美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

「犯人の座」を取り合う?女たち

2023年10月31日 07時01分27秒 | 姿勢&見た目

ハロウィン当日、安全に楽しんで、島岡美延です。土日に子どもの仮装は見かけましたが大人は?

私は仮装も演技もしないけど、女優は法廷でも演技? 映画『私がやりました(11月3日公開)』をご紹介します。フランソワ・オゾン監督の最新作はクライムミステリー。

1935年、パリ。有名映画プロデューサーが自宅で殺さた。売れない新人女優マドレーヌ(ナディア・テレスキウィッツ)が逮捕され、「彼に襲われ、身を守るため撃った」と自供。親友の弁護士ポリーヌ(レベッカ・マルデール)と法廷に立ち、二人は鮮やかな弁論と感動的スピーチで全員男性の陪審員の心をつかみ、無罪を勝ち取る。「悲劇のヒロイン」として大スターに駆け上がった時、真犯人は自分でマドレーヌたちが手にした富と名声は自分のもの、と主張するかつての大女優(イザベル・ユペール)が現れる。3人の女性の駆け引きは?

大昔からなくならない性加害問題、多くのことを考えさせ、楽しませる――、お見事。

 

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人工知能に対して「自然知能」

2023年10月30日 07時31分19秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

昨日はTリーグを初観戦、島岡美延です。木原美悠、長崎美柚選手のいる木下アビエル神奈川が京都に勝利。目の前の卓球に興奮!

そもそも人間の能力って? 外山滋比古著『自然知能』(扶桑社)を読みました。2020年死去の父の未発表原稿の刊行を決意したのは娘のみどりさん。

人工知能(AI)に対し、母の胎内からある能力をNatual Intelligence「自然知能」と呼ぶと。英語Natualには人間が含まれ、「日本語の自然」は人間が含まれないとの苦言も。

AIにない「忘却力」こそ新しいものを生む。自然は「人間が忘却をバカにする」ことを見越して、忘れさせる。

「耳を大事に」、聞き分ける力を。家庭の言語環境は低下傾向。想像力に有効な聴覚能力を向上させることは国の安全に関わる。

「歩くことは思考力を高めるのに最も有効であることを理解しない現代」とも。名著『思考の整理力』『知的創造のヒント』に加え目からウロコ!

 

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高校時代の初恋相手を探すのは

2023年10月29日 07時03分13秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

昨夜、4年ぶりの高校のクラス会、島岡美延です。コロナ前は毎年出席の担任の先生は脚の健康不安でご欠席。みんな色々あった4年間、取り戻せていないものも実感。私はコロナ以降、この規模の夜の会食は初でした。

この主人公は私たち世代に近いかも。妻の高校時代の初恋相手を探すのは夫? 映画『人生は、美しい(11月3日公開)』をご紹介します。欲張りな韓国映画は、コメディ、時々ミュージカル、そしてロードムービー。

典型的な亭主関白の夫ジンボン(リュ・スンリョン)と思春期真っ只中の息子と娘、そんな家族にうんざりしながらも、尽くしてきた専業主婦セヨン(ヨム・ジョンア)。ある日、突然の余命宣告を受ける。激しく動揺するも、何かふっきれたように、人生最後かもしれない誕生日プレゼントとして「初恋相手探し」を夫に頼む。夫婦の奇妙な最後の旅が始まった――。

韓国各地を巡りながら、夫婦の出逢い、家族や社会の歴史を振り返ります。ラストはどうやっても涙が止められず。

 

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初めての物語、熊川版『眠り』

2023年10月28日 08時03分59秒 | バレエ

渋谷はもう厳戒態勢、島岡美延です。ハロウィンイベントの予定がないのに人が集まる街。

渋谷オーチャードホールで今月上旬に上演されたK-BALLET TOKYO『熊川版 眠れる森の美女』を東京文化会館で観ました。テレビでバレエ団25周年記念のこの作品を熱く語っていた熊川哲也氏。さすがの自信作、舞台の美術セットから別世界に誘います。

1幕に森の場面を作り、オーロラ姫(日髙世菜)とデジレ王子(山本雅也)が出会って恋に落ちる。しかし、森の奥に封印されていたカラボス(小林美奈)を王子が復活させてしまい、その呪いで王子が姫を殺める手先にされて――。

もちろん3幕は姫と王子の結婚式なのだけど、ドキドキ感アップの斬新な物語、演出。K-BALLET TOKYOのプリンシパルは、主役を踊らない日にリラの精、婚約者ほか様々な役を踊るので、この日も7人のプリンシパルの踊りを見られて大満足。

今年は『眠れる森の美女』上演が多く、他のバレエ団との見比べも楽しみ。

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トットちゃんと向田邦子

2023年10月27日 07時40分58秒 | 日記、その他

これ以上の命の奪い合いはやめて、島岡美延です。

戦争を知っている人はもっと辛いはず。黒柳徹子著『続 窓ぎわのトットちゃん』(講談社)を読みました。1981年の『窓ぎわのトットちゃん』は全世界累計2500万部突破、続編は10月3日出版、4日2刷。

1933年生まれの徹子さんのパパ(ヴァイオリニスト黒柳守綱氏)が1944年に出征した日、1949年のシベリア抑留から帰った日のこと。青森の疎開中の命拾い。1952年、パパに内緒でNHK専属劇団を受験。ラジオの仕事で彼女の声や話し方を否定した先輩、「変えないで」と励ましてくれた人。

向田邦子さんとの思い出。1964年頃から彼女の部屋に入り浸り、原稿を書く向田さんの傍らで台本を読む徹子さん。最近、向田邦子著・碓井広義編『少しぐらいの嘘は大目に』(新潮文庫)も読みました。1929年生まれ(1981年飛行機事故で死去)の彼女が今、生きていたら何を思うのか。

