚本を書いた小関監督。初監督作品で依存症の若者を全身全霊で演じました。

祖母が亡くなった家で、兄は弟を更生施設から引き取り、一緒に暮らし始める。弟を救いたい兄、新しい生活になじめず薬物の禁断症状に苦しむ弟。やがて施設で起きたある事件を思い出し・・・。

モデルの人物は今、正社員として働き「人との繋がり、それは唯一無二の薬物からの出入り口。苦しくても生きたい」と。そう、生きて。

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YouTubeからアカデミー賞へ

2023年06月24日 07時36分15秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

5人の大人と同居していた6歳の男の子に何が、島岡美延です。祖母57歳は監禁から逃げ出して、容疑者は彼女の実子、34歳~30歳の4人。不可解すぎる家族。

こちらは小さな貝とおばあちゃんの物語。映画『マルセル 靴をはいた小さな貝(30日公開)』をご紹介します。YouTubeで大人気になった短編は2日足らずで作って、長編は7年かけて完成、アカデミー賞にもノミネート。実写とストップモーションを組み合わせた〈モキュメンタリ―〉手法に釘付け。

おしゃべりな貝のマルセルは身長2.5㎝。彼がいる家に引っ越してきた映像作家(ディーン・フライシャー・キャンプ監督)がマルセルの日々をYouTubeにアップする。マルセルははぐれた家族を探そうとするも、SNSでバズってしまい、家も特定されて、大切な祖母コニーとの生活がおびやかされる。引きこもるマルセルだったが、全米の人気テレビ番組のインタビューを受けることになり・・・。

あなたの家にもいるかも、マルセルみたいな子。

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3時間で魅せる、仮名手本忠臣蔵

2023年06月23日 07時26分17秒 | 姿勢&見た目

沖縄慰霊の日、島岡美延です。何があったのか、語れるようになるまで時間がかかり、78年たって、語れる人が少なくなり。

歴史的な事件を芝居にしてきたのが江戸時代の戯作者。舞台を室町時代に変えて討ち入り事件を描いた『仮名手本忠臣蔵』、私も歌舞伎や文楽で何度も見ている全十一段の演目。これをなんと3時間に凝縮! 90分の前後編にわけて、男性ばかりの劇団、花組芝居が下北沢・小劇場B1で上演中(27日まで)。

フライヤーには「これがジャパン的復讐劇の決定版だ!」とあります。城中で刃傷事件を起こして塩冶判官は切腹、お家断絶。相手の高師直はお咎めなしで判官の家臣たちは仇討ちを誓い・・・。名セリフ、名場面の切り取り方はさすが、主宰の加納幸和氏。今回は小さな劇場ゆえ、小道具などは最小限、役者もほぼ紋付袴姿(イノシシの着ぐるみは登場するけど)。

空気が張り詰める切腹、セリフの応酬で聞かせる深刻な場面があれば、皆で踊ったりギャグも。メリハリで駆け抜ける忠臣蔵、堪能!

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小説家と女優、ふたりの女性は

2023年06月22日 07時15分33秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

呆れる気も失せそう、島岡美延です。世界経済フォーラムの2023年版ジェンダーギャップ報告書、調査対象146ヵ中、日本はこれまでで最低の125位(前年116位)。政治と経済における男女平等の遅れ、致命的。

ちなみに韓国は105位(前年99位)。映画『小説家の映画(30日公開)』をご紹介します。ホン・サンス監督は本作でベルリン国際映画祭、3年連続銀熊賞受賞。監督の公私にわたるパートナー、キム・ミニが人気女優役。前作『あなたの顔の前に』で絶賛されたイ・ヘヨンが小説家役。

長らく執筆から遠ざかっている著名作家ジュニが久しぶりに後輩を訪ね、ソウルから離れた旅先で偶然出会ったのは、第一線を退いた人気女優ギルス。ジュニは、彼女を主役に短編映画を撮りたいと、いきなり提案する。かつて名声を得ながらも葛藤を抱えた二人の女性、新たな可能性の行方は?

今作も会話の展開が独創的。「仕事しないともったいない」、そんな一言に何を思う? 日本の女性にも響く言葉がたくさん。

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世界ALSデー、彼の挑戦を見て

2023年06月21日 07時27分50秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

夏至、よく晴れて昼間の長さも実感できそう、島岡美延です。世界各地で文字のない時代から、大事な日だったはず。

今日6月21日は世界ALSデー。一人の筋萎縮性側索硬化症患者の6年間に密着、映画『NO LIMIT,YOUR LIFE ノー リミット、ユア ライフ(23日公開)』をご紹介します。

9年前、大手広告代理店勤務、音楽活動もしていた27歳の時にALSの診断を受けた武藤将胤さん。木綿子さんは病気を承知で結婚。「俺の人生は終わるのか」と絶望しかけた時、患者たちの未来を明るくするアイディアを形に――、これは自分にしかできない夢と自覚。病気の啓発のため、最新テクノロジーを駆使して挑戦の日々。患者家族、妻たちの本音トークなども。

3年前に人工呼吸器をつけ、自分の声による文字読み上げアプリでコミュニケーション。視線を動かすことでDJも行い、ヨーロッパでも公演。先日の映画関連イベントでも会場を盛り上げたよう。映画では、武藤さんの友人、石原さとみがナレーション。

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