 

 

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メガネの福井県、その始まり

2023年10月26日 07時21分24秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

誰もが生きやすい社会に、島岡美延です。「性別変更に手術必要」は違憲、と最高裁。手術して戸籍も変えて、「男女どちらでもない」との感覚に気づく人も。

最初の一歩は困難の連続。映画『おしょりん(11月3日公開)』をご紹介します。日本製メガネの95%は福井県で生産されているって今や周知のこと。「おしょりん」とは田畑を覆う雪が硬く凍った状態を指す福井の言葉。そうなったら回り道しないで好きなところへ行ける――。

明治37年。福井麻生津村の庄屋の長男・増永五左衛門(小泉孝太郎)と結婚したむめ(北乃きい)は育児と家事で忙しい日々。ある日、五左衛門の弟・幸八(森崎ウィン)が勤め先の大阪から戻り、村を上げてメガネ作りをと提言。今後、活字文化の普及で必ずメガネは必需品になるという。冬の農家の収入になればと決断する五左衛門だったが、繊細なメガネ作りは困難を極め、資金繰りも厳しくなって家族は・・・。

 

 

 

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「かはく」で関東大震災企画展

2023年10月25日 07時28分11秒 | 日記、その他

過ごしやすい陽気でも雷雨に注意、島岡美延です。

昨日はきれいな青空を見上げるだけで幸せに。上野のかはく、国立科学博物館へ出かけました。特別展開催前で学生などで賑わう日本館と地球館。『関東大震災100年企画展 震災からのあゆみ―未来へつなげる科学技術―』(~11月26日)ほか常設展をじっくり。

各地で開催された関東大震災関連の展示を観てきましたが、科博ならでは、というのは各種地震計の展示や情報の伝え方の歴史など。さらに、防災、減災研究がどう生活に生かされているか。

関東大震災からの100年の「主な大地震」の一覧に書ききれないほど震度6弱以上の地震が多発している日本列島。次にここに書き加えられる震度7の大地震はいつ、どこで・・・。

ところで、話題になった科博の『地球の宝を守れ』クラウドファンディングは8億円を突破、11月5日まで。

 

 

 

 

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変わり者同士、見つけた関係

2023年10月24日 07時16分02秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

放射冷却で冷え込む季節、島岡美延です。昼間の青空は翌朝の寒さ、こうして紅葉も進んでいきます。

人のぬくもりが欲しい季節に、変わり者の二人が見つけたものは? 映画『こいびとのみつけかた(27日公開)』をご紹介します。『まともじゃないのは君も一緒』の前田弘二監督、脚本の高田亮のコンビによる〈おかしな二人の物語〉第二弾。

コンビニ店員・園子(芋生悠)に片想いをしているトワ(倉悠貴)は、植木屋で働きながら彼女がどんな人か想像している。園子を見つけるまでの彼は、恋人を作りたいと思った事はなかったのに、今や彼女のことで頭が一杯。話しかける方法を考えて、思いついたのは、コンビニの前から自分のいる場所まで木の葉を並べて彼女を誘うこと。そして彼女はやってきて、言葉を交わすように。二人は周囲にはよく理解できない会話で仲を深めていくが、園子にはトワにうまく言い出せないことが――。

じれったい時間、味わって下さい。1.5倍速なんかで見ては、けしてわからない魅力が。

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どの世代も、選挙に行こう

2023年10月23日 07時40分22秒 | 日記、その他

所沢市長選挙で自公推薦現職の4選を阻んだ新人当選、島岡美延です。投票率は4年前より6.81ポイント上昇したとか。衆参補欠選挙は与野党1勝1敗。選挙で投票という当たり前の権利の行使を。

昨日はロスジェネ世代からの叫びのような著書を紹介しました。この30年、選挙の投票率が低迷という指摘も。2009年の政権交代で若干上がったものの、国会議員選挙ですら「二人に一人が選挙に行かない」光景が当たり前になっています。

「連帯しない世代は権力にとって都合がいい」って、本当。連帯し、人口も多く、投票率も高い世代向けに選挙公約が掲げられることが多かったはず。自分たち世代の代表じゃない、それならば、と動き出した若者や女性たちもいます。自分たちが身近に感じる存在を議会に送らなきゃ、の感覚が出てきた今年の統一地方選挙。

「団塊の世代は固定電話しかなかったから連帯できたのかも」と雨宮処凛。SNSは繋がりより分断を生んだ――。リアルな人間関係、もう一度、見直さなきゃ。

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「ロスジェネ世代」の30年は

2023年10月22日 07時24分01秒 | 日記、その他

内閣支持率30%前後で衆参2つの補欠選挙、島岡美延です。先週の東京都議補選では自民候補が落選。当選した立憲候補との差は91票。1票の重み、実感。

だから、選挙に行って――。雨宮処凛、白石聡の共著『失われた30年を取り戻す 救国のニッポン改造計画』(ビジネス社)を読みました。75年生まれの作家・活動家の雨宮と77年生まれの政治学者の白石は〈ロスジェネ世代〉。いま、「失われた30年」と言うけれど、この世代は社会に出てからずっと「失われたまま」の世代。

今年6月出版の二人の対談。コロナ禍の失策、安倍元総理の事件、旧統一教会と政治の関係にも踏み込んだ発言の連続。大学のAO入試は「階級の固定化」、コロナの旅行支援は「持っている人支援」、年越し派遣村以降の「貧困への慣れ、麻痺」などの指摘。

「団塊の世代の連帯」がロスジェネには起きない。連帯しない世代は権力者にとって都合がいい――。だから、立ち上がって。ロスジェネ世代より少し年上の私たちも、頑張るから。

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